「ゲームは隠れミノなんだな」スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲームは隠れミノなんだな
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これはな、おバカ映画ではない。
おバカ映画の体裁をしたクソ映画。
ゲームの表現をそのまま映画に持ち込んだだけの恥知らずな映画。
オレはバリバリファミコン世代だが、「それ」自体は文化とは思えねえな。
ゲームウォッチやボードゲームと一緒。単なる玩具。
まあ、文化か否かは置いといても、アクションシーンの表現をただピコパコ表現にしただけで、それが見どころだ!なんてさすがに恥ずかしくないか?
ギターサウンドだらけのBGM、リフバトルなども「らしく」したってダメダメ。もうね、「らしくあること」に逃げちゃってるんだもん。
どうしたらそれっぽいか、しか考えていない。
敵が7人は多すぎて、見せ場として4人目から投げやりでワンパターンで退屈だし、たとえそんなことはハナから承知よ!と言われても、しょうもなく細かくカット割してスピーディーに進めようとした演出もしているわけで、言い訳にもならない。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」は見てかなり経つが、やってることは案外これと同じで、他人のふんどしで相撲を取っただけのように思えてきたわ。
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