ヒア アフターのレビュー・感想・評価
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何も始まっていないし、何も終わっていない。
こういう映画があっていい。何も始まらないし、何も終わらない。個人的にすごく感じ入ってしまった。とにかく終わり方がいい。全ての物語は今ここから始まり、なにもかもが途中だということ。生きている限り。それを教えてくれた映画。素晴らしかった。
心が優しくなる作品
いゃ~、冒頭の津波のシーンは迫力ありすぎて、東北の震災のトラウマが再燃しそうに…。
インパクト大。
苦悩する霊視が出来る男性、津波から生還して、死者の世界を垣間見た女性、双子の片割れを事故で亡くした少年の3人が話の終盤に向けて出会いを果たす。3人に共通するのは「死」だけど、決してその「死」は暗くはなくて、この世を生きる自分達がもう一度前を向くきっかけを与えてくれる。
話が変に作り込まれた感がなく、素直に見ることができた。監督ぎクリント・イーストウッドと知って驚いた。
自分の心の声
人は誰しも不安で落ち込んでへこたれそうな時が来る。
そんな時、最も信じ愛していた人に寄り添ってもらいたい。教えを乞いたい。救って欲しい。
でもその人はもういない。
苦悩したままで心が彷徨い、居場所をなくして失望してしまうかも知れない。失望こそ死に至る病。
何とかそこから逃げなければ、救われなければ。。。
そんな時、自分の中に住む、かつて最も信じ愛していた人の声を聞けばいいと、この作品は言う。
もしその人が今ここにいれば、なんて言ってくれるだろう。きっとこう言うはずだ(本当は、その人は自分自身なんだが)。
その声を聞けば良い方向に行くはずだ。心が救われるはずだ。自分を信じなさい。その人が住む自分の心を信じて前に進みなさい。きっと良い方向に進むはずだから。
この作品に教えてもらった。臆せず進もう。生き抜こう。
出だしの津波のインパクトから双子の事故までがインパクトすごくて そ...
出だしの津波のインパクトから双子の事故までがインパクトすごくて
その後どうなるかの期待がなかなか進まず、、、
ラストはイマイチわからなかったです。
なんとなく、また観たくなる
冒頭の津波はびっくりした。そんな映画なの?と。津波のシーン以外は単調。しかし飽きない不思議。子供が死んでしまうのはやはり辛い。
死後の世界について3人の主人公を通して考えさせられる。最後にはその3人が繋がる。なんとなく癒される、感動できる話。また観たい。
ヒアアフター=来世
すごい泣けた。マット・デイモンはまた才能に苦悩する役。
序盤の津波のシーンが日本人にはきついかも。
少年が可哀想だったけど報われた感じで良かった。
途中まですごい良かったのにラストが良くない。結局良い人に出会ったってだけ?あれは未来?ジョージの妄想?まぁ3人ともハッピーエンドっぽかったからそこは良かった。
「兄貴は人助けのためにやれって言うけど、助けが必要なのは俺の方だ」みたいなジョージの言葉めっちゃ悲しかった。
日本では2011年2月中旬頃に上映開始したが、津波シーンがあったため東日本大震災の影響を受けて早々に中止されたらしい。
Hereafter
与えられた能力と共存して自分の人生を歩くのは簡単なことではなくて、それを共感してくれる仲間はいない孤独さが見ていて悲しい気持ちにさせる。マット・デイモンは孤独と、諦めていくことに慣れている主人公を見事に演じていた。そしてそんな人は絶対に幸せなことが待っているんだと思わせてくれる映画だった。
双子の片割れを亡くした孤独なマーカスがやっと繋がりを見つけてまたジェイスと話せたシーンが涙が止まらなかった。出逢うべくして出逢えたマレとジョージのラストシーンもとてもロマンチックで良かった。
ロンドンに行きたくなった。そして料理教室の先生の人の良さもお気に入り。
山場が無いまま終わってしまった。
この先、どんな展開になるのかな?と思っているうちに物語が終わってしまった。
色んな要素が結びついていくんだけどそれで何か盛り上がるということもない。
ちょっと物足りなさを感じてしまった。
3人の主人公の誰か1人に感情移入することで、映画の理解がさらに深まる!
クリント・イーストウッドが監督をし、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務めた映画「ヒアアフター」を見ました。
「死」を身近に感じた3人の主人公の、希望と再生の物語です。
1人は元霊能力者のジョージ・ロネガン(マット・デイモン)。
霊界と交信し、亡くなった人の言葉を聞き取る能力を持っています。
本人はこの能力を呪いとさげすみ、交信することを嫌がります。
2人目はフランス人ジャーナリストのマリー・ルレ(セシル・ドゥ・フランス)。
休暇中に訪れた東南アジアのリゾート地で津波被害に遭い
臨死体験をしました。それ以降、死にとらわれ、
時折、霊界の映像がフラッシュバックするようになりました。
3人目は一卵性の双子で弟の少年マーカス(フランキー・マクラレン)。
兄を突然の交通事故で失ってしまいます。
常に兄を頼って生活してきたマーカスは、兄の死を受け止めることができません。
全く関連のなかった3人の運命が交錯し、
人生に希望を見出していくまでのストーリーが描かれています。
3人のうちの誰か1人に感情移入しながら見ると
より楽しめるのではないかと思いました。
僕が感情移入したのは双子の弟、マーカスでした。
突然兄を失う展開にショックを受けたからです。
写真館での仲の良い描写から、ものの数分の展開で兄は事故に遭います。
母親は薬物依存症で施設へ入ることに。
父親はおらず、他に頼れる人がいません。
追い込まれた状況の中で、マーカスには何とか幸せになってほしいと感じました。
とにかくもう1度兄に会いたい。
その一心でマーカスは行動します。
頼みの綱は霊能力者。
しかしインチキばかりで肩透かしを受け続けていました。
どうしようもない気持ちになった時、ついに見つけたのです。
本物の霊能力者を!
それが1人目の主人公ジョージでした。
「彼は本物だから、観てもらって!」
私は心の中でマーカスを応援していました。
しかしジョージには霊界との交信を受け入れない理由があるんです。
その理由を知っているだけに、複雑な気分になりました。
最終的には兄の言葉を聞け、
マーカスは現世に希望を抱くことができました。
僕の心も満ち足りた気分になりました。
その後、更生施設に入った母親と再開することもでき
劇中初めてではないかと思える笑顔も垣間見れました。
今回僕はマーカスの視点に立ってストーリーを追いかけました。
1人の人物の人生を追いかけることで
映画への理解が深まり、より映画を楽しめたと思います。
共感する人物を変えれば、また違った見え方ができるのかもしれません。
深い!
この映画をみたら、内容がすごく深いと思いました。色んな人生を生きている人達が、また、それぞれ違う場所に居て、共通の体験をして、何故か、呼び寄せ会うと言うか、一つになって、お互いの心の落ち着く場所を求め探し落ち着くという事は、この世とあの世でつながっている、関係だと思います。
三人三様の話が交錯する時
三人の物語がどのように収束していくのか、それぞれがどう折り合いをつけていくのか、という点では最後まで興味を持てた。ただネタ自体はあまり興味がなく、しかもイーストウッドが撮ったということで、余計モヤモヤした。
『ハイテンション』との変わり具合に驚愕。
不思議な力。
不思議な映画でした。
作品を拝見した時期が丁度震災と被りました。
冒頭が津波シーンだった為、気になる方は見ない方がよろしいかと思います。
様々な物語が主人公を中心にリンクしていきます。
死者の思い、残された者の後悔。。。
明日のことなんて、誰にもわからない。。。
この映画を見て
自分が今生かされた毎日を大切に、
後悔の無いよう、生きていこう。
そんな気持ちになりました。
化粧が取れるくらい
目が真っ赤になるくらい
泣きはらした映画で
家族や友人や恋人とうまくいかない時や
人間関係に疲れた時に是非見てください。
1日1日を大切に過ごしたくなるはずです。
死後の世界
マリー(フランス)は津波によって死を体験。その光景が忘れられず、復帰したキャスターの仕事も疎かにしてしまう。恋人でもある上司からはもっと休めと言われ、その間にミッテランの本を書くと約束する。が、臨死体験が頭から離れず、その道の権威を訪ねたりして、死後の世界“ヒアアフター”という本を書きだしてしまった。
ジョージ(デイモン)は幼少期の臨死体験により特殊な能力が身についてしまい、死者と交信できるようになった。兄はそれを“gift”だと言うが、彼は“curse”だと言う。そんな能力のせいで恋もできず独身のまま。一時は霊能力者として商売しようとしていたが、ジョージは呪われた能力から逃れたかったのだ・・・が、長年勤めた工場もリストラの波が押し寄せてきていて、料理教室で知り合った女性メラニーも自分の過去が全て知られることを恐れて彼のもとから去ってゆく。
少年マーカスと兄のジェイソンは母親と暮らしていたが、彼女はジャンキー。何度も福祉局の人が訪れるが、ようやく真剣に薬から立ち直ろうとしていた。そんな矢先、ジェイソンは交通事故で死亡。マーカスは里親に引き取られるが、兄とどうしても会いたいので霊能力者を探し求める。
3人それぞれの物語を同時進行させ、1年の月日が経ったとき、何かに引き寄せられるかのようにロンドンに終結。マリーの出版記念のブックフェア。もっとも、ジョージがそこへ行ったのは大好きだったチャールズ・ディケンズの朗読が聴けるからだったけど。そして、ネットでジョージの顔を知っていたマーカスが彼につきまとい。マリーのサインをもらったジョージが一瞬手を触れた瞬間、運命的なものを感じた。どこか『めぐり逢えたら』的な、終盤になってようやく繋がってくるというストーリーではあるが、その橋渡しをするマーカスの切なさに思わず涙。
それにしても冒頭の津波のシーンは東北大震災の前と後に観るのとでは感想に大きく差が出てきそう。それにロンドン地下鉄の爆破テロもあった。わずかではあるが社会派要素を取り入れた、めぐりあいムービーといったところか。死者との交信とか、死後の世界というのはプロットの中のアイテムに過ぎず、あくまでも生きている人間が過去と決別して生きていく姿を肯定的に描いた作品だ。最後の未来まで予知するかのようなキスシーンは不要だと思うぞ。なんだか新たな能力を身に着けたとのかと思われるし・・・
心穏やかになる映画。
衝撃的な展開や印象強いストーリーは待ち受けていないけれど、なんだろう素敵な映画。
心穏やかになる、温かい。
たまに入る静かなサントラがまた心落ち着く。
家でゆっくりまったり観るのが良い。
奇妙な映画
冒頭の津波のシーンは凄かったけど、全体を通して地味な映画です。
・フランス人ジャーナリストの女性マリー
・アメリカ人の霊視が出来る男性ジョージ
・双子の兄を亡くした少年マーカス
死に直面した3人それぞれの苦悩を乗り越えて懸命に
いまを生きようと模索する姿を描いた映画です。
見る人によっては
ちょっと難しいかも?退屈かも?駄作かも??
人それぞれ評価が大きく変わる映画だなぁって思いました。
『前向きに生きる』というのが・・メッセージかな?って私は思った。
クリント・イーストウッドらしいラストでした。
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