「死がテーマだけど、描かれているのは「生」」ヒア アフター NAOさんの映画レビュー(感想・評価)
死がテーマだけど、描かれているのは「生」
パリと、サンフランシスコ、そしてロンドン3つの都市で別々の人間がそれぞれ異なったドラマを展開していくのですが、どれもそれぞれ深く丁寧に描かれてます。
どれもが臨死体験とか、死、死後の世界に関わる物語で、興味深い。
3組の物語がどう関わっていくのかなぁと思いながら、最後まで引き込まれてみてしまいました。
1年以上の長いスパンを描いていて、2時間とは思えないくらいなんかたっぷりあった気がします。
テーマは死が大きく関わっているんですけど、3組とも生きている、生活している中での人ととの関わりの方が実はテーマになっていると思いました。
双子の兄弟マーカスとジェイソンの話がツライというか、すごく悲しいお話なんですけど、前向きに生きていくためにどう決着をつけるのかが一番気になりました。マーカスの想いが切なくて涙が出ます。
マリーはすごくチャーミングで、個人的にも、対外的にも、社会的にも大変な体験をしている中で、前向きで、かっこいいなと思いました。
結構賛否両論あるみたいですが、私は最後は色々な意味で救いがあるなと。久々にほっこりいい映画でした♪
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