「はじめ良ければ全てよし?」ヒア アフター ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
はじめ良ければ全てよし?
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猿の惑星等、「結末は絶対に教えないでください」というキャッチコピーがあるが、この映画に関して言えば、「最初のシーンは絶対に教えないでください」といったところか。
私は基本的には事前情報なしに映画を見ることにしているので(劇場では本編上映前に予告編が流れるが、その時は目を閉じている)、冒頭の津波シーンの大迫力には度肝を抜かれてしまった。この映画一番の見所である。だが、その後は一変して、山場やクライマックス、オチというものもなく、静かな淡々としたストーリー展開となる。
結局、臨死体験や、霊能者の話となり、クリーンスト・イーストウッド作品とは思えないような内容になっていく(悪い意味ではないが)。
彼の作品は、大体において後味が悪いが、この映画に関しては、後味が悪いのか良いのかと感じる前に、尻切れトンボのドラマのようなエンディングになって、これで終わりかよ?と思ってしまった。
料理教室でペアを組んでいた女性=ブライス・ダラス・ハワード・・・ヴィレッジ(盲人役が素晴らしかった)や50/50に出てた人、父親は映画監督のロン・ハワードらしい)は、なぜ来なくなってしまったのだろうか?理由を知りたかった。
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