劇場公開日 2010年9月4日

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ミックマックのレビュー・感想・評価

全25件中、21~25件目を表示

4.5面白い!

2010年9月17日
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鑑賞方法:映画館

笑える

文句なしに面白かったです!!壮大なイタズラ・しょうもない小ネタ・幾つかのブラックジョークで終始笑いっぱなしでした。
自分は正直言って世界観に最後まで馴染めなかったこともあってアメリは好きではなかったのですが、この映画の世界観にはすっと入っていけました。アメリよりは描かれている世界のファンタジックさは薄れているので誰でも馴染みやすいのではないでしょうか。それでも色彩をはじめとしたジュネ監督の特徴はしっかりと出ていたように思います。アメリ同様ヘンな人たちもちゃんとでてきました。
見終わると清々しい気分になれるとても良い映画でした。

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s'il vous plaît!

3.5仏蘭西版ミッション:インポッシブル

2010年9月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

仏蘭西映画っていうのは、正直あまり観た事がないんですが、

これぞフランス映画っていう感じの映像、ギャグ、音楽の連続でした

その感じが、なんとも気だるいような感じも漂わせて飽きてしまう一歩手前でギャグをかましてくれます

Mr.ビーンのノリとちょっと似た感覚です

正直いって
面白かったです

想像通りに面白く、意外なところはありませんでしたけど

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赤いおじさん

4.0痛快で爽やかなエンディング、そのカラクリに腹を抱える

2010年9月9日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

冒頭、バジルがハンフリー・ボガード、ローレン・バコール共演「三つ数えろ」(1946)のビデオを観ていて、外の様子がおかしいことに気づき事件に巻き込まれる。その流れで、マックス・スタイナーばりの音楽と昔風のオープニング・クレジットが始まる凝りようで、一気にジャン=ピエール・ジュネの術中にはまる。
色彩や語り口が似ているからといって、単純に「アメリ」路線と言ってしまうのは作者が可哀想だ。むしろ、音楽の使い方も含めて独自のスタイルを確立しつつあると見るべきだろう。
ノスタルジックなアイテムが所狭しと積み上げられ、まさにおもちゃ箱をひっくり返したような廃品回収人たちの住みかは、年代を錯誤させる独特の味わいを持つ。
仲間になった7人の顔ぶれも現実離れして、人としてというよりアイテムの一部として溶け込んでいる。
本筋のバジルによる復讐劇だが、武器社会や戦争に対する批判を声高々に訴えるのではなく、軽妙にふたりの武器製造業者を懲らしめていく。
その手口は狡猾というより、古くさいスパイ映画や、チャップリンのドタバタを観るようで、ちょっと間の抜けた悪戯の連続技で滑稽だ。
向かい合ったマフィアのボス同士を罠にかける「ラッキーナンバー7」(2006)と筋は似ているが、向こうが暴力的な結末だったのに対し、本作のエンディングは何とも痛快で爽やか。そのカラクリに腹を抱える。

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マスター@だんだん

4.5応援したくなります o^-^o

2010年9月6日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

監督の人間性が愛しくなる作品でした♪
画面展開がはやくて遊び心があるし、
どの場面も小道具がきいていてキュート☆=
あなぐら人間たちもみんなチャーミングで、
復讐劇を応援したくなります。
おとぎ話として見るには、楽しい作品かと思います♪♪ ^-^

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見て大晴快 (ママ)

3.5エスプリは、凄く効いているものの、展開がユニークすぎて、少々ドタバタするので、その辺が好みを分けることでしょう。

2010年8月25日
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鑑賞方法:映画館

 凄くユーモラスでありながら、なおかつ『死の商人』への復讐劇を通じて、世界平和を暗に呼びかけるフランス映画らしい社会派の一面も見せています。
 チャップリンを思わせるようなエスプリは、凄く効いているものの、展開がユニークすぎて、少々ドタバタするので、その辺が好みを分けることでしょう。

 そもそもの復讐劇の始まりは、主人公バジルが犯罪のまき添えになり、頭にピストルの弾が残ったままの状態になったことでした。
 それともう一つ、バジルの父がアフリカ出征中に、地雷処理を誤り、自爆死したことでそれぞれの武器を製造した武器メーカーに復讐しようと思いついたのです。
 恨まれた武器メーカーとしては、飛んだ迷惑。なにしろ直接バジルに危害を加えたわけではなかったのです。

 そんなバジルの復讐にとことん付き合う、心優しき仲間となるのが、ガラクタ修理屋プラカールとスタッフたち。単なる修理屋でなく、ここのスタッフはみんな一芸に秀でる技有りの人たちであったのです。

 何と言ってもバジルは、いたずらのアイディアの宝庫。彼にかかれば、特攻Aチームのハンニバルですら脱帽するでしょう。そして、バジルのいい仲となるカウチュは、ものすごい軟体女。劇中でもアクロバットな体躯の折曲がる姿を披露して、どこにでも忍び込む妙技を見せつけます。ピエールは発明家。ガラクタをかき集めて、精巧なからくりを作り上げて、バジルの作戦をサポートします。その中には、人間大砲まで。そんな人間大砲の実験台となるのが、フラカス。彼は若い頃に人間大砲に挑戦して、ギネスブックに認定されたスペシャリストでした。レミントンは言語オタクで、ことわざの知識が意外と役に立つ場面がありました。カルキュレットは、人間計算機。人間大砲の発射角などたちどころに目測で計算するほか、チームの作戦を冷静に管理しています。
 そしてチームをボス格が、修理屋の代表プラカール。何十年もと獄中生活を送り、2度までもギロチン刑を執行されながら、生還し恩赦をうけた、悪運の強いヤツなんです。
 彼らは、正義漢と仲間意識だけで、バジルの復讐に一致団結します。そんなチームワークの良さを見ていると、なんだかハートウォームになれました。

 そんなユニークな面々がチームを組んで、狙うは地雷メーカーのヴィジランテ社長マルコニーニとその取引先の元独裁者の密使トリオたち。それとピストル製造元のオーベルヴィリ社社長のフヌイエ。クーデターに必要な武器取引の情報を掴んだバジルたちは、その取引を餌にしてフヌイエを巻き込み、いたずらを仕込んでマルコニーニと対決させ、つぶし合わせる計画を巧みに実行していきます。
 その過程は、痛快そのもので、ちょいとしたスパイ映画を見るようでした。

 ラストの復讐を完結するところは、なかなかの思わせぶりな展開。トップ2名をまんまとアフリカのゲリラに引き渡して、始末することを任せたと思いきや、トンデモないドンデン返しが待ち受けていました。

 さて、兵器工場が大爆発するところがあるなど大勢の人間が犠牲になってもおかしくない設定でしたが、本作ではほとんどの人が死なないところが特徴です。本作が、スパイアクションでなく、あくまでハートフルな人間ドラマとして描かれているこだわりの一つとして、殺伐とした人殺しのシーンをさけていて、全編がジョークの塊のような作品に仕上がっているところが特徴ですね。

 ちょっとアナーキーなところが気になるところではありましたが。

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流山の小地蔵