「銃弾」ミックマック kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
銃弾
缶切りで開けたかのような頭の傷跡のバジル。弾を抜かなかったのも手術中に医師たちがコインで決めたことなのだ。家も職も失ったバジルは偶然声をかけられる。ホームレスかと思いきや、ちゃんとした廃品回収業で生計を立てていた6人。人間大砲のギネス記録、目の中に計算機があるような少女、軟体動物のような女などなど・・・
バジルは仲間になったばかりだというのに復讐に手を貸してくれる連中。その復讐の内容も二つの武器会社それぞれに仕掛をしてお互いに憎み合わせるもの。かなり平和的なんだけど、倉庫の爆発は際どかった(死者ゼロ)。映像はほとんど『アメリ』と同じ雰囲気。日本人の永田鉄男の才能が光る。
ピンチはあったものの作戦Bに切り替えて、偽の戦地で地雷や手りゅう弾で本音を聞き出す。飛行機に乗せる偽装工作も最高に面白い。そしてビデオに撮ってYouTubeに流すという流行の手法で復讐するのだ。胸がすくような気持ち良い復讐劇もいいもんだ。
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