ちょんまげぷりんのレビュー・感想・評価
全26件中、1~20件目を表示
錦戸亮初主演映画
ジャニーズ映画という事でどうしても賛否は避けられない訳だが個人的には時代劇の所作とスイーツの修行をド素人がマスターした事について評価したい。勿論、役者が役作りに徹するのは当たり前だし、 ジャニーズだけ贔屓目というのはおかしいと言われればそれまでだが。 それはともかく、錦戸亮の侍は上手いしスイーツの手際も努力の甲斐ありと思う。 ともさかりえの長身を生かした今風のシングルマザーは綺麗。 タイムスリップによるカルチャーショック、錦戸亮とともさかりえのロマンス、ともさかりえの家族愛、その他、 普通の日本映画ならこれだけのテーマを詰め込むと支離滅裂になるものだがさすがはジャニーズ映画。 商業映画として成功出来る作品として完成させた。
現代の子供が侍からその精神を学ぶという点だけでもとても良い。パッケ...
☆☆☆★★ ※ 鑑賞直後のメモから 昔も今も生きて行くのは辛いもの...
☆☆☆★★
※ 鑑賞直後のメモから
昔も今も生きて行くのは辛いもの…って言う最後はなかなか良かった。
尤も、そこに至るまでの展開はかなりいい加減なところも多くて、注文が付く。
現代の家電製品等をいつの間にか使いこなせている辺りなんぞや…だって俺なんか、現代人なのに。現代の家電等全く使いこなしてはいないし(泣)ましてや、130年後の2140年にタイムスリップしたとして…絶対に使いこなせる筈なんか無いからなあ〜。
尤も映画ですから、そこはそれ…ですけどね。
ともさかりえは可愛いが、歯の汚さがちょっと気になった。
錦戸亮は、走る姿に侍としての工夫が見られたが。普段の何気なく歩く姿や、立ち振る舞いの所作が現代人過ぎる気がする。
子役の男の子が巧い。
2010年8月6日 TOHOシネマズ錦糸町/No.8スクリーン
ストーリーは楽しめます
いわゆるタイムスリップもので、
それに関連するオマージュ的な演出も
散りばめられています。
トンデモ設定ありきで始まるので
それを踏まえストーリーも楽しく観れます。
コミカルに描いてありますが
母子家庭の生活の難しさ、
逆に会社側としての立場も描いてあり、
現実社会にもある
難しい課題だと思います。
気になったのは、錦戸さんの後れ毛。
マゲであるにも関わらず、普通に現代ヘア。
違和感ありまくりです。頑張りどころでしょ。
その他にも視覚的にチープというか
半端な感じが目立つところがとても残念でした。
とはいえ、
主役3人の演技に引き込まれながら
ストーリーに集中出来る作品で、
よく出来ていると思います。
エピローグも清々しいと思いました。
監督のやる気が感じられない
地蔵に願掛けをしたところ、現代にタイムスリップをしてしまった若い侍と、現代で出会った母子との交流を描く。
中村義洋監督作品ということで期待したが、とても凡庸な作品。
主演の錦戸亮は、以前からもっと映画に出ればいいのにと思っていたが、ジャニーズ制作の映画ではあまり意味がないと実感した。
要するに、もったいない。中村監督といえば原作モノの作品をうまく脚本化する手腕を持っているが、まず脚本からしてやる気が感じられない。その上、演出もおざなりではないかと思わされるシーンがいくつもある。
例えば、侍が現代社会の文明をアッサリと受け入れているのだが、その辺りでもう少し侍の戸惑いなどを演出するだけで、話はぐっと面白くなる。
ケーキのレシピを読み上げるシーンなどはその典型で、レシピで使われる横文字や英語を、理解出来ずに戸惑いを見せるとか、出来るだけ江戸時代の武士らしい言葉に言い換えるとか、そうしたちょっとした表現を付け加えるだけで、いくらでも面白さは加味できたはずだ。
逆に、錦戸亮の見せ場シーンを作るためなのだろうが、無意味な喧嘩シーンを加えている。あまりにも取ってつけたようなシーンで呆れる。
そこそこ楽しめるのは、原作なり題材なりがそれなり面白いということだろう。しかし、中村監督にしても、錦戸亮にしても、そのキャリアに何の役にも立たない凡作という出来である。
心あったまる!
食べてみたいぞ江戸阜凛
タイトルに負けない楽しい映画
"ちょんまげ"と"ぷりん" この組み合わせがなんとも妙。
これは楽しめそうだと観てみましたが、期待通りの楽しい作品でした。
この作品のユニークさが、"ちょんまげぷりん" というタイトルに、
よく表れているなと、観た後にあらためて思います。
原作(原題)は『ふしぎの国の安兵衛』という小説らしいですが、
やっぱり僕は "ちょんまげぷりん" の方が親近感が持てて好きです。
江戸のサムライと、子持ちキャリアウーマンとの出会い。
この組み合わせもユニークですが、
江戸と東京、男と女、刀とケーキナイフ、
似て非なる様々な対比を通して語られる楽しいエピソードは、
物語の最初から最後まで、まんべんなくちりばめられていて、
終始楽しく観ていられました。ちょっと泣ける場面もありましたが…
老若男女どなたにでもお勧めできる、
完成度の高いハートフルムービーです。
お侍さん
プリンって砂糖と卵と牛乳だけで作れるって知ってましたか。
ひろ子・ともさかりえは、シングルマザー役に合ってるし、コメディもうまい。
安兵衛役・錦戸亮の侍ぶりもよかった。
はじめ行き場を失い、ホームレス化しはじめた、落ちぶれた安兵衛と最後に大立ち回りをする凛々しい安兵衛、その両方をうまく演じてました。
安兵衛は、家事でもお菓子作りでも上手にこなす器用さがあるのに、家柄によって役職が決められる江戸時代では職にあぶれてしまってる。
男尊女卑の江戸時代からきた安兵衛と、仕事が好きで離婚までしたシングルマザーのひろ子、その対比もおもしろい。
安兵衛がずっと家で家事をしてくれていたら、平穏に過ごせていけたけど、男子たるもの、やはり外で働くことが大事。
働きたいひろ子の葛藤がまた繰り返される。
プリンって砂糖と卵と牛乳だけで作れるって知ってましたか。
あとは生クリームやバニラ加えたりしてアレンジする、簡単だけど奥深い。
熱をだして寝込んでた息子に、はじめて出したプリン。
なんでプリン?って台所でひろ子が昔買ったお菓子作りの本を見つけて(たぶん残ってた食材で作れたのがプリンだったのでは)…本編ではカットされてたように思いましたが、エンドロール中にNGシーンとともにカットされたシーンの一つで出てきました。
タイムスリップの仕組みは不明ですが、やはり最後は切ない別れでした。
「プリンはどうするんだよ〜」さすが侍、時を超えても約束は果たします。
全26件中、1~20件目を表示