「気楽に2Dを観るに限る」メン・イン・ブラック3 全竜さんの映画レビュー(感想・評価)
気楽に2Dを観るに限る
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1はメチャメチャ面白かったけど、2はどうしょうもない駄作でして…
内容も興行的にもアウトだったにも関わらず、懲りずに3本目打つなんざぁ、よっぽど今のハリウッドはネタ切れしてやがんな
って呆れて観たのが効を奏したのか意外と面白かった。
元々、期待値のハードルが下がっていたうえ、3Dではなく疲労度の軽い2Dで観たのが、気楽さに拍車が掛かったのかもしれない。
肝であるはずの時空トラベルだが、テンポばかしが良くて、スケールも引っ掛かりも有りゃしない。
(そもそも、ヒール弱過ぎやねん)
この喜劇の悲劇と評する所以で、アンディ・ウォホールやオノヨーコも宇宙人だったり(現代社会やとレディー・ガガも宇宙人扱いだったのには笑った)、
合い言葉が《ジャニス・ジョプリン》だった(今の若い奴らで解る奴いるワケねぇだろ)
etc.のクスグリだけで69年を成立させているようなモノである。
遊び心のみで世界観を保ってるんやから、ある意味、絶賛すべき映画なのかもしれない。
まあ、最大の救いが、J(ウィル・スミス)の相棒Kが、トミー・リー・ジョーンズではなく、ジョシュ・ブローリンで、掛け合いが単調じゃなかったって云っちまったらそれまでかもしれないが…
まあ、いいやと相変わらず投げやりに最後は短歌を一首
『月の檻 破り喰(悔)らわす クソ弔辞 相棒釣るにゃあ 過去をトバシて』
by全竜
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