「激しくシンプル。」世界侵略 ロサンゼルス決戦 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
激しくシンプル。
こちらも友人待ちで鑑賞が延び延びになっていた作品^^;
期待していた作品がイマイチだったので、こっちはダメだろう~
なんて全く期待せずに観たら、何とこっちの方が面白かった(爆)
エイリアンが登場するんで(豆兵士みたいな)まぁ、SFなんだけど
全編が総て銃撃戦!もうそればっかりで息つく暇もない!くらい。
久々に緊張感アリアリで観入ってしまった。
一応歴史的にこんな史実(なのかどうか)が残っているらしい。
それをモチーフに、こんな決戦劇を作ってしまったみたいだけど、
米軍がどうのとか民間人がどうのとか、そんなこと考える暇すら
ないくらい、冒頭からエイリアンの襲撃!の嵐。どう考えたって、
こんなの助かるわけないだろっ!!て中を進むんだから恐れ入る。
自分が警察署に残されてたら(つい想像もする)たまんないよな~、
しかしなんで子供がいるんだよ?とか^^;ツッコミ所は満載だけど、
そういう疑問は銃撃で吹っ飛ばすぞ!の如く、凄いんだわ、もう。
ロサンゼルスの、とあるエリア内での、救出作戦なんだけれども、
(だから範囲としては狭い。襲撃は世界規模らしいのだが)
ジリジリとしか進めないもんだから、妙な規模感と臨場感がある。
戦場で部下を死なせた過去を持つ、ナンツ曹長(A・エッカート)
そのためなかなか今回の部下が馴染まない上に、現隊員の兄が
その戦死した部下だったことも判明。まったく立場が悪いうえに、
息つく暇もなくエイリアン(の豆)が襲ってくる!撃っても撃っても
まったくくたばらない奴らの急所はどこだ!?と途中加隊員した
サントス(M・ロドリゲス)とグチャグチャしたエイリアンの身体を
まさぐるところの気持ち悪いこと!!(またこういう映像出すのね)
しかし一応、そんな風に打開策を考えながら進んでいくので面白い。
もうダメだ、もう終わりだ、というところで(民間人も戦うぞ~)なぜか
巧い具合に逃げ道確保(あの銃撃の中で、絶対あり得ないけどね)
やっと、救助のヘリに辿りつくのだが。。。
米軍万歳!な映画には間違いない。
とりあえずやったね!な映画であることも分かる。
しかし内容は最初から最後まで実に単純明快でそれしか描かれない。
少ない情報の中でいかに民間人を救出し、次の作戦へ繋げるか。を
常に考えながら戦わねばならない兵士の気持ちが(ほんの少しでも)
分かったような気がするのだ。エイリアン兵士が自分ら兵士と同様に
上からの命令で戦いを指示されているとか、奴らも怖いのか、なんて
いちいち考えてしまう一兵士も、やはり普通の人間なわけだから。。。
私的にA・エッカートとM・ロドリゲスのコンビだけで大満足!!
特にロドリゲスは「ワイルド・スピード」シリーズでもう顔が見れないのが
寂しくて仕方がなかったので、その寂しさを本作で穴埋め!に成功~。
いや~もう彼女は、女兵士(あるいは戦闘)専門女優でいいですv
(本作にも絡んでいる映像兄弟、今回はマンションから出て市街地へ!?)