「「人材」とは“見抜く力”と“信じる覚悟”で輝く」マネーボール 林文臣さんの映画レビュー(感想・評価)
「人材」とは“見抜く力”と“信じる覚悟”で輝く
ただのスポーツ映画ではなく、“人材マネジメント”の教科書のような作品だった。
「人材」は与えられるものではなく、信じて、見つけて、育てるものだと痛感させられた。データで才能を見出すという冷静なアプローチと、それでも人を“信じ抜く”という熱さのバランスがとても現代的でリアル。私自身、仕事でも「過去の実績」や「第一印象」で判断しがちだったけれど、この映画を通して「人を見る目」の本質を学ばされた気がする。
特に、「誰も注目していない人にチャンスを与える」という行為は、まさに未来をつくる人材育成そのもの。ビリーの姿は、経営者や人事担当者にとっても理想のリーダー像に映るだろう。
スポーツに興味がなくても、チームづくりや人材育成に関心があるすべての人におすすめしたい一作。
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