「最高のMLB映画!脚本とブラピの勝ち!」マネーボール どんさとうさんの映画レビュー(感想・評価)
最高のMLB映画!脚本とブラピの勝ち!
原作の内容を活かしつつ、事実にとらわれずかなり大胆に作り込んだ脚本のおかげで、最初から最後まで一気にみせる作品。トレードの舞台裏など、MLBファンじゃないと分かりづらいところもあるけど、企業再生とか、貧乏自治体の改革とか、そんな話とも重ね合わせることもできる内容で、観ていて飽きません。あまりに作りすぎたり、大事な事実を完全に無視している部分があったりするので、その点でマイナス0.5としましたが、MLBを題材にした映画では間違いなく過去最高の作品です。
ブラッド・ピットは、昔から言われているけど、ふとした表情が全盛期のレッドフォードにますます似てきましたね。実際のビリー・ビーンよりかなり男前という感じだけど、ダサい服装といい、噛みタバコだのポップコーンだのコーヒーだの、絶えず何か口に入れている品のなさといい、現場たたき上げのアメリカ人を本当に良く演じています。個人的には彼を初めて良い役者だなと思いました。
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