劇場公開日 2011年11月11日

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「弱小チームだって!!」マネーボール りりーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0弱小チームだって!!

2011年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

昨日、女子バレーボールチームが、世界ランク1位のブラジル相手に、ストレート勝ちした。
その監督の手には、iPadらしきものがあった。

今では、データ野球も知れ渡っているし、他のスポーツにおいても珍しいことではなくなった。

そんなことを最初に実践したビリーの話。
でも、彼の話は、終わったわけではない。
今なお、引き続き闘っているのだ。

いろいろなスポーツにおいて、スター選手になれるのは、ほんの一握りの人だろう。
そんな中で、自分にできることを確実にすること。
それが、チームのためとなる。
それなら、僕にも、私にもできるかもしれない。

最初にした者は、たたかれる。
それでも、負けない強い気持ち。

弱小だからできること。
リッチチームだからできること。

「負け組」が勝つから、夢があるのだ。
引き込まれるのだ。
「マネーボール理論」によって、連勝街道まっしぐら。

でも、意外にも、最後は人間の持つ力、可能性だった。
それが素晴らしくて良い。

ビリーの過去が、フラッシュバックされることにより、より説得力が増していた。

戦力やお金のチカラで勝っても当たり前。
弱小チームが、必死になって、チーム一丸となって戦うから、感動も大きく、応援もしたくなる。

エンディングを延ばしたことで、たんに野球だけに限らず、社会全体にいえるメッセージにまで、発展した。

ビリーの娘の歌もすごく良い。

ブラピは、イイ味出していた。
それにしても・・・「ジョー・ブラック~」の頃から、よく食べるよね。クスクス。

りりー