「天才監督が送る天才児の真の姿」ソーシャル・ネットワーク 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
天才監督が送る天才児の真の姿
まずは、ジェシー・アイゼンバーグを始め若手俳優の皆さん、お疲れ様!
膨大な量のセリフを、まるでエディ・マーフィばりの早口でこなし、久々に会話劇の醍醐味を堪能した。
マーク・ザッカーバーグ、フェイスブックを立ち上げ、今や世界最年少の億万長者。
それだけの話だったら全く興味を惹かれない。
ただの天才の成功譚ではなく、ほろ苦い人間ドラマだからこそ、初めて共感する。
フェイスブックで5億人が交流出来る場を作ったが、本人には真の友は居ない。自分で作ったフェイスブックで友を作る事も出来ない。
ラストシーンが実に印象に残った。
そして見終わって、同じく天才デヴィッド・フィンチャーの心の内面も見た気がした。
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