トロン:レガシーのレビュー・感想・評価
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映像と音楽がかっこいい
ディズニープラスで鑑賞。
行方不明となった父ケヴィンを探すため、息子のサムがトロンの世界に入り込み、そこで出会った女性クオラと共に隠された秘密を探っていきます。
私は、前作のトロンを全く知らない状態で鑑賞しましたが、この作品だけでも普通に楽しめる内容となっていました。
光の演出や多彩なメカで表現したコンピュータの世界はかっこよく、ただ眺めているだけでも興奮し続けていました。また、トロンの人間がプログラムとして動いている設定もユニークで、そんな彼らとディスクやバイクでバトルをしているシーンはどれも見応えがありました。
音楽はオーケストラと電子音をミックスさせたものが多く、トロンの世界観と見事にマッチしていました。
ストーリーはSFアクションだけでなく、親子の絆も描かれていたので、サムとケヴィンの関係性が丁寧に描かれているように感じました。
ディズニーではマイナーな作品となっていますが、映像と音楽はどれもかっこよくて迫力があるので、SFアクションが好きな人に強くおすすめしたい映画となっています!
それと余談ですが、上海や今後フロリダにオープン予定のトロンのバイクコースターに乗ってみたいです。
I am not your father. ダフト・パンクはデジタル世界でも大人気。
コンピューター内に広がる電子世界での冒険を描いたSFアクション『トロン』シリーズの第2作。
前作の7年後にあたる1989年、ケヴィン・フリンは一人息子のサムを残し消息不明になってしまう。
それからさらに20年後、父の手掛かりを求めてゲームセンター「FLYNN'S」を訪ねたサムは、転移装置によって見知らぬ世界へと飛ばされてしまう。そこは父から寝物語として聞かされていたコンピューターの中の世界”グリッド”だった…。
ケヴィンと行動を共にする謎の女、クオラを演じるのは『ガール・ネクスト・ドア』『スリーデイズ』のオリヴィア・ワイルド。
前作の公開から実に28年、あの『トロン』が帰ってきた!!…まぁ、ぶっちゃけあの映画の続編を待ち望んでいた人間が居たのかどうか甚だ疑問ではあるんだけど。
この企画誰得!?…なんて思っていたが、興行収入は4億ドル以上とまあまあな数字。その後スピンオフのテレビアニメも制作されているし、シリーズ3作目も公開が決定している。自分が思っている以上に『トロン』シリーズって人気があるのかも知れない。
監督は後に超大ヒット作『トップガン マーヴェリック』(2022)を作る事になる男、ジョセフ・コシンスキー。本作は彼の長編デビュー作でもある。
大の『スター・ウォーズ』ファンである映画ライターの高橋ヨシキさんは、”『トップガン マーヴェリック』はどこに出しても恥ずかしくない立派な『SW』”と発言していたが、どうやらコシンスキー監督の『SW』愛は本物であるようだ。だって年老いたケヴィンの姿、どう見てもジェダイなんだもん!挙げ句の果てにはライトセーバーみたいな武器まで出てくるし…。いやぁ、やっぱみんな『スター・ウォーズ』が大好きなんすねぇ。
『SW』っぽさには目を瞑るとしても、本作の衣装や街並みはめちゃくちゃ既視感がある。
とにかく、何から何までダフト・パンク。キラキラしててピカピカしててみんなフルフェイスのヘルメット被ってる。劇伴もピコピコしていてとにかくダフト・パンク味に溢れている。更にはダフト・パンクっぽいDJまで登場していて、ここにはさすがに笑ったんだけど、スタッフロールを見て驚いた。いやこの映画ダフト・パンクが劇伴を担当してんのかいっ!∑(゚Д゚)あのDJも本人だったんかいっ!!∑(゚Д゚)
という訳で、この映画を観て分かることは2つ。
①コシンスキー監督は『スター・ウォーズ』が好き。
②コシンスキー監督はダフト・パンクが好き。
えー、これ以外のことは正直言ってよくわかりません。ストーリーはぼんやりしていてよくわからんし、世界観もよくわからん。もっといえば面白いのかつまらないのかも正直よくわからなかったです。つまんなくはないんだけど、だからといって面白さは全く感じなかった。何の味もしないんだけど、エンディングはなんか感動的だったような…?うーん、わからん!
そもそも、前作のストーリーとか全然覚えてないんですよね。奇抜でドラッギーな世界観に気を取られてしまい、物語にまで意識が回らない。前作のストーリーを事細かに覚えている人マジで0人説、あると思います。
それにも拘らず、本作は割とガッツリ前作の続き。設定とかルールとか、そういうことの説明が全くなされないまま主人公共々観客もグリッドに放り込まれてしまうため、正直お話についていけなかった。ケヴィンは何のためにこんな世界を作ったの?MCPが支配していた前の電子世界はどうなったの?うーん、わからん!
ストーリーは薄味だが、アクション面の面白さも薄い。確かにディスクバトルやライトサイクルによるチェイスはなかなか見応えがあるのだが、そこが物語とあまり上手く接続出来ていなかったように思う。
ルックもありきたりっちゃありきたり。「こんなん見た事ねー!!」という驚きは前作の方がはるかに強い。良くも悪くも、普通のSFアクション映画になってしまったな、というのがストレートな印象である。
”CGを用いた世界初の映画”というのが前作の触れ込みだった訳だが、本作にも最先端の技術は投入されている。ジェフ・ブリッジスの顔をCGを用いて若返らせ、前作当時の見た目に可能な限り近づけているのだ。
『ジェミニマン』(2019)や『キャプテン・マーベル』(2019)、『アイリッシュマン』(2019)など、今ではCGを使って俳優の顔を若返らせるのは当たり前の事になりつつあるが、本作が公開された2010年ではまだそんな事をする作品は少なかったはず。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)くらいしか無かったんじゃないかしら?
そんな当時の最新技術が用いられた若ジェフ・ブリッジスの顔はというと…なんかツルッとしてる😅
流石に今見るとCGっぽさを強く感じるが、当時の技術力を考えればこの到達点は誇ってよいものだと思う。若ブリッジスとジジブリッジスが並び立つところなんてなかなかビザールな映像で面白かったし、この若返りは良かったんじゃないですか。
ただ、このCG加工は技術的にも予算的にもジェフ・ブリッジス1人分が限界だったのでしょう。前作の主人公、トロンの顔は全く映りません💦
…いや、おかしいだろっ!!何で最後の最後までヘルメット被ってんだよ!!せめてラストカットくらいはヘルメットが取れて、前作当時のまんまの若いブルース・ボックスライトナーの顔がベンッと画面に大写しになるべきでしょうに。タイトルになっているのにも拘らず完全に脇役だというのはこれ如何に?
と、グダグダ文句を言ってきたが、なんか良い話風に終わったし、ラストシーンの日の出は綺麗だったし、何となく良い映画を観たような気にはなれた。終わりよければ全て良し。
あとヒロインが凄え可愛い💕今や映画監督として有名になったオリヴィア・ワイルド、彼女のコケティッシュな雰囲気がたまりません♪クオラというキャラクターを生み出した、それだけでこの映画合格です😄
個人的に今最も期待している監督、ジョセフ・コシンスキー。彼の最新作『F1』(2025年公開予定)はどうやらモータースポーツを扱った作品らしいのですが、何と主役がブラッド・ピット!トム・クルーズに続いてブラピと仕事をするとは、マジで今1番勢いがある監督でしょこの人!
これでコシンスキー監督の映画はコンプリートしたのだが、彼のフィルモグラフィーには「SF」か「男のドラマ」かの2種類しかないことが判明。
SFは『トロン:レガシー』、『オブリビオン』(2013)、『スパイダーヘッド』(2022)とヘナチョコな映画しか撮っていないが、男のドラマでは『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)、『トップガン マーヴェリック』とハズレなし!
次回作『F1』はおそらく男のドラマ映画のはず。つまり、名作になるのはもう決定しているようなものなのです!今から公開が楽しみだーー✨
中弛みは否めない
久しぶりにDVDを引っ張り出して観ました。
序盤とクライマックス→エンドロールまでの流れは神がかっています。が中盤は特に派手さもなく、集中して観られません。鳥肌モノのエンディングの為に、頑張って観続け下さい🥱
ディズニーらしからぬトロンのダークでサイバーな世界観に、伸び代を感じずにはいられませんが、あまりヒットしなかったせいか、続編は長らく出る事がありませんでした。過去の作品の焼き回しや、実写化の量産よりもこちらに着手して欲しかったです😑
そしてついに最近『TRON3』が来年に公開されるとの報道を聞き、喜びの余り小躍りしてしまいました(笑)
トロンの新作公開前に、本作を観て予習しておくのもアリだと思います!
どっちも観れた
今から40年以上も前に、当時革新的だったCGを駆使して製作した”トロン”の続編。
実は、私は前作を映画館で観たのはひそかな自慢。ちなみに小学生でした。
何しろ激しく昔の話なので、前作のことはほぼほぼ忘れている。今回も出てきたバイクと、あとキャッチボールみたいな競技、なんて言えばいいんだあれは…、が印象に残ってた。ともかく、最後にAI的なヤツを倒して現実世界に戻ってきたような…おぼろげな記憶。
昨今のCGの技術はもうリアルを通り越してしまっていて、どこまでが現実世界なのか分からんような出来栄え、なのでかえってザ・CGみたいな世界観を求められる本作がどんな感じになるかなーと期待して観た。
冒頭のリアルパートはさておき、いよいよコンピューターの中の世界。いや、さすがに最新技術を駆使したら、こんな感じでしょ?という余裕綽々の出来栄え。前作にもあったバイクレースのシーンも、過去のビジュアルやルールをうまく踏襲しつつもさすがのカッコよさ。
逆にあまりにリアルすぎて、コンピューターの中の世界だとちょっと感じにくい部分もあったかも。
そして、キーになるキャラクター、クオラの一見冷たそうで、でも人間っぽいキャラクターが上手く演じられていて、女優さん(オリビア・ワイルド)がとても魅力的で印象に残った。
あまりストーリーには触れていないけど、この作品はもうそこはさておき、とにかく仮想世界をいかに描くか、その技術の革新ぶりを堪能する映画だと思った、ので星四つ。
Daft Punk
四半世紀ぶりに発表された新技術。蓋を開ければ「暗いよ狭いよ怖いよ」な作品(苦笑)。
ジャーニー「Only Solutions」はオールドファンには懐かしい楽曲。
ダフト・パンクのトロン: レガシー オリジナル・サウンドトラックは平成らしい新感覚の楽曲でダフト・パンクを世界的に有名にした。
浮遊感
トロンレガシーのストーリーは結局、現実世界では何も大きな変化が起きる事もなく終わる。
デジタルの世界の不思議僕のアリスである。
ただし、そこには洗練されたデザインと、ダフトパンクが絡み合い、浮遊感のある心地よい世界が広がる。
題名であるトロンは脇役に終わり、目覚めた所で退場する。
この映画はとても不遇で、公開時に目標のヒットに到達出来ず、続編の企画もキャンセルされてしまった。
本来であればこの続編こそがトロンの目覚めであり、本題であったはず。
残念ながら序章に終わり、希望の光を掴んだところで終わってしまうのだが、それでも僕はこの映画が好きだ。
洗練されたスーツのデザイン、キャラクター、ジェフブリッジスの存在感、全てが当時の僕に突き刺さり、今でも定期的にあの電脳空間に潜る日がある。
この映画は一種の映像ドラッグであり、物語は斬新さはない。
それなのに、サントラのリメイク版が出て、あの印象的なバイクを何人もが現実化させようと今もどこかで何かが起きている。
それこそがこの映画の意味だと僕は思っている。
☆☆★★ ※ 鑑賞直後のメモから 上映開始から15分位は3Dメガネ...
☆☆★★
※ 鑑賞直後のメモから
上映開始から15分位は3Dメガネの装着は控えるのが無難です。
たいして3D効果がある場面はありません。強いて言えば、字幕だけと言って良いでしょう。第一に暗い場面が更に暗くなってしまいます。
ジャーニーの歌が鳴る場面を合図に3Dメガネを装着しましょう。ここから《プログラム》へと入って行きます。
映画は前後半それぞれ1時間ずつに区切ると、前半はめちゃくちゃ面白い。ビジュアルセンスはなかなかのモノだし。何よりも、オリジナルに登場したバイクレースシーンが前作のハイライトとして登場します。
但しそれだけに、後半は眠気との戦いに終始すると思います。この傾向は、年齢的に上の人ほど陥りやすいでしょう。
特に前作を知っていればいるほど…『トロン』=バイクレースな訳ですよ💧
1番思い入れのあるのがバイクレースな訳で…。この場面以降に胸が熱くなる場面を見出だせるのかどうか?
ただでさえ全編で暗い場面が、更なる暗い場面の連続の後半。バイクレースを前半に持って来たことで、後半は全く盛り上がる場面を見出だせない…としか(¬_¬)
あえて個人個人で、面白がる箇所を《強引に》見つけて楽しむしかない…と。
2010年12月17日 TOHOシネマズ/日劇1
世界観がよく分からない
映画館でなく、家でDVDを借りてみました。
なので、映像美とか迫力とかについては評価できていないです。
ストーリーは大体わかりました。大体。
気になったのは、僕の理解力不足なのか、電子の世界に関する説明がけっこうすっ飛んでいたところ。
創造で補うこともできないことはないのですが、いかんせんその補わなくてはいけない量が多くて...
せっかく未来的なカッコいい世界観なのに、全然没入できませんでした。
こういう系の映画で世界観に浸れないのって致命的だと思うんですよね。
最初のライトサイクル・バトルの辺はカッコ良かったかな。
前作観ずにみたのが良くなかったのかも。すみませんでした。
ちょーカッコイイ映画
前作を見てたので、その違いに驚きました!
とにかくCGが凄かったです!
シンプルなデザインの乗り物や世界観などどこをとってもカッコイイ映画でした。ヒロインの女性もクールで綺麗な人で良かったです笑
主人公と父との家族愛もあって家族で観ても楽しめると思いました!!
設定がよく分からない…
アクションシーンが多いのでそれなりに退屈はしないけど、内容は良く分からないし、至近距離のバトルは動きが遅い。
笑えるわけでも、感動するわけでもない、1週間位したら見た事も思い出さないと思う。
個人的には大好き
まず、ビジュアルがやばい。
ドツボです。
ダフトパンクの音楽もたまんないです。
ストーリーは王道な感じですが、
それもまた良かった。
自分の理解力が足りないのか、
観るたびに新たな発見があります。
映像がすごい。
DVDで2Dで見ました。
デジタル世界を表現しているせいか、映像が細かくてスケール大きい。3Dで見たら、えらいことになるんじゃ。
前作は見てないです。
ユーザーとかプログラムとか、この感じ現代なら頭に入りやすいけど、前作ではどんなふうに表現されてたんだろう。現代だからこそ受け入れやすい内容な気がする。
分かったような、でもまだ細かいこと分かってないような…。
とりあえず、最後までトロンって何なのか分からなかった。
もっかい見ないと内容ちゃんと分からない気がする。
でも、わざわざもっかい見る気になれない。
旧作の映像の方がフレッシュ
DVDで鑑賞。
映像はとてもキレイで☆5。
ストーリーはありきたりだか、解りやすくて☆3。だけど、設定が下手で☆0。
総合は8÷3で☆2.5くらいな評価だけど、オマケで☆2。
トロンの世界が奇抜過ぎるため、何がオッケーなのかが良くわからない。この世界での境界線が曖昧なまま話が進んでいき、後から実はこうでした、と説明されても、もうそれは監督の都合でそうしたんだろ?って、思ってしまう。行動の目的も曖昧だし。
だいたい、オヤジが何でこの世界を作っていたのかが、良くわからない。観ていてだんだんと、「どーでもいいな〜」って思ってしまいました。映像などはキレイなので、とても勿体無い映画。
単体で十分楽しめる
前から気になっていて、続編だとは知っていたけれど前作を単体で観る気にはなれず、直接のつながりはないだろうと踏んでこちらから鑑賞。十分に理解できる内容でした。
話としてはありふれたものだったものの、映像は驚くほど綺麗、バイクでの戦闘シーンはユニークでよかったです。ディズニーにしては大人っぽい内容も悪くなく。ひとつ理解できなかったのは、Tronの行動心理。そんなばかな。
映像とビジュアル
前作鑑賞後に見たのでなかなか楽しめました。ビジュアルと映像が洗練されてたけど、アクションシーンは派手のような地味のような…。フリンが前作と同じ俳優が演じているのはかなりポイント高いです。また、クオラがベッピンで。電脳世界から飛び出したクオラとサムの今後がどうなるのか?続編が正式に決定したようなので楽しみ。
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