アンストッパブル(2010)のレビュー・感想・評価
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新鮮な印象
こんな面白いなんて!
アメリカは常にHEROを求めている
悲劇が起きた時、起きそうな時、アメリカは常にヒーローの登場と、自らがヒーローになる事を求めているんだなぁ~と、改めて感じました。
良い意味では自己犠牲心、正義感、ちょっと意地悪く言えばヒーローになるチャンスを待っている、求めているって感じでしょうか。
もちろん、問題の解決に全力でぶつかっている訳ですが。
観終わって、そんな感想を持ってしまいました。
それはさて置き、デンゼル・ワシントンは相変わらず格好良いっすね。
ベテラン機関士の味のある雰囲気、彼でなければって役でした。
この大事故、彼なら何とかしてくれるって、真剣に思って観ている自分が居ました。(笑)
いくら正義感や自己犠牲心が強くても、自分の職場で起きている事であっても、それを出来るのが自分達限られた人間しか居ないとしても。
もし自分だったら、自らの命の危険と引き換えに、その中に飛び込む事が出来るだろうか?
そんな中に飛び込んでいく主人公二人と周りの人々。
勇気があって、本当に尊敬します。
最後に、今日本で起きている大きな事故と、ちょっと重ねて観てしまいました。そちらの見えない一人一人のヒーロー達にも敬意を。
ベテラン&新人コンビの活躍でスッキリ~♪
週のおはシアは~
(映画紹介の更新、遅れ過ぎぃ~)
“アンストッパブル”をご紹介しました。
実はこの映画、それほど期待していなかったの。
ですが~~~~~
面白かったですホントに
すっごく得した気分でしたよん。
物語は~
人為的なミスで、危険な薬物を大量に積載したまま無人で暴走し始めた貨物列車を
ベテラン運転手と新人車掌の2人が止めようと奮闘するサスペンスアクション。
実話を基にしている、ってことだけでもスリリングなのに
貨物列車のスピード感が恐ろしいほど画面から伝わってきて
かなりの時間、肩に力が入りっぱなし状態ですよ。
でも脚本が上手いんだなぁ。
中盤あたりには、2人の鉄道マンの人間模様が程良く描かれていて
観ていて、まったく疲れません。
会社の損失ばかりを気にする上層部のせいで
事態はまさに危機一髪状態。
運行部長の「余計なことをしたらクビ」の言葉に
ベテラン運転手のデンゼル・ワシントンが
「オレはどうせクビですから。」と答えるの。
彼は解雇通告を受けてるんですよ。
「それなら、尚更なぜ、命をかけてまで列車を止めとうとするんだ!」
と聞かれて、彼の言う一言がとても素敵。
最後はベテラン運転手の感と技、新人車掌のひらめきと勇気が
奇跡をおこすわけなんだけどね。
気分爽快~。やったぜ、ベイビ~(古っ!)ってな感じです。
よくあるエンディングですが、登場人物のその後が知ることが出来るのも
なんだか嬉しい気分になれますよ。
そうそう脇役で鉄道教室の講師でやって来た、鉄道局の役人がいるんだけど
この人がね。良いのですよ。ちょっとスパイス効かせてくれちゃってます。
チェックしてみて下さいネ。
“アンストッパブル”星は~
4つです。
結構ハラハラしました
実際の列車事故を元にしている映画らしいが、ということは実際に事故が起こるのかということが気になって最後までハラハラしていました。
最初から最後まで緊張感の連続で飽きさせないお勧めの映画です。最後は泣いている観客もいました。暴走列車なのでかなりのスピードを出しているので、大体はその感じが出ていたのですが、時々かなりゆっくり走っているシーンがありましたが、全体的には許せる範囲でした。
良く出来た『世界まる見えテレビ特捜部』の再現VTRみたいな映画
ニュース中継で列車を追いながら、現状を報告しているスタイルは緊迫感が溢れ、ノンストップで疾走する展開は最後まで息を呑む。
ベテラン運転士のデンゼル・ワシントンの哀愁ある存在感も光る。
しかし、制御が効かない列車が人々を恐怖に叩き落とす物語は、これまでにも『暴走機関車』や『新幹線大爆破』etc.数多くあり、実話を基にした事を売り文句にする宣伝方法にはナンセンスを感じた。
また、線路での追跡が主なため、距離感がつかみにくい。
機関士と交通局との畳み掛けるやり取りがメイン故に状況を把握しづらく、中盤で少し眠ってしまった。
だが、このスピード感が今作の醍醐味なんやなと思う。
ゆっくり走ってたら、途端に『世界の車窓から』になってまうからねぇ…。
機関士コンビ両者とも、家族と疎遠となっていたが、事故を機に、見失っていた絆と云う名のレールを取り戻していくドラマ展開はやっぱり上手い。
「自分はノロノロ鈍行で良いから前を向いて進んで行きたいなぁ…」
と静鉄の車窓に頬杖を突きながら呟いた帰り道だった。
では最後に短歌を一首。
『火を積んだ 暴走列車 鳴く線路 男気背負い 本線を追う』
by全竜
これぞエンターテイメント!
カメラワークが24
どうなんだろう・・・
バネ仕掛けのスリリング
ノン・CGが話題になっているようですが…。
先入観を持たず(というか情報に疎く、ろくすっぽそんなこと知らずに、単に映画として面白そうだったので)観てみました。
少しずつ少しずつ事態が悪化していっている前半、事態が収拾のつかないところまできていることに人々が気がつきだした中盤、もはやここまで危機一髪をさてどうしのぐのかデンゼル&クリス。
あわてふためく鉄道関係者始め周りの人々の風景は否が応にも緊急事態を伝えるのですが、お互いのプライベートを語り合う微妙にずれる主役の2人の時間帯が朴訥にトリガー・アクシデント的に挿入され、妙なミスマッチとともに、ことの重大さをひしひしと感じさせてくれる不思議な空間。
前フリの異質な感覚に戸惑っていると、場面はいきなり一気にスピード&ヒートアップし、以後は息もつかせてはくれません、終わってみればしっかり手に汗握らせていただきました(なんという、「ナウでダサい」締めなんでしょう、われながら)。
よく組み立てられた脚本、編集の妙、カメラワークの迫真、すべてはプロの仕業でとてつもなく高い水準で構成されているにもかかわらず、まさに裏腹の主役の2人の織りなす不思議な世界が、ノン・CGも相まって、手作り感たっぷりにたどたどしいばかりにスリルとサスペンスのタペストリー。
計算され尽くした上で、随所に遊びと余裕が埋め込まれ、観る者にうさんくささやわざとらしさを感じさせることがまったくありません。
人の手によって精妙に仕組まれた、バネ仕掛けのスリリングとでも表現しましょうか?
クリスパインが好演、とにかく若いくせに妙に抑えがきいてて、僕みたいな映画オヤジがいっちゃー申し訳ないのですが、渋い!映画としての極上のスピード感を決して邪魔せず、それでいて朴訥と、一つ一つのセリフを丁寧にそれでいてエスプリ少々きかせつつ、のすばらしいアシストぶりでした。
ここまでお膳立てされれば、アカデミー男優デンゼル真骨頂でしょう。うらぶれた、それでいて仕事に誇りと確かな技術を持つ男の武骨さを巧みに表現、これまたさすがの一言。
プロフェッショナリズムとたどたどしさとの絶妙の融合、ぜひとも映画館で映像や音響の素晴らしい迫力とともに味わっていただきたい、そんな想いにかられる作品です。
アンストッパブル!!
小さな映画館で観ましたが、「音」がすごかった。
列車のブレーキ音と観客の鼓動、観るもの(私)の心臓の音です。
この映画、終始観るものを支配する感情は「絶望感」です。
暴走する列車がテーマですが、最初のスピードは人でも追いつけるほど。
それを整備士が追いかけるんですが、結局追いつけないスピードに到達。
整備士が列車に置いていかれる時の絶望感は言葉では表現できないくらいのものでした。
他にも鼓動が脈打つシーンは数あります。
主人公が暴走する列車に飛び乗るシーンはもちろん、
その事実を家族が知ったとき、
鉄道会社の役員の絶望感・・。
そういった性質の異なる絶望感の全てが観るものに襲い掛かってくるのだから、スクリーンから目が離せません。
映画において暴走列車というテーマは使い古された感がありますが、
この映画も王道をいっているシナリオです。
クレイジーな状況なのに主人公デンゼル・ワシントンがめちゃくちゃカッコイイ。
輪をかけてリアル感も徹底しています。
CGも多用されていますが実話に着想を受けて作られただけあって気にならないほどの現実感がありました。
ここ10年で観た映画で3本の指に入ります。ぜひ劇場で観てほしいですね。
映画.comの評価が高いのも納得でした。
ちなみに暴走した慣行列車を「コースター」といいます。
先月30日、東京ドームで転落したのはジェットコースター。
こちらは現実に起きた事件という点で、リアルさは負けてませんが映画とは違って救いのないシナリオだったのは皮肉だと思いました。
単純明快
「ほどほど」のよさ
危険物を満載した暴走列車を止めるというシンプルな話。
打つ手打つ手がことごとく失敗し、このまま行けば終点の街が壊滅する!という割に案外緊張感がないのは、どうせ助かるんだろというもっともな予想もせいもあるが、町の人々のノーテンキな行動のおかげでしょうか。
しかし、線路にブルドーザーでも置いときゃそれで終了(『動脈列島』か)となるはずが、そうは問屋が卸さないのは、さすがにハリウッドであります。
助かるとわかっているだけに、予想がつかないという面白さには欠けるので、コーフン度合いもホドホドだが、1時間半ちょっとというこれまたホドホドの尺が、もうちょっと映画を見ていたいという気持ちにさせる。この長さが本作一番の良さといえましょう。
「サブウェイ123」で地下鉄の管制官を演じたデンゼル・ワシントンは、機関士役でもいい感じの演技を見せてくれて、安心感があります。
まあまあの出来だけど、何にも残らない!
主人公ふたりは別として、あんな間抜けなディーゼル機関士ばかり、アメリカにいると思うと、列車に乗れないね。
第一エアホースが繋がってない(致命的でしょう)まま動かすなんて、信じられないし、ポイントが転換してないとか連絡する暇があったら、直ちに非常ブレーキをかけるのが先決でしょう。
それに、完全に止まる前に、機関車から降りて、ポイント転換に行くなんて、テレビのバラエティ番組のゲームではあるまいし、プロの機関士がみたら失笑ものでしょう。
こんな機関士の設定で、よく鉄道会社からの協力を得られたもんだと思う。
日本の鉄道なら絶対に協力しないでしょう。アメリカの懐の深さを感じる。
そんな感じで導入部でがっかりしたので、その後も感情移入が希薄となり、荒ばかり目に入ってしまった。
70~80マイルも出ているのに速度感がなく、何故か途中のカーブでは減速しているように低速だし・・・
この減速している時に、代行の機関士を送り込めば良いとか、これだけの重量な物体を、一個の連結器で受け止める能力に疑問を持ったりとか・・・
「スピード」の時も、速度感がなく緊迫感がなかった記憶あり。
この列車の重量感は出ているが、速度感を出してくれたら評価も、かなり高くなったのに惜しい。
男同士の友情!
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