借りぐらしのアリエッティのレビュー・感想・評価
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この郷愁感は何だろう。
心に沁みました~。本当、良かった良かった。
ラストにはウルウルしたし。ポニョ以来の素敵なジブリ体験でした。
いや実を云うと、ネットのレビューやら感想等が酷評に関しては徹底的に辛辣だったんで、少し身構えてました。自分的にも題材として、そこまで心惹かれるモノはなかったし。
だから鑑賞に臨む姿勢が、若干気持ち斜めってました。
うん、先入観はやっぱりよくないですねw
純粋に、ストレートに良かったです。
ストーリーも、小人という設定が特異だとしても、捻りがあったり急展開があったりということもなく、単純明快。子供でも分かるアッサリ味なお話。
それなのに、何でこんなに心に沁みてくるのか…
訴えかけてくる力量がハンパないんですよね。
兎に角、音の臨場感が凄い。セミの声やら台所の音、カラスの羽音、草花をそよがす風、川のせせらぎ。
あと観せ方も上手いです。小人視点からの人間界を見上げた景色。
自然や緑、草花が広がる風景も心落ち着く。
それをツマラナイと云ってしまえばそれまでなんだけど…
ジワジワと、本当ジワジワと来ます。
ノスタルジーが喚起されるって感じなんですかね?自分は好きな作品です。
ネタバレ必至!「借りぐらしのアリエッティ」を正当化してみるw
宮崎駿が泣いたというからさっそく観にいきました「借りぐらしのアリエッティ」。
企画・脚本を宮崎駿が手掛けただけに、もう宮さんテイスト出しまくりで、
非常によくできていたと思います。
そろそろ宮さんも監督業引退してもいいんじゃ、
と頭をよぎちゃうほどであります、ちょっと米林監督褒めすぎた。
ただ、作品全体の深さはそれほど深淵ではなく、
比較的低年齢層を意識したかな、というほのぼの純愛劇にまとめられていて、
そこは少し物足りなかったです。
今回の敵対者が樹木希林演じる家政婦であり、そこにひっかけはないから、
無難にトラブルは回避されることになります。
そして、アリエッティと翔の恋物語は当然のような結末で締めくくられるのです。
なにやら遠廻しですが、まあとにかく観てくださいよ。悪いようにはしないから。
それから、翔がアリエッティたち家族の居間を見つけ出せたことですが、
押入れの底に、床下につづく点検口の蓋があって、
その下がアリエッティたち家族の居間になっていました。
そう考えたとき、アリエッティたち家族が暮らす世界は、
その昔この家に住む子がいたずらにそこに隠して、
そのままになった小人の家だったのでは、と思うのです。
そう考えたほうが辻褄が合うし、翔が見つけられたのも合点がいきます。
ハルさんまでもが見破ったのにはちょっと不快感でしたがね。
いまはもう希少となった、昔ながらの逞しくも美しい家族の物語を、
小人に投影させて現代に蘇らせ、いつ死ぬかわからない少年に
勇気を与えることができたことが、この物語が物語たる所以でいいと思います。
もうジブリというブランドで映画を見るのはやめよう・・・
ジブリ作品はナウシカからずっと観てきましたが、前回のぽにょに続いて、アリエッティにもがっかりでした。
”借り”暮らしと言いながら何も返さない小人たち、お手伝いさんが嬉々として小人苛めにいそしんでいる、妙にテンションの低い父親とやたらヒステリックな母親とから生まれたアリエッティの不思議な遺伝性、翔ちゃんが心臓病である必要性など難点を挙げれば数えきれません。それらが何故際立ってしまうのかと考えたら、この映画が全編通して、希望とか夢が一切描かれていないからなんです。ひとつだけ挙げるなら主人公が小人というところでしょうか?
ジブリ作品は昔からどこかシニカルな部分があったり、比喩的な部分があったりして、純粋にアニメ作品として楽しませながら、社会に何らかのメッセージを訴えるようなところがあったのですが、”社会はその殆どが敵ですよ”みたいな映画を作られては救われません。
最早、ジブリというブランドだけで映画を観に行った己を責めたくなります。
キャスト、キャスティングも最悪です。
たまたま鈴木プロデューサーに抜擢された藤原君の声優としての素養の無さは、TBS版吹き替えIRISでも証明済みですが、スピラーはセリフが少ないのでまあ、大目に見ましょう。
ただ希林さんのハルさんは怖いだけで、希望の希の字もありません。
大竹さんのホミリ―は、”私の感情表現の多彩さを皆見て!”と云ったかどうかは分かりませんが、鬱陶しいです。ぽにょでの山口智子演じる元気の押し売りする母親役然り、役では無く、本人の顔しか浮かんできません。やたらとヒステリックな女性が出てくる最近のジブリ作品は非常に辟易します。
これはジブリだけじゃ無いですが、世の中が怖いとか、荒んでるとか、信用できないとかは映画で説教されなくても生きていれば自然に体験として学んでいきます。わざわざ映画でやらないでください。信じる者が救われる。努力が報われる。苦しいとき誰かが手を差し伸べてくれる。かわいい空想の生き物が出てくる。そんな映画を作ってください。もうお願いしちゃいます。
子供たちは、我々の未来そのものなのですから・・・
この世の全ては借りもの
ジブリ最新作。
宮崎駿が監督ではないけれど、良い意味でも悪い意味でもジブリの説教くささは健在。
小人の少女と、病気がちな少年のお話。
少女が顔を赤らめたりするシーンはなんだかいけない恋愛を見ているようでドキっときた。
小人の借り(もはや狩り)というのは、基本的には泥棒である。
だけど、人間が困らない範囲でこっそりちょこっと拝借するのである。
「まぁまぁ小さいことで騒ぐなよ」って雰囲気は、現代社会に通ずるものがあるかと。
だいたい人間は何につけても消費し過ぎだし、自分が損をしていると思うと躍起になる習性がある奇妙な生き物である。
小人から見たら、なおさらね。
「RENT」でも同じようなことを言ってるけれど、この世の全ては借りモノなのである。
人間だって地球から一時的に資源やら食料やらを借りているのである。
時間だって幸せだって愛情だって、借りものであって永久に所有することなど不可能なのである。
だからこそ人生に死が訪れる時、それら借りモノをいざ世界に返すのならば、その時がくるまでなるべく大切に扱いたいものである。
ほのぼのとしているんだけれども?
小人の生活をほのぼのと描いていて良いのだけれども、少年との接点が今一つ盛り上がらない。起承転結がなくて、何が訴えたかったのかな。ジブリにしては感動が無かったし、不思議Worldな雰囲気も無かった。
もっと観たい!
(ネタばれしています・・・)
ナウシカみたいに、この世界の深いスケールがもっともっとあると思いました。
どうなって行くんだろう・・どうなっているんだろう・・と想像を超えていますが、
是非この続きを、また絵本でも、漫画でも、アニメでも、映画でも、番外編のミニ映像でも、何かの限定DVDとかでも、とにかく何でも良いので、
(特定の携帯会社の配信のみ、は是絶対にいやです。)
この世界のかけらをまた見せて頂きたいと心から思います!!!!!何年でも待つので!!!!!
(ちなみに超がつくジブリファンではありませんが、しかし!)本当に観たいです。
これで終わり?!もう終わり?!と正直思いました。が、
よくありがちな、別の世界に住む存在同士が仲良くなって・・・という希望の持てるおとぎ話ではなく、
旅や別れが必要な生活そのものが主役なんだと思いました。
魔女の宅急便や、ハウルや、千と千尋、ナウシカよりも、時の流れを感じさせてくれて、
ほんの少しリアリティも感じます。
自分は一人で観に行きましたが、誰かと観に行った方がとても切ないというのは、妙に納得してしまいました。だってジブリなのに・・。
人間にとっては目と鼻の先の小さな世界でも、自分たちが去るか、気がつかれなくするか、
大切な何かの為にある境界は、人間社会も同じなのかなと思いました。
ボーダーレスやワンネスってとっても大事だと思いますが、それとは全く違った意味で、別世界を持っているって大切なのかな・・と、最近デリカシーに欠けつつある自分は改めて考えさせられました。
(どっちも相手を理解するって事なのかな・・・・・・・・?????)
本心は少年と仲良く暮らしてほしかった!
少年のご先祖様がアリエッティの種族の為にドールハウスを作ったって伝えてほしかった!
時間が経って、じわじわと魅力を感じる映画だと思います。
自分はもし子供と観るのなら、二度目からにしたいと思いました。
つっかかる所がある
金曜ロードショー(?)でハウルを見た後だからかもしれませんが、
とてもつまらなかったです。
お金がもったいないなあと思いました。
アリエッティがお父さんとはじめての借りに行くシーンは
ワクワクして面白かったです。(初めあたりの)
その後からがドキドキもワクワクもなく見終わりました。
見た後は、え?これで終わり?っていうようなのが心につっかかりました。
内容が浅いというか…。
声の人が全然役と合っていないと思いました。
アリエッティも、テレビでドラマを見ているような気分になりました。
だけど樹木希林さんや三浦友和さんはとても合っているなと思いました。
私はジブリを見た後、何かもらえたなあと幸福な気持ちになるのですが
今回のは本当になかった。まったくなかった。
毒とトゲが残りました。
まず私は「ジブリ」が大好きです。
ジブリ作品は必ず見て来ました。
それだけの「期待」込めて見に行った時の感想です。
「見るに値しない」
ココから下は「毒」と「トゲ」をもって評価するので
見たくない方はどうぞ戻って下さい。
「ジブリ作品」だとか「テーマ」だとか「原作」だとか
そんな話はどうでもよくて単純に面白くないです。
絵は綺麗です。流石ですね。(ゲド戦記の時も「背景は綺麗」とかいう評価でしたね。)
何か設定を「深読み」して「子供には向かない」とか
感想を持った方もいるようですが、んなことはありません。
「子供」じゃなくても十分楽しむ事は出来ません。
(※ソレを楽しめないのは「知識が乏しいからだ」等という
選民思想が入ったイカれた反論は論外です。ご了承ください。)
最近の「ジブリ作品」に張り付いてた説教臭さは薄れてますが、
その分、淡々と時間が流れ90分間テンポすら変わらず、
登場人物が焦っていても、母親が慌てても、父親がケガしても…
ずっと一定の行動。成長も発展もナシ。
とまあ、つけようと思うなら色々イチャモンならつけれますが…
単純に面白くないよコレ。設定とか原作とか声優とか置いといて、
演出とか脚本とか、面白くないよ?
脚本を「宮崎駿さん」やっちゃって、監督ヒヨってない?
大竹しのぶさん以外の声は良かったと思いました。
しのぶさん、私はあなたの声を聞きに来たんじゃなく、
アリエッティのお母さんの声を聞きに来たんですよ?
映画に求めるモノの根底は「見た直後の感情」だと思うのです。
楽しかった。悲しかった。怖かった。難しかった。
ココまで何も感情が出てこない薄っぺらいのは久しぶりです。
例え宮崎さんや鈴木さんが嫌いな「コケティッシュ」な演出でも楽しい物を求めたい方。
DVDすら見る必要はありません。原作本を買って読んだほうがマシです。
心の底から鈴木さんの引退を望みます。
大人性子供症。
観始めてすぐ、今回のジブリは「買いだv」と思った。
なんだか最近の作品はどれを観ても、うーん…という
感じが漂っていたのだが、本作でスパッと晴れたv
実に分かりやすい。(爆)
原作ありき。の話なので(小さい頃読んだ記憶がある)
そのテイストが盛り込まれているせいもあろうが、
今回これを映画化するにあたって、宮崎氏と鈴木氏が
かなりモメたんだそうだ。(チラシ裏にそう書いてある)
宮崎氏の絶対譲らない態度!(爆)に折れて、映画化。
しかしその選択は見事に功を奏したと思う。
監督も若手に任せて正解。話を現代に置き換えた分、
現代っ子の逞しさが前面に押し出され、夢追い老人
(誰とはいいませんが^^;)達の方が右往左往している。
今回の作品には上から見下ろす神々しい目線はない。
代わりに自分で境地を拓く知恵と工夫が詰まっている。
なぜ舞台を現代の日本に移したのかは謎だが^^;
アリエッティ達、彼らの名前だけは引き継がれている。
これも宮崎氏が気に入って、譲らなかったそうだが
(まぁ日本髪の有江。っていうのもヘンだしねぇ)
その違和感が田舎の風景と奇妙にマッチして面白い。
どちらかというと洋風テイストのお洒落な感覚である。
しかしアリエッティ達の日常は「借り」ぐらしということで
生活のすべてを人間界から拝借して生き長らえている。
見つかってはいけない、という意味でサバイバル!だ。
地味に真面目に静かに生きてきた小人たちがある日、
突然人間界へとその姿をさらすことになったのである。
初めての「借り」で少年に見つかり項垂れるアリエッティ
の表情と佇まいにグッときてしまった。なんて愛おしい…
ぎゅっと抱きしめて慰めてあげたいくらい可哀相だった。
でもこの子、本当にしっかりしているのだ…!
先ほども書いたが、面白いのは
大人と子供が逆転したかのような行動のパターンである。
小人を見つけてはしゃぎ、捕まえようとするのは大人で、
当の少年は彼らを黙って見守り、やがて逃がそうとする。
それ、逆だ~。(爆)
小瓶に捕まえた昆虫を入れようとするのは子供のほうで、
それじゃあ死んじゃうから、と逃がすのは親のほうである。
そして万が一捕まったら、自分でどうにかするのが親で、
助けて!助けて~!と喚くのはむしろ子供のほうである。
普通ならば。(爆)
なんか面白いなーと思いながら観ていた。確かに今、
お金がない、お金がない、と喚いているのは親の方で^^;
子供達はそんなことは承知の上で進路を見据えている。
お金がないのは仕方ない、では自分はどう生きていくか。
もしもこの物語に現代を語らせたのなら、ものすごく巧い。
子供達は親が思っている以上に、今をちゃんと見ている。
あ~^^;もっとしっかりしなきゃだわ。
さて声優陣。を務めた俳優の皆さん。
まるで当てキャラか?と思うほどピッタリ合っていた。
志田未来と神木隆之介、三浦友和の落ち着いた声は
まるでしっかりした彼らをそのまま見ているようだった。
大竹しのぶの甘ったれ声と喚きっぷりもあのまんま…^^;
樹木希林のイジワルぶりは声にまでしっかり乗り移り、
竹下景子は竹下景子のまま。台詞がほんの少しだった
藤原竜也は顔まで似ていた(爆)うえに、雰囲気が絶妙。
今回は、バッチリキメてきましたね~ジブリ。
物語は最後まで説教くさくもならず、淡々と終わる。
彼らがその後どうなったのか。何かほんのちょっとだけ、
あのドールハウスに住まわせてみたかった私の本能は、
彼らを捕まえようとするほうに傾いていたのかなぁ^^;
(しかしあのチーズ・トースト?美味しそうだったなぁ~v)
主人公の身の丈にあった物語
主人公が小さいから物語も小さい…というわけではないだろうけど、登場人物は小人側4人と人間3人。これでほぼ全員。舞台もあの家と庭だけ。とてもこじんまりとした印象。でも、それが不思議と心地よく感じる作品でした。
訴えていること(環境破壊とか)は『ナウシカ』の頃から変わっていないのに、ここまで身の周辺だけで物語が完結するようになったのは、時代が変遷したからなんでしょうね。『ナウシカ』の頃は環境破壊なんてまだまだ話題になってなかった。だから地球規模で壮大に描かなきゃ伝わらなかった。でも、いまは身の回りの話だけで十分伝わる。
逆にこの主人公や設定でナウシカのような壮大なことをやろうとしても無理があったと思うし、そうやって背伸びしない感じが個人的に好印象なのでした。まさに主人公の身の丈にあった物語というか。
穏やか
最後の翔のセリフ「君は僕の心臓の一部だ」に重みを感じました。
別れ・失敗・成功・喜び…すべて含めた思い出こそが大切な一つの人生なんだ、と言ってるように感じました。
個人的には猫の恩返しよりはジブリらしくてよかったです。
小人の世界がよく描かれています。
でも小さい子や男の子は足ブラブラ、ポカーン、かもしれません。
やっぱりすべて宮崎駿が手掛ける方がいいです。
ナウシカ・ラピュタ好きには・・・
きつかった・・・
スケールが小さすぎるでしょう。
絵は奇麗だし、アリエッティもかわいかったけど、
ワクワクドキドキはなかったですね。
ジブリの作品が最近よくわかんなくなってきたのは、
自分だけ?
単純にかっこいい!とかすごい!とか自分もあの世界に行ってみたい!とか、
そういうのが全然ないんですよね~。
最後の最後に…
事前にいろんなレビューを観て、批評を知っていたから…あまり大きな期待はしない様にした。
にしても皆厳しい評価だなぁ…
そんなに宮崎監督以外を受け入れたくないのか?
まぁ…確かにゲド戦記なんか酷いもんだったけど…(爆)
ストーリーがちょっとあやふやな部分がありますが、
映像美はトトロとかもののけとかに近い緑の美しさがありました。
そういった情景の美しさである意味カバーされてるのかなぁ??
にしても一体、翔はいつ小人たちの住処がわかったのか?
なぜ出入り口や床下にあるという事がわかったのか?
早々に、アリエッティを見つけてしまう翔だが…その辺りの設定?のはしょり方が度々気になってしまう場面がある。
これはゲド戦記とも同じ感覚を得る。
『原作を読めばそのあたりはわかるのかな?』
↑これって今の世の中の悪いクセだと思う…
何かしら、CMや広告などに多様する
『詳しくは検索』システム。
言わば 原作のある映画はみな…
『詳しく知りたきゃ本や資料を辿れ』
とゆうのが見え見えなやり方が気にくわない。
そのあたりはまだハウルや魔女宅、その他の宮崎作品の方が…やんわりとしていて…ただ疑問なく観れていた様な気がした。
でも 何でも求めてしまったり、やってもらって当たり前精神な私達も…ある意味ぬるい現代っ子なのかも(-゙-;))))
でも こんなに夢のある題材なんだから…もっと適度な軽さで進めばよかったのに。
最後の最後にお別れの翔とアリエッティ2人の会話にも…急な悟りをみせる翔。
翔って もうすこし ポニョで言う宗介みたいに幼い子だったらよかったんじゃないの?
ただ単に 小人を守る為に必死になる少年くらいで丁度よかったと思うのに
『滅び行く種族』だとか淡々と語り出す場面があったもんだから;;
途端に対象が大人目線になっちゃって…
え? ただのか弱い少年ぢゃなかったの!?って 私達も最後あんぐり。。
だからか 最後になって観客がざわついてしまっていたし、子供ももぞもぞしていた。
…うむ。
伝えたいメッセージは最後に全て言葉にして吐き出すのではなく…もっと絵や流れとして、全体的に出すべきではなかっただろうか?
あ、あとゲド戦記と同じように、
過去作品のオマージュが沢山あったけど…若手作品には入れなきゃいけない定義でもあるのかな??(笑)
でも これを見つけるのは楽しかったりしますが(笑)
アリエッ・・・ナイ!?
初頭の30分は、期待させるものの・・・その後は、
アリエナイ、内容です。
ジブリ、これはまずいでしょう。
駄作です。
途中から、異様な空気が流れてきます。
レンタルか、テレビで十分。
テーマがいいだけに・・
宮崎監督が長い年月、映画化を望んできた原作の映画化と聞いて期待しましたが、やや期待はずれでした。テーマがいいだけに、中途半端な人物設定、奥行きのない展開、余韻を残すというよりは尻切れとんぼな終わり方がなんとも残念。わざわざスクリーンで見る必要性を感じない。メアリー・ノートン原作の名作の、五部作の中の一部のみを映画化したとのことなので、どなたかのレビューにもありましたが、続編が観たいところ。良質な作品を残しているジブリだけに、期待が大きすぎたかな。
子どもがみることが多いから90分設定なのかもしれませんが、二時間設定にしてでも、もうすこし深く描いてほしかった。。子どもたちの食いつきも今ひとつでした。子供だましでは、子供もだませませんよ、ジブリさん。ジブリファンとして、今回はあえて辛口で。次回作を期待します。
アリエッティは「アンネ」だと思う・・
まず最初に言っておきます。
これまでの、ジブリの特徴であった、ストレートな
テーマ表現や、リズミカルでコミカルな動きなどは
まったくありません。
それを持ってして「ジブリ作品ではない」と言う方は、何をもってジブリ作品といのでしょうか?
正直大人向けの内容であり、お子さんには真のテーマの
理解は無理です・・・
女の子は、まだ表面的なストーリーに満足するでしょう
けど、男の子は限りなく退屈すると思います・・・
ここからは鬼太郎の私見です・・・
アリエッティという小人の少女(マイノリティ=少数
民族や貧困国)の目から観た、人間(マジョリティ=
多数民族や強大国)の世界を描いた、とても社会性が
強い映画だと思いました。
ただ、あまり身近に民族問題を抱えていない
(もちろんアイヌやら、様々な地域でありますが
表面化していないという意味で)日本では、
興行的にも、評価的にもあまり上がらないかも
しれません・・・・
ただ、大人であれば、この作品をご覧になるとき、
少しだけ、私たちがアイヌ人や朝鮮人に何を
してしまったか・・ドイツ人がユダヤ人に、アメリカ人
がインディアンやベトナム人に何をしてしまったか・・
少しだけ思い出してください・・
「アンネの日記」を思い浮かべて頂けると、
判りやすいかと思います・・・
それが「人間に見つかったら、引越さなくては
いけない小人」の正体だと、鬼太郎は考えるからです・・
むしろ、そういったことに敏感な、アメリカや
ヨーロッパでの評価を期待したい映画です☆
しかし、いつ観てもジブリ作品は「SFX使って
実写で撮ったほうが楽だろうに・・・」って
思わせるほど、そのセル画一枚一枚に描かれて
いる葉っぱひとつひとつ、虫一匹、水一滴が、
見事に演じてくれていますね~
少し今までの作風とは違うけれど、これは「大人向け」なジブリ作品の真骨頂でしょ?
いつの日か、絶対ハリウッドがジブリの実写版を
作るでしょう!!
(宮崎 駿が元気なうちは、絶対に許さない
だろうけどね~♪)
鬼太郎
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