「ジブリにはないワルい女」借りぐらしのアリエッティ lotis1040さんの映画レビュー(感想・評価)
ジブリにはないワルい女
マロ監督のデビュー作はジブリ史上初のワルい女。
こんなにワルい主人公がいたろうか。
今まで清々しくキラキラした主人公ばかりのジブリだったが、
今回は女ってこういうもんでしょ?という監督の悪意を感じる。
ひとりの少年をやがて忘れ去るひとりの女がここにいる。
やられた。
たった一行のシナリオから広げたという途中のシーンも圧巻。
こんなに素晴らしい冒険になるのかとびっくりした。
水のエフェクトも新しかった。
初監督作品とは思えない。
ジブリに新しい風を吹かせたと言っても過言ではない。
様々にカッコいいシーンを生み出した。
ジブリっぽい、しかしそうではないというのもある。
途中やや退屈な場面もあったが、それはそれ。
高く評価してもいいと思った。
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