「ジブリの中では好き」借りぐらしのアリエッティ プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
ジブリの中では好き
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「借りぐらし」の一族つまり小人は、人間の食料を「借り」て暮らして来た。
しかし人間に見つかったら終わりで、死んだり姿を消したりしていた。
主人公は両親と3人暮らしの借りぐらしのアリエッティ。
もうその3人以外に小人は残っていないのかも知れないと考えていた。
ある日、心臓病の人間の少年と出会い、少し話す。
人間に存在がバレたことで両親は引越をしようとする。
そんなある日父が外出先で怪我したところを別の小人に助けられる。
一家は、こいつの助けで引っ越すことを決める。
引越しの日、アリエッティは父に隠れて少年に別れの挨拶をしに行く。
その間、少年家の女中が小人の存在に気付き、アリエッティの母親を捕獲。
それに気付いて、少年とアリエッティは母を見つけ出して救出に成功する。
女中は小人が実際にいて捕獲したとか言うが、すでに救出済み。
他の証拠も全部少年が隠滅していたため、女中の悪巧みは崩壊した。
アリエッティらは引越先に向かうが、少年の飼い猫が教えてくれて、
少年は追いかけて見送って、ありがとうってことで終了。
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登場人物も少なく、地味な感じの映画だった。
最近のジブリ作品はつまらんのが多いが、これはシンプルで好感を持てた。
久々に主人公に同調できたのがその要因でしょう。
おそらく多くの人が心の中でツッコんだと思うけど、
「借りぐらし」じゃなくて「盗みぐらし」やんって思った。
まあ量が極小やから、おれんとこに来たら秘密厳守で物上げるけどね。
でもこの少年みたいな奴と女中みたいな奴、どんくらいの比でいるんやろ。
おれやったら100%前者やけどなあ、後者みたいな奴が多いんやろうなあ。
でも人間も善人がほとんどやのに、一部の馬鹿や悪人がいるせいで、
人を信じてはいけないみたいな風潮が広がってしまってるし、
規制ばっかりが増えて何かと過ごしにくくなってる。
そう考えると前者の奴も意外と多いのかも知れない。
途中出てきた別一族の小人は弓を持ってた。
これぞ「狩りぐらし」って思ったけど、それはそういうネタやったのか?