「偏見って怖い・・」借りぐらしのアリエッティ mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
偏見って怖い・・
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「偏見」とは米林監督に対する偏見である。作品を見ることもなく世界観にも興味がないことからは鼻から駄作だと思い込んでいた。ところがどうだ・・この作品、突っ込みどころ満載でしかも粗削りではあるが可能性に満ちていて、何よりもジブリっぽいのだが過去のジブリ作品のどの作品にも見る事の出来ないロマンティシズムに満ちている。現在ジブリから独立しているというこの米林監督の他の作品を至急チェックする必要がある。ほかの作品はさておきこの作品、明らかにヒロインのキャラが魅力的である。様々なオマージュやジブリとのアイロニカルな隠喩的関連表現などについても数多く指摘されているが、それらは既にこの監督の虜になっているマニアの方々にお譲りするとして、ここではこの監督の非ジブリ的な魅力についてのアピールを優先したい。その魅力に到達する為の装置は極めてジブリ的なオープニングに仕掛けられていた。ジブリ作品を見たことがある人ならこの作品のオープニングはどこかで見たことがあるはずである。そして同時になんだ二番煎じかと言うことで取りあえず見てしまうはずだ。そしてこれこそが初めて米林監督作品へのプロムナードメカニズムであったのだ。後は作品を見たらわかるという仕組み。さぁご覧あれ・・・
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