「泣くに泣けない。」雷桜 AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
泣くに泣けない。
互いに癒され,響きあい,思いを育んでゆく交流が,
斉道と遊の孤独を経ての希望となり,
やがて美しい純愛に繋がってゆく。
そのドラマを,
岡田将生と蒼井優が,
繊細な内面の機微で表現し,みごとな存在感で画面に息づかせ,
共感を伴って二人を見守れた。
しかし,
悲恋ありきの展開が安直で,
涙を誘う演出が淡白であるから,
あざとさだけが目に付いて,,泣くに泣けなかった・・・。
現代版「ロミオ&ジュリエット」などと喧伝しすぎ。
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