「おのぼりさんしてないでちゃんと練習しなさい!」オーケストラ! だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
おのぼりさんしてないでちゃんと練習しなさい!
クリックして本文を読む
そこここで面白いらしいとの噂を聞いており、レンタルもできるが500円で観られる機会を、得たので見てきました。でもギリギリにいったので立見。おろろん。
ロシアの元音楽家がボリショイ楽団を装ってパリへいって演奏会をしまーす!それにまつわるドタバタを描いたもの。
パリに行くまではまあ良い。パリに着いたとたんに指揮者とサーシャ(この人がいい人なのよ)以外は浮かれてギャラをせびって遊びに行き、リハはすっぽかすわ、シャトレ座の人に飲み代はらわせるは…とめっちゃくちゃ。なんか仕事始めてる奴もいるし、亡命のつもりやったのね、みたいなね。
招かれたソリストが怒るのも無理がない。この辺ですごくイライラ。
ラストはきっとみんな集まって演奏するんやろうけど、にしたってぶっつけ本番で金取る気?みたいなね。イライラしましたよ。
指揮者とソリストの出生に何やらありそうな雰囲気で、まさかの隠し子か?またかよ?と思ってましたが、それは違ってよかった。
ソリストは迫害されたユダヤ人演奏家の娘でした。
ラストの演奏は、もともと好きなチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だったので、すごく良かった。
なんか、ソリストの人、本当にひいてるのってくらい上手に見えた。運指をばっちりうつしてるし、トリルとかもしてたし、映画のために練習したんやったらすごいよなーておもった。ロマのコンマスが遊びみたいにひいたのも上手に見えたし。日本の映画であんなにバイオリン弾く人の左手は映さへんから、本格的ですごいと思った。
弾ける人集めて撮ってるんかなー、そこはリアリティあった。
80年代にソ連でユダヤ人の迫害があったんやね。知らんかった。
コメントする