「チャイコフスキーとユダヤ人って…」オーケストラ! aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)
チャイコフスキーとユダヤ人って…
ロシアの名門交響楽団で清掃係をする男アンドレイは、パリのシャトレ座からの公演依頼を手にしたことで、ある計画を思いつく。
彼は30年前この楽団を追われた名指揮者であり、昔の楽団員を集めて、パリで公演するべく、奔走しはじめる。
元共産党員、ユダヤ人、ロマ人(昔のジプシー)など癖のあるメンバーの中で、アンドレイはなぜかソリストとして、29歳の若くて美しいフランスの売れっ子バイオリニストを指名する…。
ロシアを舞台にした喜劇。ソ連時代を小ばかにし、フランスに憧れる今のロシア人をうまく描いている。自ら商売をし、不遇の夫アンドレイを支えて、パリに送り出す妻のたくましさもいい。
ただ、終盤の展開が安易だったのと、あれ!?と肩すかしを食ったところもあったので、私としては、少し残念でした。
チャイコフスキーとユダヤ人って、何か歴史的因縁でもあるのか?、それともこの映画の中だけか、音楽に詳しくないのでそこはよくわからなかった。
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