「色々な人への≪教育≫」17歳の肖像 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
色々な人への≪教育≫
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ピーター・サースガードのおめめが、少々コワくて、見逃していたけれど、やっぱり見たかった作品。
オックスフォード大学進学を目指して、脇目もふらず頑張っている女子高生のジェニー。
勉強に、チェロ。
父親の期待を一身に受けて。
そんな彼女が覗いた、大人の世界。
それは、今までの生活がバカらしく思えるほど、リッチで、優雅で、魅惑的な世界。
でも、そこには、大きな落とし穴があった。
ウソ八百を並べて、ジェニーの両親をも取り込んでいくディビッド。
原題は「An Education」。
≪人生に近道はない≫と悟ったジェニーは、再び大学進学を目指す。
そんな彼女への、元高校の校長の対応と、彼女の元教師の対応の違いが良い。
これも「教育」だよね。
学校で教わる知識だけでは、生きていきにくい世の中。
ダサく見えた教師は、どても立派な大人だった。
シンプルなストーリーで、わかりやすい。
こんな、人間が成長する作品は良いな。
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