ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコルのレビュー・感想・評価
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シリーズの中では最高
クリスマス正月休みは、家族や親しい友達と映画でも観て ゆっくりしたいと思う人は多いだろう。そんなときに観る映画は 豪華にたっぷりお金や人手をかけて作られた大型映画に限る。
トム クルーズの新作「ミッション インポッシブル ゴースト プロトコル」は それにうってつけのゴージャスな映画だ。トム クルーズって50になる、おじさんでしょう、1980年代の映画の人じゃない、などと言うなかれ。実はわたしも この人のことはすっかり忘れかけていたが、この映画を観て すっかり見直した。
やっぱりトム クルーズは ハリウッドの中心、メジャーなスターなのでした。たまたま2,3本主役をやって ちょっとの間 持てはやされて消えていく小粒のスターとは ひと味もふた味も違う。
彼は 単なる役者ではなく、主演もプロデュースも行う。普通、映画界では監督は神様のように偉くて、役者をオーデイションで選んだり、テストをして落としたりするが、トム クルーズの場合は自分が監督を選ぶ立場にある。
というわけで、第4作目のミッション インポッシブルは監督ブラッド バードがトム クルーズによって選ばれた。
ピクサー映画の「ミスターインクレデイブル」(2004)と「レミーのおいしいレストラン」(2007)で2度もアカデミー賞長編アニメ賞を受賞した監督。受賞作は二つともデイズニーアニメと違っておもしろかった。「レミーのおいしいレストラン」では、レストラン街に住みついていて、すっかりグルメの舌をもったネズミと おちこぼれシェフとの友情物語で、笑わせてホロリと泣かせもする よく出来た映画だった。
ミッション インポッシブルは 米国極秘スパイ組織IMFのエージェント、イサン ハンド(トム クルーズ)のスパイ映画。これが第4弾だが、シリーズの中で、これが一番良い。 今回の「ゴースト プロトコール」では 一番の悪役、核兵器テロリストを、スウェーデンの高倉健というか、渡辺謙のマイケル ニクビストが 演じた。スウェーデン映画で大人気を得た「ミレニアム ドラゴンタットーの女」、「火と戯れる女」、「眠れる女と狂卓の騎士」3部作で、主役のジャーナリストを演じた人だ。さすがスウェーデン映画を代表する主演男優、ハリウッド映画に出てきても堂々として立派だ。
ストーリーは
ブタペストの刑務所に潜伏、服役していたイサン ハントがIMFの仲間のよって脱獄に成功。次の新しい仕事は クレムリンに潜入して核兵器に関する最新の情報を盗み出して破壊することだった。
3人のチームを組んで、首尾よくクレムリンの情報室に侵入するが、すでに破壊すべき情報は 何物かによって盗まれていて、作戦は失敗。辛うじてチームは追手の逃れてクレムリンから脱出するが、その瞬間、クレムリンが爆破される。おびただしい死傷者が出て、ハント自身も大怪我を負い病院に収容される。IMFは自分達がクレムリンの爆破犯人にされることを恐れて、ハントたちのチームを「ゴーストプロトコール」によって、IMFとは全然関係がないとして、抹消する。ハントたちは 爆破犯人を捕らえて、自分達の容疑を晴らさなければ、生き延びることができなくなった。
ハントはクレムリンを脱出する直前に爆破犯人とすれ違っていた。彼は核兵器テロリストだった。ロシア警察の追手から逃げながら、ハントのチームは真犯人を追って、モスクワ、ドバイ、ムンバイと移動する。次の 核兵器テロリストのターゲット、米国への核弾頭発射を阻止すべく チームは奔走する。
というお話。
ナポレオン ソロが同じテーマソングでテレビシリーズのミッション インポッシブルを放映していた頃から このシリーズの面白さは スパイの使う武器や小道具の数々だった。
ハントがクレムリンに忍び込むときは ロシア軍将校の制服だが、逃げる時は 制服を裏返すと みごとにフードつきのジャンパーに取って代わる。世界一高い ドバイのビルデイングの130階から 外のガラスの壁に手袋だけで吸い付いて、ぶら下がったりするハイテク手袋。走っている車のフロントグラスに、手をかざすと携帯電話から地図が移ってきて、それを見ながら敵を追うことができたり、さびれた街角の壊れた電話器とか、貨物列車が IMFの司令塔だったり、コンタクトレンズを装着すると 変装していても人を見分けることが出来たりする。コンタクトレンズが、コピーマシンになっていて、文書を読むそばから コピーが送られて行くハイテクコンタクトレンズは 意表をついていておもしろかった。
スパイの使う武器や道具類を軽快な音楽と共に、トム クルーズが、息もつかずにものすごい速さで使いこなすところが、見ていてハラハラドキドキ おもしろい。スパイが使う、こうしたハイテクな道具類を 思わせぶりに じっくり見せながらスローテンポでやって見せたら 嫌味なミスタービーンみたいで、ただの喜劇になってしまう。
追われながら、一刻の猶予もないところで トム クルーズがボールペンで 手のひらにササッと 男の似顔絵を描いてみせ「これ 誰だ?」と聞くと、即座にどこそこの核兵器研究所の誰とかで、その人の経歴までスラスラと 仲間のメンバーが答えてくれる。そんなことは、あり得ないと思うが、映画を見ている時は 完全にスパイ映画の興奮とテンポの早さに巻き込まれているから 疑問に思う暇などない。何でも信じてしまう。
トムが100メートル以上ある高さのカーパークから 車ごとしたに飛び降りたり、大怪我をした身でビルから走っているトラックの屋根に飛び降りたり、川に車ごと落ちて銃弾を浴びせられても 長い間息をせずに潜っていられたり、もう、普通の人だったら20回くらい死んでいるところが、しかし、なんと言ってもトム クルーズだ。絶対に死なない。頭脳明晰で強い男も代表。核弾頭もいったん発射されたが、阻止ボタンを押した為、大事に至らずに済んだ。核爆発は防げてもシェルだけでもハドソン河に落ちたのだったら それなりに結構な被害が出ていたはずなのに、これも、何といってもトム クルーズだ。彼が作戦を成功に導いて 被害など、なかったことになってしまう。そしてそれを皆が信じてしまう。大した娯楽作品なのだ。
昔はスパイものというと、悪人はいつもロシアで、正義はアメリカだった。今回、悪い核兵器テロリストというのが、ロシア人でもアメリカ人でもアラビア人でもパキスタン人でもなく、アルカイダでもヒズボラでもない。資本主義の物質至上主義の社会で、欲にかられた大富豪の資金をもとに、個人が仕掛けたテロだった というところが この時代の世相を反映している。
何の役にも立たないのだけど、痛快で面白い。この映画、一見の価値がある。
個人技ではなく、チームプレーで魅せるスパイ芸
期待値のハードルが低くなっていたためか、かなり面白かった。
シリーズで一番の出来かな。
冤罪のおかげでフォローしてくれる後ろ盾のIMFが解散してしまったのが幸か不幸か、従来のイーサン個人の神憑りプレーより仲間とのチームプレーが際立っている。
息の合った連携の妙技が重視されたミッションはこれまでのシリーズと一線を画す迫力と面白味を生み、2時間があっという間に過ぎてしまった。
前作で結ばれたハズの奥さんとの恋仲は、既に破綻していて、未だに未練タラタラなのも、スーパーヒーローらしからぬ人間臭さが光り、興味深い。
メカニック担当のダン、男勝りの紅一点ジェーン、ワケありの分析官ブラントとの個性的チームメイトとの堅い結束力が巨大組織と張り合える唯一のエネルギー源であり、スパイモノでは付き物の仲間内の裏切り・騙し討ちの要素は意外と薄い。
“絆”が鍵を握る点も、今年を象徴しているのかもしれない。
故に、PVで必ず登場する超高層ビルのクライミングシーンは、その前後で繰り出されるチーム内の掛け合いを含めたうえで、今作の目玉と成していると評としても過言ではなかろう。
また、敵が見る奥行きまで計算された擬似スクリーンや、強力吸着手袋、人間浮遊ラジコンカーetc.ドラえもん顔負けのハイテクマシンが目白押しなのもオタク心をくすぐる。
更に、インドでのジェーン(ポーラ・パットン)が仕掛ける罠をメインに、美貌の殺し屋モローetc.女性陣の醸す危うい色気がオトコ心をくすぐらせる抜かりのなさも秀逸。
(個人的にはジェーンの活躍シーンはもう少しジラして欲しかったかな)
ハラハラドキドキのアクション、連携プレー、ハイテク危機、お色気、騙し討ちetc.etc.スパイモノの醍醐味がバランス良く詰め込んでいる点からも、本家の『スパイ大作戦』に最も近い作品であると云えよう。
ボリューム満点の食べ応え故に、「何じゃそりゃ!?」って唐突過ぎるサゲに面食らっちまうのは、チョイと難儀だが、そういう大風呂敷のバラまきを含めてスパイ映画の愛嬌やと割り切れば、クリスマスにゃあ〜なかなか結構な贅沢ディナーではなかろうか。
では最後に短歌を一首
『落城の 濡れ衣背負ひ 天を蹴る 砂場の目利き 太陽を読む』
by全竜
これぞハリウッドの底力:映画の醍醐味
通常ならエンドクレジットの背景に持ってくる、本篇から抜粋したスチールによるスライド・ショーを、この作品はオープニング・クレジットで見せてしまうという斬新さにやられた。
ブラッド・バード監督、実写映画が初めてとはいえ、アニメで培った技が導入部から全開だ。そのカメラワークとカットの構成が全篇にわたって生き生きとしている。
とくにドバイのタワービル、ブルジュ・ハリーファの壁面を昇ったり降りたりのスタント・シーンにはお尻がムズムズする。
イーサンとテロ組織「コバルト」の首謀者ヘンドリクスによる立体駐車場での一騎打ちも、駐車場の構造がまるでスーパー・マリオの仕掛けのようで、息を呑む面白いアイデアだ。49歳になったトム・クルーズがよく動いているが、「ミレニアム」のミカエル・ニクヴィストも頑張った。
脚本に無駄がない上、ほかの役者もいい。IMFメンバーの顔ぶれには文句なし。ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、ポーラ・パットンともに演技がうまい。女性暗殺者のレア・セイドゥは幼い顔とのギャップで余計に怖い。
また今回の特色は、けっこう笑える演出が多いことだ。台詞のやり取りや小道具にジョークが光る。これまでのシリーズとは違った路線を走りだした。まさに、貨物列車を追いかけながらの個人照合にはゲラゲラ笑ってしまう。
とはいっても、シリーズの踏襲に怠りはない。前作を偲ばせる伏線がきっちり張られているから、観ていない人はDVD/BDでチェックしてからのほうがより楽しめる。
CGやアクション満載の映像に対し、サウンドは意外に控え目。
予告CMが映画鑑賞を誘う
公開前の予告CMがガンガン流れていて、ダイブしながら敵を撃ちまくるシーン。
イーサンと思いきや。。。
ロストのソーヤーだったとは!
ダイビンングしながら、空を仰ぎながら敵に向かって撃つって
イケテル~!しばらく脳裏に焼き付きました。
主役はトム様でしたが、主役を食ってしまうシーンだと思います~。
でもやっぱり、MIは、トムクルーズに楽しませてもらえる、究極の作品だと思います!
アクション満載で満足。
あの音楽と共に、イーサン・ハントが帰ってきた。
トムは、やっぱり第一線で活躍する俳優さんなんだな~と、改めて思った。
そんな作品だった。
第1作を思い出させるシーンがあり、≪これよ!これ!≫なんて思い、何だか嬉しかった。
トムが自ら挑んだあの世界一の高層ビルのシーンも、あれだけのアクションではなく、もっと見応えのあるものだった。
「ブルーは、グルー(接着剤)」
「レッドは、デッド(死)」
だなんて、そんな装備もあって、すごく楽しめた。
砂嵐があんな風になって・・・、だからこんなふうになって・・・。
ふむふむ・・・見事だなあ~。
派手な火薬に頼らないアクションシーンの数々は、お見事。
監督の感性でしょう。素晴らしい見せ方だと思った。
ロシアから、ドバイ、インドと各地の特徴を生かしたアクションも良かった。
チームに途中参加の分析官ジェレミー・レナーの存在が、新しい息吹を吹き込み、新鮮さが増した。
随所にユーモアもあり、それが息抜きとなり良かった。
人間らしいミスや執着や、情がいいスパイスになっていてとても親近感を感じました。
シリーズ前作よりも、初監督したブラッド・バード監督のたたみ掛けるようなスピード感が素晴らしい!ブダペスト、モスクワ、中東ドバイ、インド・ムンバイと、めまぐるしく舞台を移動しながら、息もつかせぬ展開が続くのです。気合を入れて鑑賞しないとおいてけぼりを喰らいます。
トムのノースタントのアクションと相まって、最高のエンターテイメント作品だぁと、すっかり魅了されました。
最もハラハラするのは、ドバイの地上828メートルの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」の壁を登る場面。保安管理室に入り込むため、イーサンは吸い付く手袋で目もくらむ高さをよじ登っていきます。それはCGでも合成でも、スタントマンでもない!命綱のケーブルがあったとはいえ、クルーズ自身が本当にビルに貼り付いているというから驚きです。普段CGに慣れっこになって、大抵の映像には驚かなくなっているけれど、やっぱり本物は迫力満点ですねぇ~。
なぜトムはこれほどまでに命懸けのアクションに挑むのでしょうねぇ?それだけ観客に対して、とことんサービス精神に徹しているかからでしょうか。脱帽ものです。
アクションばかりでなく、今回は妻を殺されたイーサンが復讐のためセルビア軍人を、任務とは関係なく殺してしまい投獄されるというプライベートなストーリーも伏線で進行します。ラストでイーサンがどれくらい妻を愛していたのか、表情だけでちらりと暗示させるシーンには、グッと来ましたね。(ネタバレになるから書きづらい)精密機械のような、ストイックなイーサンの内側には、人を愛してやまないホットな赤い血が流れていたということでした。
成り行きでイーサンのミッションに協力することになった、分析官のブラントが、実はかつてイーサン夫妻の警護を極秘任務で担当していて、妻の死を自分の責任として悔やんでいる設定も、ちゃんとラストまで活かしておくところがなかなか憎いです。
さて、物語はロシア・クレムリン爆破のテロ容疑をかけられたイーサンが、スパイ登録を抹消されながらも、次なる核テロの阻止に挑むというもの。ミッションの難易度も高くなって、今回は政府の支援を断たれ、協力者は部下3人のみ。現地に残された資材しか使えない不利な条件をものとせず、イーサンのチームは手がかりを追って、クレムリンの内部など侵入不可能な厳重警備の場所にも果敢に飛び込んでいきます。核テロのリアルティにもこだわっており、『24』よりも説得力を感じました。
毎度お馴染みの宙づりアクションは、今回はイーサンでなくブラントが冷や汗を流します。ドバイのシーン以外、イーサンの役回りは、もっぱらターゲットの確保がメイン。そのため往来で、ターゲットと追いかけっこのシーンが続きました。トムは相当全力で走り込んでいると思いますよ。
完璧すぎた前作と違って、今回は随所にちりばめられた人間らしいミスや執着や、情がいいスパイスになっていてとても親近感を感じました。
私にとってもミッション終了(完了)かな・・・。
高評価が続く中で
またもや期待値のK点が高すぎたのか!?
このシリーズは1が一番好きなのですが、
シリーズの中で今作は一番楽しめなかったかも・・・。
楽しめなかった自分の感性を少々疑ってしまうのだが・・・
気になったことを数点。
<楽しめなかった最大の原因>
次々と現れては消えていく敵およびその周辺キャラクター。
・OPにレア・セイドゥーが暗殺者として華麗に登場したのに、あっさりダイブ!!
・拉致された科学者も、拉致の過程を挿入するも、あっさり瞬殺!!
(暗号コードの件だけのためのキャラ)
・ロシア刑務所で助けたロシア人および武器商人は武器調達だけのため!?
・執拗に追いかけてくるロシア警察は銭形のとっつぁんに成りきれず、
最後にあっさり味方に!?
・マッドサイエンティストは誰に化けてたの!?
(本編で紹介していたようだが、いまいち顔を覚えられず。変装する意味あったの?)
・インドで誘惑される大富豪さん、いる意味ある?
と、細かいようですがこれだけ気になってしまい
“クライマックスシーンが先にあって後からストーリーを考えたのでは?”と
勘ぐってしまう。
「笑いの大学」の西村雅彦ならば間違いなくこう言うだろう。
“あなたは人の人生を軽く描きすぎる!!”と。
「アイアン・ジャイアント」ではあんなに泣かせてくれたのに・・・。
ラストの対決シーンも
“起爆装置だけを遠くに投げれば良いのに、自らも落っこちて致命傷になる!?”と
思わずツッコんでしまいました。
“銃をぶっぱなしながら落ちていくソーヤー(LOSTファンなら、ついこう呼んでしまう)”や
“タワーからのジャンプ”のカメラアングルを見ると
ただ単に“落ちる被写体を上から目線でカメラで追いたいだけなのか?”と・・・。
レア・セイドゥーをあの場でダイブさせずに
ラストまで引っ張り、ポーラ・パットンVSレア・セイドゥーの後に
“実はワルの親分がマスク脱いで、実はソーヤーでした”とかなら
ドラマティックで面白かったのになぁと
勝手に想像を膨らませています。
なにせ、一緒に行った彼女は
制作発表時、ソーヤーがキャスティングされて
楽しみにしてたのに
OPで絶句してましたし・・・。
最後に音楽面で残念だったこと。
毎回楽しませてくれたテーマ曲を
アーティストがアレンジした“テーマソング”が無かったこと。
OPクレジットに1のように本編のカットを入れたのは
素直に嬉しかったのですが、
テーマ曲のテンポが遅く、ワクワク感が減退してしまったこと。
これでルーサーが出てこなくて、
奥さんも本当に死んでいたら
自分にとって本当に救いようがない作品でした・・・。
シリーズ全て(あの2も嫌いじゃない)が好きだっただけに
残念なレビューになってしまいました。
高所恐怖症の方はご用心!!
シリーズで一番好きかも。
嘘!こんなに面白いとはw
正直、見る前は、それ程の期待は有りませんでした。このシリーズは1が一番面白くて、2・3と徐々に劣化していっていたので、4は更につまらなくなっちゃくかも?と思っていましたが、良い意味で予想を裏切られましたね。
ダイハードもそうでしたが、3までやって一旦間を置くと面白くなるんでしょうか。
最初から最後までハイスピードな展開が続きますが、全く疲れる事無く、あっという間の2時間(とちょっと)でした。ラストに近付くにつれグイグイ引き込まれていきます。
トムクルーズももう立派なおっちゃんな筈なんだけど、映画の中ではこれまでと変わらぬ若々しさで好演していました。まぁちょっと背中のアングルがおっちゃんでしたけどw
しかしちょっと見ていて気になったのは、アップルの製品出過ぎw契約料いくらだったんだろう?もうアイフォンなんて、準主役と言ってもいいくらい画面に出て来ます。そこだけがちょっと気になってしまいましたが、映画自体は素晴らしい物でした。
このシリーズの1が好きだった人なら絶対見るべき作品だと思いますよ。
しかし、ドバイの砂嵐って、あんなに凄いんだ、、、。
イーサン・ハントが凄い!アイデアが凄い!
大興奮のアクション、家族で楽しみました。面白かったです。
イーサン・ハントが凄かったです。トム・クルーズのがんばりも、監督の見せ方も素晴らしい。
本当に小さく悲鳴あげてしまったですよ、隣の女性もだけど。
「Mr.インクレディブル」の監督さんと後で知って納得です。テンポのいい明るい作品で、
しかもハラハラドキドキ。アイデアが凄い、最高でした。
イーサンと行動を共にするチームも良かったです。
サイモン・ペッグは楽しいし、ポーラ・パットンは爽やかゴージャス。
ジェレミー・レナーがどんな役どころかも楽しみなところでした。なるほどね。
見せ場も多くて大満足、ほのかに可愛くってそれも良かったです。
このチームでぜひもう一度、世界を救ってください。
まだまだイケるぞ、イーサン・ハント!
このシリーズは、「1」は好き、「2」はトム・クルーズのただのナルシスト映画でダメ、「3」でまた何とか持ち直し…
しかし、トム・クルーズの最近の映画は何だかパッとせず、今回の「4」もさほど期待していなかったのだが、これが予想以上の面白さ!
シリーズ最高作は大方の人が認めるだろう。
原点回帰というか、これぞハリウッド!とも言うべき本格アクションが嬉しい。
クレムリン潜入シーン、ドバイの超高層アクション、そして怒涛のクライマックスへ、テンポ良く見せ場を描いて心地良い。
今回はチームプレーも良し。
ジェレミー・レナーは謎めいた登場人物で存在感を発揮し、サイモン・ペッグはユーモア担当、ポーラ・パットンは華を添え、これでヴィング・レイムスも登場してくれたら…と思っていたら、最後にワンシーン出てくれて一安心。
という事で、今回は素晴らしい合格点。
その功労者である前作監督のプロデューサー、J・J・エイブラムス、実写初監督の“新人”ブラッド・バード、そして勿論、シリーズの顔、トム・クルーズに拍手。
まだまだイケるぞ、イーサン・ハント!
やっぱりIMFは、諜報機関失格。
トム・クルーズのミッション:インポッシブルシリーズ第四弾。
いつもながらに思うんですが、IMFって、諜報機関としての体をなしていないと思います。いつもは、自分の組織内に裏切り者が居るわけですが、今回はそれ以上に、その存在意義が問われることに。って言うか、結局“ゴースト・プロトコル”が発動されて、IMF事態が抹消されてしまうんですけどね。自らの身を守れない諜報機関って、何なんですかね?存在意義が無いと思います。
何と言っても、世界一高い超高層ビル『ブルジュ・ハリファ』の窓を登るシーンで、トム・クルーズがスタントを立てずに自ら窓をよじ登ったと言うのは、必見。って言うか、スゴすぎ。
舞台が、モスクワ、ドバイ、ムンバイと移り変わるのは、いまの世界経済を象徴しているような気がしますね。間違っても、トウキョーは出てこないですね。
でも真面目な話、ロシアから核関連の物質が流出しているというのは、結構洒落にならない話です、流石に核ミサイル発射コードは『まだ』流出していないと信じたいですが、プルトニウムとかは流出しているとも言いますからねぇ。
流石に4作目ともなると、過去の作品などへのオマージュとも思える所が数々出てきます。ブラントの空中に浮くシーンは、過去のイーサンの宙吊りへのオマージュですよね?
興行的な事を気にしたのか、若干、派手な割には中身が薄い気もしますが、この手のアクション作品が昨今少ないので、結構見応えはあります。
先読み不可能の猛速テンポ・サスペンスアクション!
まず未鑑賞の方々に一言。
過去シリーズを観ていなくても本作は十分に面白いと思うが、
前作『M:i:Ⅲ』を観ておくとより楽しめる作りとなっています。
『Ⅲ』の監督が本作の製作総指揮を務めたせいかしら?
個人的には本作の方が好きだが。
さて、過去シリーズでは綿密なプランとチームプレイで任務を遂行してきた主人公イーサン。
しかし、今回はとにかく不確定要素が多過ぎる。
新たなチームメンバーは経験不足な者・私怨を抱えた者・素性の知れない者と、
どこまで任務を遂行できるか信用しきれない者ばかり(1作目に近いね)。
特にサイモン・ペッグ演じるベンジーが始終危なっかしくてですね……(笑)。
本部のサポートも無くなり情報不足。急ごしらえのガジェットは動作不良。
しかもそれら不測の事態が2つも3つも同時に発生し、
「オイオイこんな状況どーやって乗り切るんよ!?」とハラハラドキドキしっぱなし。
先読み、インポッシブル!
いつの間にか呼吸を止めてたシーンが何ヵ所あったことか!!
本作の最大の魅力は、その高速のテンポだろう。
通常のアクション大作は、物語の合間に見せ場を挟んでゆく場合が多いと思うが、
本作は見せ場から見せ場が矢継ぎ早に、時には同時に繋がれてゆく。
なので、サスペンスの持続性が凄い。
特に開幕〜ドバイのシーンが終わるまでの1時間弱は一気呵成の猛速展開だ。
笑えるシーンもふんだんに盛り込み、観客を緊張させっぱなしにさせない点も見事。
“緩”が無ければ“急”も感じない訳ですから。
ただし快テンポゆえ、シリーズ最大スケールの物語のハズなのに
ややコンパクトに感じられる、という難点もあるように思えた。
もうひとつ不満点としては……
最大の悪役の存在感が薄いという点か。
イーサン達と台詞を交わす場面も無いので、イマイチ邪悪さが伝わらない。
どちらの不満点も物語のテンポを重視した弊害かもね。
けど、スゲー面白い。
イーサン・ハントの瞬時の機転・超絶アクション・秘めた想い、
未熟なチームが結束し、成長してゆく様子、
そしてシチュエーションを活かした見事なアクションシーン
(高層ビル・砂嵐・発熱したサーバールーム・操車場……)
CMでお馴染みのクライミングシーンも超怖い! 心臓に悪すぎ!
まさしく最高レベルのサスペンスアクションエンターテイメント。
シリーズ中1、2を争う出来だと思います。
<2011/12/17鑑賞>
一作目への原点回帰。
自分、一作目が本当に大好きで、当時もDVD発売するや何回も繰り返して観てました。
この一作目でテレビシリーズのスパイ大作戦を本格的に観まくり、「あーこのフェルプス君が劇場版だとああなるのかー」とか、「イーサンハントはいつ頃IMFに加入したんだろう」とか、裏設定なんかに思いを馳せながらも続編を待ち続けてました。
いやー、当時は本当ハマってましたねー。
そんでいつの間にか、何だかんだで四作目まで来てしまったという。感慨深いですね。トム・クルーズ頑張ります本当。
この四作目で、やっとイーハン・ハント物語の結末の様な、キャラ造形の終着点を見たというか、ミッションコンプリートを宣言したんだな、と感じながら観てました。
物語のトーンが一作目を意識してる様に感じたし、不必要なアクションも削ぎ落としてオーソドックスな画造りを目指してるなーと。
一作目のアプローチに寄せながらも新作としての新たなケレンを加味しつつ、世代交代的なテーマも盛り込み、イーサン・ハントは伝説のスパイへ…新たな伝説は次の世代へ…という、決意表明も感じました。
ジェレミー・レナーが五作目の主役になるのか。イーサンはまだまだ現役で行くのか、それは分かりませんが…
まだまだミッションは続いていくんでしょうな。
期待して待ってます。
意外と地味だが十分に面白い!
全219件中、201~219件目を表示