「ビルのあれはドリフのコントとは違うのね」ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ビルのあれはドリフのコントとは違うのね
初鑑賞
監督は『アイアン・ジャイアント』『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード
脚本は『ミュータント・タートルズ(2015)』のジョシュ・アッペルバウムとアンドレ・ネメック
ロシア大統領を出し抜いて勝手に核弾頭ミサイルをアメリカに発射し核戦争を勃発させようと企むコードネーム「コバルト」ことカート・ヘンドリクス
どういった経緯でそのような狂ったことをおっぱじめようとしたのかその思想がよくわからない
安易にナチスドイツではなくなぜかスウェーデン人
コバルトに渡る前に核ミサイル発射コードを奪ったエージェントのハナウェイだったが向こうから歩いてきた美女に油断したのがいけなかった
女は殺し屋でハナウェイ銃撃され発射コードを奪われた
チームパートナーのジェーンが駆けつけたときはすでに手遅れで「愛してる」と言い残しハナウェイは果てた
殺し屋はダイヤを報酬にコバルトに発射コードを渡す算段
最愛の女性に看取られて死ぬなん幸せな最期
告られて「ごめんなさい」と言わないところがいい
イーサンはロシアの刑務所に囚人として入っていた
妻殺しの犯罪グループを殺害した罪で
囚人の中に情報源が存在しそのためにわざわざムショ暮らしするイーサン
でも本当はイーサンの妻ジュリアは極秘の対応で生きていた
ズコッ
でもあー良かった
コバルトの正体を探るためチームは乗り込むも現場のクレムリン爆破でイーサン病院送り
おまけにロシアの諜報員にテロリストという濡れ衣を着せられ逃亡しなければいけない始末
クレムリン爆破のシーンは良い
強面にも禁煙だと強気な看護婦かっこいい
女殺し屋モローとコバルトとの交渉を妨害し発射コードを奪還しようと乗り込んだイーサンと仲間たち
ところが情報源として貴重なモローを格闘の末に高層ビルのかなりの上階の窓から蹴り落としてしまう
その後登場しないのでおそらく死んだのかもしれないがなんか残念だ
最後の最後に「生きてたのか!」ってサプライズがほしかった
天下一武道会に出場した桃白白みたいになっていたとしても
最終戦は立体駐車場だがラスボスが今回もあまり強くない
物足りない
やっぱりジョン・ウー監督のやつがその点だけでいえば一番良かった
ムンバイのセレブの男の三枚目ぶりが面白い
美女とはいえあれだけの仕打ちを何度もやられて怒らないところが男の鏡
「タフでなければ生きていけない 優しくなければ生きていく資格がない」を地でいってる
ドバイの高層ビルをよじ登ったり駆け降りたりするシーンはCGでなくワイヤーかなにかで本人が本当にやってるというからクレイジーという他ない
ドリフ大爆笑のコントで仲本工事がやっているような感じのトリック撮影かと思った
本当のように見せてトムうまいなあと感心したがそうじゃない
イーハンが落ちそうになってチームの2人が友情シェイクハンドやっていたがあれもマジかよ
すげーぜジャッキーかよ
なぜそこまでできるトム・クルーズ
ルーサーがスタメン落ち
最後の方にちょこっと出てくる
チームにあの黒人は必要
ドバイということで砂嵐リアル
映像が見えにくいけど
配役
IMFの諜報員のイーサン・ハントにトム・クルーズ
チームの紅一点のジェーン・カーターにポーラ・パットン
チームのハッキング担当のベンジー・ダンにサイモン・ペッグ
IMFの分析官からチームに加わったウィリアム・ブラントにジェレミー・レナー
ブダペストで運び屋からロシアの核兵器発射コードを奪う任務の際に殺し屋モローに射殺された諜報員のトレヴァー・ハナウェイにジョシュ・ホロウェイ
IMFがテロリストの濡れ衣を着せられロシア当局に射殺されるIMF長官にトム・ウィルキンソン
元物理学教授で軍隊にも所属していた核戦争を起こそうと目論むテロリストのカート・ヘンドリクス(コードネーム「コバルト」)にミカエル・ニクヴィスト
ヘンドリクスの部下のウィストロムにサムリ・エーデルマン
ヘンドリクスとの取引のためハナウェイを銃撃しロシアの核兵器発射コードを盗んだ殺し屋のサビーヌ・モローにレア・セドゥ
ロシアの核兵器のセキュリティーを開発したエンジニアのレオニド・ライセンカーにイワン・シュヴェドフ
イーサンが収容されていた刑務所にいて一緒に脱獄したロシア人のボグダンにミラジ・グルビッチ
ボクダンの従兄弟でロシアの武器商人のザ・フォッグにイリア・ヴォロッグ
インドのムンバイで通信会社を営むセレブのブリッジ・ナスにアニル・カプール
テロリストだと疑いイーサンを追うロシアの諜報員のアナトリー・シディロフにウラジミール・マシコフ
今回はチームに加わらず海底の掃除をしていたIMFのハッカーのルーサー・スティッケルにヴィング・レイムス
イーサンの妻のジュリア・ミードにミシェル・モナハン