劇場公開日 2010年7月31日

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「アンジーをどう思うかで、かなり評価が変わる映画だと思います。」ソルト Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アンジーをどう思うかで、かなり評価が変わる映画だと思います。

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

アンジーあまり好きではないので、見ないつもりでしたが、あまりの暑さにふらふらとシネコンに入ったら、ちょうどこの映画が始まる時間だったので、避暑を兼ねて見てしまいました。

内容的には、アクションに次ぐアクションで、かなり楽しめたんだけど、やっぱり主演がアンジーというのがちょっとひっかかる。

アンジーって自分のイメージが固まってしまうのを嫌って、イメージが違うインパクトのある役をやりたがるけど、それがちょっと許せない。

日本公開において前作の「チェンジリング」は、アンジーじゃなくて、きちっと自分イメージ作りをしている、役柄にぴったりの女優さんがやれば、客は入らなかったかもしれないけど、数倍いい映画になったと思うので、非常に残念でした。

しかも、その後にこの映画では、なんじゃこりゃ~という感じになるのは否めないです。

この意外性が、アンジーをハリウッドスターにしているところなんだろうけど、いやなところでもある。

自分のイメージを固定せず、意外性を押し出していれば、いろんな作品に出られて、自分はお金になるし、意外性を見たい客も入るんだろうけど、作品自体はダメになると思う。

一つのビジネスモデルと言えなくもないけど、映画ファンとしてはちょっと不満です。

例えばですけど、次回作がラブコメで、アンジーが女子高生役だったとします。

これだけで、客はすごく入るはずだし、内容的にもすごい名作だったとして、その映画をどう評価するかで、意見が分かれると思います。

その映画を許せるのなら、この映画もいい映画だし、許せないなら、この映画もちょっと不満ということになるんじゃないかな?

アンジーをどう思うかで、かなり評価の変わる映画だと思います。

Push6700