劇場公開日 2010年7月31日

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「「ミッション・インポッシブル」のアンジー版ような映画」ソルト Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「ミッション・インポッシブル」のアンジー版ような映画

2013年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 65

 冒頭から真面目で本格的な描き方をしてくるので、「ボーン・シリーズ」みたいな映画なのかと思って見ていた。だがだんだんと有り得ない派手な活劇になってきて、どちらかというと「007」や「ミッション・インポッシブル」のような映画に近いのだとわかってきた。アンジェリーナ・ジョリーの美しくかっこいい超人的な動きを、真剣な雰囲気で描く娯楽映画なのだ。強い、強すぎる。訓練を受けた護衛相手に細身の女が一人戦って、いとも簡単に彼らをなぎ倒していく。高速道路の上では華麗に橋から車へ、車から車へと飛び移っていく。何をやってもあっさりと成功させてしまって、スパイ版のスーパーヒーローもののようだった。
 それにしても設定や物語は相当無理している。ロシアのスパイ集団は何をとち狂って冷戦後の今になっていきなり馬鹿げた核戦争など始めようとしたのか。そんなだいそれた計画はあっさりと想定された動きになるし、ロシア大統領襲撃計画実行前に何故ソ連のスパイがいきなり訪ねてきてソルトの身分をばらしたのかよくわからないし、複雑な割にうまくいきすぎ。彼女の活躍が見られればそれでいいという作品かな。

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Cape God