新しい人生のはじめかたのレビュー・感想・評価
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二人の演技力あってこそ
しかし、この二人が並ぶと、エマ・トンプソンが大女に見える。
これもまた、最後の演出につながるんだけど。
それにしても、またも熟年(壮年?)恋愛ものを見てしまった。
やっぱり流行りなのかしら?
それとも、大物たちの年齢に合わせて作品作ってる?
しばらくあっていない男が娘の結婚式のためにロンドンに行く、家族にも...
普段の悩みをストレスなく見られます
誰にでもある普段の生活の、悲しいことの重なりに、人間らしく悲しんでる様をきれいに描いています。普通の不安や普通の悲しみの中でみんな生きていて、それは乗り越えられるもの。であるけど、乗り越えるのは大変だし、勇気も必要。
傷つくことを恐れるのは仕方ないことだけど、前に進むことで得られる人生があるんだ。っていう前向きな内容です。
アグレッシブでもなく押し付けもないので、気力もなく暇なときに見るのにおススメです。
夢よもう一度
訊かれない話を語りますが・・・、
TSUTAYAの彼女に声をかけようかどうか逡巡してる僕。一緒にタンゴの教室に行ってみないか?って。
映画は新しい人生の先生ですから。
で、映画のレビュー。
「徹夜は学生のとき以来よ」と言うケイト。
朝まで散歩した彼女が、徹夜明けの疲れよりも少しまさったウキウキ感で、小走りに噴水のむこうに消えていくシーン。良かったなぁ。枯れていくオールドミスが、まさに水を得た演出。
地味で抑えた物語を、絶妙なカメラが決して飽きさせずにエスコートしてるんです。
何でかんでもけたたましく語り続ける若者の「ビフォー」シリーズとは異なり、お互いの人生の年輪が、穏やかに言葉少なに、秋の日差しのなかで流れます。
でもそこにはタイムリミットも加味されていて、二人に焦りの気分は隠せない。仕事とか家族とかね。
長い人生は、しがらみの年輪をも刻んでいくもんですよ。
踏み出すか、やめておくか!!
同年代の、僕自身の、今現在の恋心に、夢と現実の狭間での迷いと ドキドキを与えてくれた映画です。
ああ、時間と お金と ほんの少しの勇気がほしいっ。
そもそも映画の男たちってさ、みんな自由業か自営業だよね、貯金もあるし、時間もあるし~
でなくちゃお話が始まらないもの。
さて、TSUTAYAにDVD返しに行ってくるとするか。
(バツ1、過労サラリーマンきりん君の ぼやきでしたww)
キャスティングで決まった
よく分かりませんが、イギリス人がアメリカに行ったり、アメリカ人がイギリスに行ったりする映画が好きなようで、正しく私の好みの設定の作品です。
最近だと『はじまりのうた』やら『アバウトタイム』やら『宇宙人ポール』やら、同じ言語を話すのに文化が異なる人達の交流が好きなんでしょうか?
共通点はありながらも過ごしてきた時間が結構違いそうな2人が惹かれあっていく様が描かれています。
そんなことはさておき、ストーリーはとっても普通で意外な展開がほぼありませんが、主演の2人がとても良いです。
あとは、ダスティン・ホフマンの娘役で出てくるリアーヌ・パルバンがかわいい。
どうしても映画館に行ってまで観たかったと思うような大作ではありませんが、とても楽しめました。
主演二人を楽しむ作品だが、ちょっと地味
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
物語自体は単純でそれほどのものではないが、主演二人の演技で魅せる作品。エマ・トンプソンのようなある程度年齢を重ねた独身女性ならば、結婚なんて諦めた方が人生ふっきれて楽になれたりするものだろう。ちょっとときめきは経験出来ても、今更恋愛と言われても怖かったり傷つくのが嫌で踏み出せないのはわかる。自分に問題があって家族とうまくいかなかったダスティン・ホフマンの、仕事も失って何も残らない寂しさもわかる。だが話としてはちょっと地味かな。
人をシアワセにしようとすることで強くなれる。
ベテラン俳優の演技が素晴らしい
少し切なくなるなぁ〜
最初のほうでハーヴェイとケイトのそれぞれの“孤独感”とても伝わってきました。
ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)の別れた原因など 私が観ていても、なんとなくわかる位 {空気読めない男!}たまにイライラしてました(笑)
その位、ダスティン・ホフマンこの役 うまいなぁ〜なんて思いました。
ケイトに声かけて1日中一緒に着いてまわるなんて、絶対にありえないし… 好意を抱いたり… 失業したのにマタ声がかかり断る……ちょっと無理やりな話に私は 納得いかなくてね⤵⤵あと…2人でいる時の見た目の不自然さが少し残念でした。
でもケイトが言ってた言葉、『恋愛はあきらめて生きるほうが楽なの』… その言葉 私 と同じ気持ちで イロイロ考えてしまった。
ほんわかした話でしたね。
人生の船出に乾杯を
「もちろん」ではなく「努力する」という答えに人生の重み
言ってしまえばどうということのない内容なのだが、この作品の持つ魅力は、ある程度、年齢がいった人でないと解らないかもしれない。
ダスティン・ホフマンも、なんで今さらこんな中年の恋愛映画なんかにと思わないでもなかった。ところが観てみると、彼でなければ出せない味があった。歳はいっても恋愛感情はあるし、新しい出会いだってあり得る。「卒業」で人の花嫁を奪った若者も、今では、頭には白いものが混じり、顔には皺も増えたけど、前に進む力はまだまだ残っている。そんな物語だ。
血気盛んだった「卒業」のベンジャミンと違うのは、ケイトに、ずっと(私を思う)気持ちが変わらずにいられるか訊かれたときの答えだ。「努力する」。この一言に、彼の人生の重みを感じる。
別れたカミさんをキャサリン・ロスが演じてたら面白かっただろうね。
冒頭ではコロンボみたいな風体だったハーヴェイも、ケイトと出会ってからは、ベンジャミンだった頃を思い出すように若々しくなっていく。
ケイトの過干渉な老いた母親(アイリーン・アトキンス)が、道化役となって要所要所で笑わせてくれる。
今回の原題もヒドいね。もう後がないってなタイトルだ。邦題は前向きでいい。
転機
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