「夢よもう一度」新しい人生のはじめかた きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
夢よもう一度
訊かれない話を語りますが・・・、
TSUTAYAの彼女に声をかけようかどうか逡巡してる僕。一緒にタンゴの教室に行ってみないか?って。
映画は新しい人生の先生ですから。
で、映画のレビュー。
「徹夜は学生のとき以来よ」と言うケイト。
朝まで散歩した彼女が、徹夜明けの疲れよりも少しまさったウキウキ感で、小走りに噴水のむこうに消えていくシーン。良かったなぁ。枯れていくオールドミスが、まさに水を得た演出。
地味で抑えた物語を、絶妙なカメラが決して飽きさせずにエスコートしてるんです。
何でかんでもけたたましく語り続ける若者の「ビフォー」シリーズとは異なり、お互いの人生の年輪が、穏やかに言葉少なに、秋の日差しのなかで流れます。
でもそこにはタイムリミットも加味されていて、二人に焦りの気分は隠せない。仕事とか家族とかね。
長い人生は、しがらみの年輪をも刻んでいくもんですよ。
踏み出すか、やめておくか!!
同年代の、僕自身の、今現在の恋心に、夢と現実の狭間での迷いと ドキドキを与えてくれた映画です。
ああ、時間と お金と ほんの少しの勇気がほしいっ。
そもそも映画の男たちってさ、みんな自由業か自営業だよね、貯金もあるし、時間もあるし~
でなくちゃお話が始まらないもの。
さて、TSUTAYAにDVD返しに行ってくるとするか。
(バツ1、過労サラリーマンきりん君の ぼやきでしたww)
コメントする