武士の家計簿のレビュー・感想・評価
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家族について考えさせられました。
番宣やタイトルもポップな感じがしたので、実話をもとにしながらもコメディっぽい作品かと思ってましたが、もっと奥深い作品でした。
笑うところはポツポツありますが、教科書では学べない当時の暮らしを丁寧に描き、武士の生き様を教えてくれます。
映画全体の流れは淡々としているので地味な感じはありますが、主人公とその一族の人生観を観れてよかったです。
ただ、音響というか挿入歌というか、度々流れる曲が暗すぎて、映画そのものが暗く感じられてしまって、もったいないと思いました。もう少し温かみのある音楽の方があってたんじゃないかなー。
生真面目な主人公の際立った存在感
幕末に加賀藩に実在した「そろばん侍」と呼ばれるお家柄の一家が借金を返済して行く事を縦軸に、家族の交流を描いた作品。
公開時以来の再見だが、面白い題材を手堅くエンターテインメントに仕上げている。本作のヒットを受けて製作された『武士の献立』の後に見ると、改めて『献立』の出来の悪さを実感できる。
主人公(堺雅人)と父親(中村雅俊)の一家の借金について、一緒に見た家人に質問されたので、一応、ここで書いておく。インフレの激しかった幕末であり貨幣価値や、そもそもの経済原則が違うので、あくまでもざっくりとしたイメージだが、主人公と父親の二人の収入が、今の価値基準で500万円くらい。その中から、家族4人プラス子供と、女中や小間使い、合計10人程度を養い、かつ父親が江戸に出る際の経費などを賄う。それに対して借金は1000万円。正確な計算ではないが、大凡そんなイメージ。
これでも、「知行取」であり「大名お目見得」という上流階級(あるいは中流の上)。江戸の中期以降、武士階級が如何に経済的に困窮していたか。まぁしかし、その一方で、借金帳消しや年貢の不当徴収なども横行していたわけで、武士階級が特権的階級だったことは間違いない。逆に言えば、そんな階級でありながら、生真面目に借金返済した主人公の存在感が際立つ。
現代的に言うならば会計監査と事業再生だが、質素で堅実すぎる
総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
藩の会計監査をして不正を見つけて、家計の財務分析をして破綻回避のための新たな借金返済計画を作成し質素倹約に励む。やっていることは現代の会計事務所と似たり寄ったりだが、何もかも丼勘定で統治がお粗末な時代であり、また武士の家としての体面がゆえに一見不合理な経費の膨大な借金があったりして家計は我慢の連続。自分の職務領域を算用者として定めて、人生もそこから踏み出すことなく頑なに厳密な生活をする生き方は、ある意味では藩に仕える武士の一つの手本である。
しかしそれは同時に動乱の世の中の侍としては観る方にとって退屈でもある。ひたすら我慢の堅実な生活の描写の連続は、物語に動きがなさすぎて観ている側にも我慢を強いる。家庭の話ばかりではなくて、算用をもってどこまで藩や新政府に貢献してきたのかくらいもっと具体的に描いてほしい。
年末年始の時代劇・・
・・一昨年は、NHKの●御鑓拝借が圧巻だった!
今年は、●剣客商売●桜ほうらさ?を見た。
んで、五日までのGYAO期間限定OAのこちらヾ(@⌒ー⌒@)ノ
正月は時代劇だよね( ´ ▽ ` )ノシ
そう。
邦画の宿命かも知れないが・・↓
・・二時間の大予算テレビドラマと邦画時代劇の境い目て微妙よね?
1800円払う価値観・・
無料で見られる価値観・・
で!
こちらは、現代社会にも通ずる・・『質素倹約/財務再建』のお話♪( ´▽`)
なかなか良い主題でおもろいよ〜(=´∀`)人(´∀`=)
☆評価は・・
ネット無料視聴基準で(*^^)v
DVD買う度 ◎◎
モ1回見たい度 ◆◆
おすすめ度 *****
デートで見る度 ◇
観た後の行きたいお店】
和食処?居酒屋?
観た後の飲みたいお酒】
日本酒や焼酎
観た後の食べたい一品】
タラの昆布締め
物事】には、本質や本懐・・そもそも論てのが有る。
枝葉でなく、幹や根元にフォーカスし、改善や駆逐する事が最善!て事。
日本人のモッタイナイ精神・・と/創意工夫の心意気。
良く表現されてましたし・・
一本調子とか悪く言われる事も有る⇒堺さんと仲間さんですが、本作ではバッチリとハマってる気がします。
あ、松坂慶子さんも良かったかな?
のんびりとした年末年始には良い映画でした。満足♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
どの時代も金だな
映画評価:45点
役者の演技が上手いので、
地味になってしまった作品です
本当に江戸明治の暮らしを覗いている様でした
他作は合戦等の武士の華やか部分や、戦略等の駆け引きでハラハラドキドキさせるものが多い中
あえて地味なテーマを選び、そこを徹底していた
面白くも、楽しくもないが
こういう作品も好きだ
テーマが全てなんですが…。
テーマが全ての作品。
ただ日本でもかなり上手い役者がでてるので
みていて惹かれます。
けれども何か足りない。
何だろう、もしかしたら音楽かも。
エンディングは音楽が今ひとつです。
落ちもそうかも。
そこそこ幸せになれるけど
うーん、最高ではないんだよね。
まぁ観て損ではない程度。
だから評価3.5です。
良い意味で普通
THE時代劇でしたね~凄く普通で刀の代わりにそろばんで生きた武士の一生を描いた物語です。何の盛り上がりもない映画・・・こういう映画もたまには良いかもしれません。でもやっぱり退屈で観ててシンドかったです。映画が悪い訳ではありません。まだこれを観れる自分の年齢が達してないんだと思います。まだアクションのない時代劇は早かったです。
算盤侍
チャンバラが一切無い時代劇。
ホームドラマ時代劇と言うべきか。
刀ではなく、算盤を手に生きた下級武士と、その家族の物語。
その姿に、家族の在り方や古き良き日本人の姿が満ち溢れていた。
ストーリーも、現代に通じる所が多々あった。
藩の不正(今で言うと企業の不正)、借金問題、倹約生活(今で言うとエコ?)…昔も今も変わらない。
ストーリーの軸となっている家族愛に、とても共感出来た。
こういう時代劇もイイ。
古き良き日本の家長制度に感激☆彡
先週のおはシアは~
“武士の家計簿”をご紹介しました。
と~っても観たかった作品です。
いや~。良い映画でしたよ。
森田芳光監督。若くてギラギラしていた頃を知っているから余計に
「うわ~こんな作品を撮れるんだぁ。」と感激しました。
江戸時代末期、加賀藩の御算用者の猪山家。8代目直之は
膨大に膨れ上がった猪山家の借金を返済をしようと
まずは必要最小限のモノを残して家財を処分。
その後、一家一丸となっての倹約生活がスタートします。
彼らの人間模様を淡々と描いているのですが
家族愛が、い~っぱい詰まった作品に仕上がっていますよ。
この映画、キャスティングが素晴らしいです。
主役の直行役の堺雅人さん。私、この方の笑顔が苦手なんだけど
(心から笑ってないっていうか。実のない笑顔って気がするの。)
型物の役なので笑うシーンが殆んどなくて、良かったです。
仲間由紀恵さんは日本女性の奥ゆかしさを体現している
可愛い奥さんを嫌味なく演じていて、これまたGOOD。
猪山家の7代目、お婿さんに入ったお父さん役は中村雅俊さん。
ちょこっと才覚のある感じが上手いです。
家付き娘だったお母さん役は、松坂慶子さん。
ちょっと我儘チックだけど、サッパリしていて
イイ感じ~。お気に入りの着物を手放すシーンは可愛いですよん。
おばば様役の草笛光子さんの存在感ってスゴイです。
着ている着物が、これまた渋くて素敵です。
作品の中に、古き良き日本の習慣や、家族の在り方が
穏やかに温かく描かれていて、心がホッコリします。
奥さんのお駒さんが、従順に夫を敬う姿を見ながら
こんな風に出来るのは、夫の直之が、そうされるに相応しい
ビシっと芯の通った男だからなんだな。としみじみ思いました。
時代遅れかもしれませんが・・・
男は男らしく、女は女らしくって、素敵ですよね。
“武士の家計簿”星は~
4つです。
悪くはないけどねむれますzzzzz
キャスト、展開、何が悪いわけではないのですが、気づいたら、久々すやすやしてました。
つまんないわけでもないんです。
いい意味でのほんわか・・・が知らずの睡魔になっただけ。
古き良き日のホームドラマです。
僕には辛い
原作もおもしろく、堺雅人さんファン仲間由紀恵さんファンの僕としては、期待膨らませて観にいったのですが…、残念でした。
原作を膨らませた部分が余分というか負の効果もたらしちゃった感じですかね。
中村・松坂、抜群にうまいんだけど、…失敗だったとしか
ちょっとおかしくて、ほのぼのした作品
原作も同様なのですが、タイトルに“家計簿”とついている割に、ストーリー全体から見ると家計簿が重要な感じはしません。むしろ『そろばん侍』とかの方が、内容にマッチしていると思います。
ストーリーは、貧乏だけど、一生懸命働いて、倹約して、子どもの教育に熱心な、ある下級武士一家のホームドラマ。
割と淡々としていて、ちょっとおかしくて、ほのぼのした作品。
主演の堺雅人は、最近いろいろな作品に引っ張りだこで「またか」という印象はあるのですが、この作品の役は彼にぴったりハマっていると思います。
「御明算?」
幕末の物語。そろばん侍の日々を丁寧に描いているように見えるが、丁寧が単調に思えてならない。愛情表現で苦しんだ演出にもみえ、そこらが中途半端な現代劇のようで、ちょっと残念。っにしても元気な草笛光子さんが観れて嬉しかった。
父親の威厳
今は無き善き家族の営みに嗚呼想だったなあと遺伝子が騒いだ、健全な暮らしの果てに健全な社会が構築されていくんだなあと不図思った。堺演ずる断固たる父親像の威厳の中に、国造りの真髄を視た気がした。崩れてしまった現代社会 個人主義から本来の目的を見失った今、改めて役割分担の大切さを考えさせられた。
ただただ単調と
つづく物語に、睡魔と闘いながら鑑賞しました。。。
物語の内容や設定は興味深くテーマははっきりしているので
心地よいものの、あまりにも単調過ぎてびっくりしました。
「おとうと」さんもそうでしたが、自分には森田さんワールドでは物足りなさを感じてしまうのでしょうか。
「見栄をはるな、己を知れ」という亡き祖父の言葉を思い出しました。。。
素敵なお話だとは思います。
そろばん侍
そろばんの音ってきれいで心地良い。
映画の音といえば「つぐない」のタイプライターの音。
あれもいい効果音でした。
そろばんの家業へのゆるがない誇り。
今は自由に職を選べる時代で家業を継ぐことも少なくなってしまった。
かつてあった、そうしたかけがえのないプライドも時代とともに薄れていっているのかもしれない。
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