劇場公開日 2010年2月13日

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ゲキ×シネ「蜉蝣峠」 : 特集

2010年2月8日更新

映画館で演劇のライブ感と迫力を再現する「ゲキ×シネ」シリーズの最新作「蜉蝣峠」が、2月13日より東京・新宿バルト9ほかにて“上演”。「映画館で見られるのは映画だけ」と思っているあなた。舞台劇ならではの臨場感を映画館の大スクリーンで味わえる「ゲキ×シネ」を、見逃さないでほしい。また、「演劇を映画館で見てもなあ……」といぶかしむあなたも、舞台から遠い客席からでは味わえない映画的迫力が、「ゲキ×シネ」にはある。(文:平田裕介)

演劇×映画=時代の先端を走る「ゲキ×シネ」をいまこそ体験!

演劇×映画…それが「ゲキ×シネ」!
演劇×映画…それが「ゲキ×シネ」!

■新しいエンターテインメント…それが「ゲキ×シネ」!

映画館の可能性を広げた
映画館の可能性を広げた

映画館で見るのは映画だけ。そんな概念を打ち破ったのが、人気劇団「劇団☆新感線」の舞台劇を映像作品として上映する「ゲキ×シネ」シリーズ。最近では、オペラ、歌舞伎、ミュージカルなどを映画館で上映するプログラムも珍しくないが、その先駆的存在として04年からスタート。最先端デジタル技術を導入した映画館ならではの高音質&高画質なサウンドシステムとスクリーンを活かし、舞台劇の“生”感覚を見事に再現。さらに、ツボを抑えたカメラワークで、演者の細やかな演技や表情も見事にキャッチしている。

まさに演劇(ゲキ)と映画(シネ)の特性を巧みに融合させた新たなエンターテインメントが「ゲキ×シネ」なのだ。

■パワフル&エネルギッシュ!結成30年の「劇団☆新感線」の実力

「ゲキ×シネ」を語るうえで欠かせないのが、今年で結成30周年を迎える「劇団☆新感線」の存在。主宰である演出家いのうえひでのり、小説、映画、TVなど各方面でも活躍する座付き作家・中島かずき、そして古田新太、高田聖子、橋本じゅんら個性的な役者陣が醸し出す、パワフルでエネルギッシュな世界観、見る者をグイグイと引き込む波乱万丈な物語が詰まった作品で絶大な人気と支持を獲得。代表作の1つである舞台劇「阿修羅城の瞳」は滝田洋二郎監督により映画化もされていることから、その名を知る映画ファンも多いはず。

■映画ファン垂涎のキャスト&スタッフ陣で送る最新作「蜉蝣峠」

堤真一、高岡早紀ら映画ファンにもなじみのキャスト
堤真一、高岡早紀ら映画ファンにもなじみのキャスト

そんな劇団☆新感線が送り出す「ゲキ×シネ」最新作が、脚本にクドカンこと宮藤官九郎、出演に堤真一、高岡早紀、勝地涼という映画ファン垂涎の豪華キャスト&スタッフ布陣を迎えた「蜉蝣峠」だ。

名前以外の記憶をすべてなくした男、闇太郎(古田新太)。彼が極道者たちの対立する宿場町を訪れたことから、彼の恐ろしくも哀しい過去、住人たちの愛憎が渦巻くドラマが展開する。全編に鳴り響くロック度満点な音楽、迫真の剣戟といった“「新感線」的歌舞伎”ならではの面白さに加えて、完全オリジナルの物語も魅力。漫画、小説、ドラマの原作ものが溢れる昨今だからこそ、実に刺激的に感じられる。

映画館で見るのは映画だけじゃない。舞台で見るのだけが演劇じゃない。時代の先端を走る「ゲキ×シネ」体験をするのは、いまだ。

【特別映像】新しいエンターテインメント、ゲキ×シネの魅力解剖!

これまでの「ゲキ×シネ」作品を交えつつ、実際の舞台との違いを検証し、その面白さの魅力に迫る特別動画を配信。単なるドキュメント映像でも生中継とも異なる、映画製作と違わぬ工程・こだわりをもって作られている「ゲキ×シネ」のスゴさが一目瞭然だ。



【試写会レビュー】圧倒的ライブ感に興奮必至!

eiga.comでは2月1日、本作の試写会を実施。生粋の映画ファンが集まる試写会で、初めて「ゲキ×シネ」を体験した人々からも、その臨場感と作品そのものの面白さに好意的なコメントが多数寄せられた。

○映画で舞台の臨場感が出せるのか?と正直疑わしかったのですが、ド迫力で感動をたくさんもらいました。とても楽しませてもらいました。また見たいです。(女性/30代/主婦)

舞台のライブ感が映画館の大スクリーンで迫ってくる!
舞台のライブ感が映画館の大スクリーンで迫ってくる!

○ゲキ×シネは初めて見ましたが、映画なのに生の舞台を見ているような感覚がとても新しく、楽しめました。(女性/30代/会社員)

○舞台よりも手ごろで近所の映画館でも見られるという点がプラス。舞台がより身近に感じられたし、舞台の見方の手引きとしても有効だと思う。(女性/30代/家事手伝い)

○ものすごくかっこよかったです。ストーリーも堤さんも(笑)。舞台を見に行く予定でしたが都合が合わずいかれなかったので、映画館で見られるのはすごく楽しいです。(女性/30代/派遣社員)

○ストーリー、演出、役者、すべてにおいて高レベルの素晴らしい舞台を、ゲキ×シネという形で映像で見られるのはとても良い。たくさんの舞台をゲキ×シネで見てみたいと思った。(男性/50代/会社)

○あっという間の3時間でした。やっぱり最後の殺陣のシーンが圧巻です! 役者さんがぞれぞれ個性的で歌も楽しめました。(女性/30代/会社員)

○舞台を見た私でもゲキ×シネだと一味違って楽しかった。舞台は生のLIVE感、ゲキ×シネは映像のLIVE感、どちらもよくて、ラストのあの緊張感は味あわなきゃ損!(女性/20代/大学生)

○舞台では見えない細かい演出や小道具が見られて、迫力もすごくあって引き込まれた! 舞台で見るときと映画で見るときで、視点が大きく変わりそう!(男性/20代/福祉職)

インタビュー

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