「悪人は人が作る」悪人 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
悪人は人が作る
公開時に鑑賞して15年後の再鑑賞
その時よりも、重いものが押し寄せた。
前回は「愛」を強く感じたが
今回は終始「孤独」が強くあった。
孤独の世界から見た偽物と本物
「悪人は人が作る」
行き場の見つからない青年、
狭い生活圏を往復する女、
悪人を作り上げた女、
薄っぺらい大学生と薄い絆の仲間、
去るバスに一礼する老婆、
マフラー、見開いた眼、
大切な人、守るべき人、
喪失感と幻を追う人、
言葉の要らない言葉、世間、
演じた各俳優は素晴らしかった。
”大切な人の幸せを見る幸福感”
もっと早く出会っていれば…。
最後の澄んだ目は本物だと思った。
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