劇場公開日 2010年9月11日

「人間って、」悪人 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)

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4.0人間って、

きりんさん
2018年10月10日
Androidアプリから投稿

人間って、
一度生まれてしまうと終わりまで止められないんだと思った。

本人の生まれ持ってきた資質と、後々生育環境から影響を受けて加味された部分と、両方含めて自覚の有無を問わず一生負って行かなけれはならない自分という存在。

あれだけ温かく素朴な理髪店の両親の元に生まれ育っても"満島ひかり"は誕生するし、
“樹木希林“がどれだけ大切に育てても孫は殺人犯になる。

「同じ国道を行き来するだけの人生」と呟いたのは"深津絵里“。この店員だけが運命を打破して生きようとしてたかも。

どうにもならない人生の哀しみ。それを突き放した目で描写する原作者。
そんな映画だった。

登場する若者たちはうちの子供たちと同世代なので、いろいろと他人事とは思えず、うなだれてエンドロールを見る。
救いはどこに?
登場人物全員がそれを探していたなぁ・・・

あと、撮影手法での感想-
ラストのカットで主人公の目をアップに迫るやり方、
「夢見るふたり」の松たか子。
「横道世之助」の吉高由里子。
そして今回の妻夫木聡。
安易な多用は監督の力不足=逃げにつながりかねないが、妻夫木の夕陽を見つめる顔のロングは、銘シーン。

(TSUTAYAにて、樹木希林追悼コーナーよりレンタル)

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きりん
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