「現代のいじめ、性的虐待、差別は全く別の所にある。」告白(2010) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
現代のいじめ、性的虐待、差別は全く別の所にある。
かの金属バットの事件を振り返ると、サイコパスなマザコンが犯す犯罪の種類が全く違う。彼らに出来る事は自壊すること位。勿論、稀に周りを巻き込んで犯罪を犯すことはあろうが。
現代のいじめ、性的虐待、差別は全く別の所にある。
寧ろ、この状況を傍観する側に日常生活を脅かす問題がある。『絆』で結ばれた家族に問題が無いと思う所に寧ろ問題がある。
少年法の改正目的の為だけのプロパガンダ映画として私は見る。
原作がホラーだけを追ったライトノベル級の小説であるだけでなく、頭に逆上せた演出家が思わず作ってしまった駄作と思うが。まぁ、ご飯を食べる為には仕方ないのだろう。大変に残念だ。問題が重いだけに人の命は大事にしてもらいたい。ただでさえ、火曜日ごとに殺人があって、崖で犯人が2時間で自決するのだから。もう少し、救われる何かが見たいものだ。
全く持ってその通り。
それらの問題を一緒くたにして乱暴に『少年法は既得権益!殺人が許されるから!』と言いたいだけのアホな映画(あとアホ向けの『スカッとジャパン』的な復讐の暴力の快楽に浸らせる為の映画)
その快楽を利用して『少年法は悪』としたいだけ。
実際に少年法が改正され身を守る術がない未成年の子供が罪で裁かれるようになれば必ず『子供をグルーミングして人を殺させて罪をなすりつけるだけ』の大人が大量に発生するだろう。
子供本人達の口も塞げるから一石二鳥。
元々少年法というのは戦後『子供を利用して犯罪をする大人』が後を立たなかった為に作られた。
今では『戦後の厳しい暮らしで犯罪を犯すしかなかった子供の為』と言い換えられているが裏を返せば『犯罪をすれば生きていける環境を用意していた大人達が居た』という事実。
まあこの日本という子供に対して冷たく道具のように利用するしか考えない国の大人達は『そんな経緯』も知らないままこの映画で気持ち良くなるんだろう。気持ち悪い。