劇場公開日 2010年2月20日

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ルドandクルシ : 特集

2010年2月8日更新

続けて、本作の豪華特別映像と監督インタビューをお届け。映画ファン垂涎のスタッフ&キャストの姿をたっぷりとご堪能あれ。

豪華特別映像集&カルロス・キュアロン監督インタビュー

映画を作り上げたスタッフ&キャストの声をお楽しみあれ
映画を作り上げたスタッフ&キャストの声をお楽しみあれ

【特別映像1】
劇場マナームービー+ガエル・ガルシア・ベルナルのミュージッククリップ

特別映像の1本目は、メキシコの映画館で上映された「ルドandクルシ」の劇場マナームービー。陽気な2人が観客に向けて鑑賞マナーを伝授。日本では決して見られない貴重な映像。こうした場面に顔を出すのも、2人が本国でいかに人気者であるかの証拠だ。また、劇中で歌手デビューを果たしたガエル・ガルシア・ベルナル扮するタト(クルシ)のミュージッククリップを丸々配信。こちらも本編では一部しか映っていないもの。ガエルファンは必見です!

【特別映像2】
プロデューサー&キャスト インタビュー

特別映像2本目は、アルフォンソ・キュアロン、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ギレルモ・デル・トロの3大プロデューサーと、主演2人によるインタビューをお届け。

カルロス・キュアロン監督 インタビュー

続けて、兄アルフォンソ・キュアロンの監督作「天国の口、終りの楽園。」の脚本等で活躍し、本作で初メガホンを取った実弟カルロス・キュアロン監督のインタビューをお届けする。(取材・文:高野裕子)

「人生はビター・スイート。だから全編を通してそのバランスを考えた」

初長編に挑んだカルロス・キュアロン (奥は兄のアルフォンソ・キュアロン)
初長編に挑んだカルロス・キュアロン (奥は兄のアルフォンソ・キュアロン)

9年前「天国の口、終りの楽園。」で、男の友情を熱く演じたガエル・ガルシア・ベルナールとディエゴ・ルナが再共演する新作「ルドandクルシ」は、イケテナイ兄弟をメキシコきってのイケメン男優2人が演じる笑いと涙のサッカー・ドラマだ。

――本作はサッカーを通して兄弟や母子の絆、夢や希望を描いていますが、なぜサッカーを表現手段として使いたかったのでしょうか?

「単にサッカーが好きだったから。それに世界中で人気のあるスポーツだし。ただ過去のサッカー映画の大体が失敗した、というのが心配の種であったことは事実だね」

――本作では「天国の口、終りの楽園。」で顔をあわせたガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナの再共演が見どころですね。

「2人が『天国の口、終りの楽園。』で描いた友人関係はすばらしかった。あれを再現したかったんだ。全く同じでなく、血のつながった兄弟ならどうなるかなって思ったんだよ。2人が信頼しあっているという関係の上に、物語を想定した」

――サッカーにギャンブル、女性に高級車と男子の愛する世界がスクリーン一杯に広がりますが、女性にとっての見どころは?

「その男たちの愚かしさを満喫してほしいよ(笑)。ハンサムな2人の美しい男の肉体を見て楽しんでもらいたい。テーマである兄弟愛については女性も共感を抱けるんじゃないのかな。姉妹関係とも似ていると思うし」

――深刻なテーマを扱っていながら描き方が明るく前向きですね。それはメキシコ的人生観を反映させているのでしょうか?

酸いも甘いも、どちらもあるのが人生
酸いも甘いも、どちらもあるのが人生

「人生というのは全てが暗黒なわけじゃないし、逆にいつも幸せで素敵なことばかりでもない。人生はビター・スイートなんだ。だから全編を通してそのバランスを考えた。ビターな瞬間、スイートな瞬間、またルドとクルシのそれぞれの瞬間もある」

――本作はギレルモ・デル・トロ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、お兄さんのアルフォンソの立ち上げた「チャ・チャ・チャ」プロダクションの第1作目になりましたが、どのような経緯で?

「そもそも作品の案をアルフォンソに話したら、プロデュースを買って出てくれ、脚本が完成した段階で彼の友だち、アルハンドロとギルレモが製作に加わることになったんだ。それでチャ・チャ・チャが結成されたんだ。その進化たるや素晴らしかったね。彼らとは過去にも一緒に仕事をしてきたし、自然な成り行きだったんだよ」

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