「自由のない国」ペルシャ猫を誰も知らない 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
自由のない国
日本もどんどん息苦しくなってきていて、特にそれに対する反対の声もないのが空恐ろしいと感じている昨今、イランには厳格な宗教があり、イスラム教に反する表現も非常に規制されているようだ。パスポートの取得も大変そうで、北朝鮮ほど不自由ではなさそうなものの、映画も好きに見れなさそうで、日本との違いがとても興味深かった。
そんなイランの音楽事情のカタログ的に紹介しつつ、規制だらけの中でとてもエネルギッシュに音楽に取り組む姿勢が素晴らしかった。表現とは、自由とはと非常に突きつけられるものがあった。
主人公のアデルがよく喋ってよく動き、見ていて元気が出るキャラクターでとても魅力的だった。
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