バグダッド・カフェ 4Kレストア版のレビュー・感想・評価
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おばさん、異国で捨てられる。 おばさん、ぶち切れママと出会う。 お...
優しくてユッタリした時間模様
ブレンダのガミガミと怒りっぱなしな序盤から徐々に優しい顔に変化してドイツ人の女性との交流が気持ちを和ませる。
ドイツ人の女性の過去は語られないがマジックを覚えたりバグダッド・カフェで受け入れてもらう為の行動が可愛くて愛らしい。
出てくる人々が優しくてバグダッド・カフェに流れている時間がユッタリとしていて全てが魅力的だ。
自由奔放な娘にピアノ弾きな息子に皆んな楽しい時間を気ままに過ごしていて嫌気がさしていた筈のブレンダも最後には楽しそうで。
草葉の陰からブレンダを見守るように、いや、逃げ隠れた旦那に笑っちゃう。
素敵な女同士の友情物語。
2016/06/16
ユジク阿佐ヶ谷にて鑑賞
2025/02/15
フォーラム仙台にて鑑賞
3.6
何だか不思議でよくわからないところが多かったけど、すごく丁寧に作られた映画だと思う。
普段の何気ない日常を描いた作品と言うのは、割と嫌いじゃないのだが、今回はなんか違ったような気がする。
単調で退屈したわけではないが、ありふれた感じがする。
登場人物が特殊過ぎで、その個性に入り込めなかった。
ただ主題歌の「Calling you」はとても良かった。この映画の雰囲気にぴったりで、カフェの疲労感、孤独感、また希望が見える感じを上手く表現していたと思う。
この映画を観た人なら誰でも印象に残っていると思うのだが、最後コックスがプロポーズしたときのジャスミンの返事は一体どういう意味なのだろう。
この映画、考えるとどんどんわからなくなる。でもただ心温まる映画として済ますにはもったいないと言うか、それじゃいけない気もする。
今のぼくにはまだ理解できないところが多かった。いつか必ずもう一度観たい。
大人になってわかった映画
砂漠に返り咲いたみんなのカフェ
皆さんのレビューを読んで、いつか観たいと持っていた作品。在る夜、主人が珍しく洋画なぞ観ているから「何、これ?」「バクダット・カフェ・・」「え~~、それ観たかった~私もっ!」という訳で、夫の二便でという運びとなりました。
砂漠の中に佇むその名もバクダッド・カフェ。時間がやさしく流れている気がします。映像が印象的。全体から感じる独特の雰囲気が良いですね~。そして「Calling You♪」のきれのある歌声がストレートに響いてきて、物語を引き締めてくれています。
人と人との不思議な縁というものを感じ、大事にしたいな~と思えた作品です。いつでもその気になれれば新しい自分に出会うことができるし、取り戻した笑顔はまた違う誰かを笑顔にできるということを心で噛みしめました。
自立した女たち
♪ 珠玉の名作・名曲がココによみがえる ♪
予告編で耳にした
主題歌「コーリング・ユー」。
映画を観ていないのに
曲とフレーズを聞いた覚えが。
この映画の主題歌だったんですね!
新作はバンバン観ているくせに、
旧作に弱点を持つ小生の弱みが出てしまいました。
映画好きとしては、
旧名作を観ていくのが今後のテーマですね。
劇場は小生の同年代から
やや上の世代までで半分ほどの入り。
早めに着いたので前の回で出てくる人の表情、
声に注意していたのですが、特に女性の表情が明るい。
さらに、受付前にはパンフを求める列ができていました。
当館で、こんな列ができるのは非常に珍しいできごとです。
うれしい予兆に期待を膨らませ上映開始を待ちました
(開始時に映写機にトラブルが起きましたが迅速な対応で大丈夫でした)。
☆彡 ☆彡
そりゃ、みんな笑顔で出てくるよな
ラスト、クライマックスなんて劇中の
カフェのお客さんと一緒に手拍子しちゃいましたもん!
もちろん、他のお客様に迷惑にならないようちっちゃくですけど(苦笑)
序盤は
カフェオーナーのブレンダの行動に
イライラさせられっぱなしでしたが、
終盤は対照的にブレンダとジャスミンの行動に
笑顔で気持ちもリズムもノリノリで、まるで、
本当に自分もバグダッドカフェにいるみたいな
気分で楽しませてもらいました。そのシーンの
雰囲気は『ヘアスプレー』に、少し似ていました。
“終りよければすべてよし”
とは、上手くいったもんで、
中盤から終盤にかけて、劇場に笑い声が
わき上がるシーンも増え、これならみなさん、
後味爽快で気分良く、映画館をあとにすることが出来たでしょう(笑顔)
◇ ◇
《 音楽 》
《 色彩 》
《 ブーメラン 》
〈 「どうして出て行くの?家族同然じゃない」「仲が良すぎるの」 〉
「コーリング・ユー」
やはりこの楽曲抜きには語れません。
オープニング、エンディング、そして
作中でも、実にタイミングよく哀愁漂う
メロディーが映画館を満たしてくれます。
なんなんですかね。
この曲を聴くとうっとりさせられてしまうんですよね。
しかも、色彩。
今回、ディレクターズ・カット版を作るにあたり
オリジナル版とは変えたそうですが、こちらもさらに
うっとり感を倍増させるほど艶やかなんです。心に残ったのは、
合間合間に挿入される全景を引き気味に映した、少し濃い目のピンク色。
ピンク来い!はやくピンク来い!!
身構えて待ち構えている自分がいました(苦笑)
場面もワンカット、ワンカットが非常に美しく芸術的で
あるシーンだけを写真にしてポストカードにしてみたり、
あるシーンを集めて写真集にして出版できるのではないか。そう思わされるほどの美しさ。
“見惚れてしまう”
美しい女性に対してだけかと思っていましたが、
まさか、映画のシーンに対し、そのような感覚が
呼び覚まされるなんて、まったく想像もしていませんでした。
先に記したピンク色だけでなく、
ただブーメランが飛んでいるだけ。
文章にすると、たったの一行なのに
ブーメラン一個だけで、実に様々な表現方法が
あるのだと、改めて映画の奥深さに、気づかされました。
スクリーン表面上では
ヒッチハイカー、ブレンダの娘、ジャスミンが
親交を深めているだけにすぎませんが、前後の
シーンの繋がりを観るに、ブーメランが遠くに飛んでいき、
やがては元に戻ってくる姿に「あなたがみんなに提供した幸せは、
必ず提供者のもとへと帰ってくる」そんな人生における教訓のようにもとれました。
終盤、
全員が幸せに満ち満ちているのに
上記の心に残ったセリフが、まるで異質なものとして登場。
単に監督がベタベタのハッピーエンドにしたくなかっただけなのか、
それとも、ジャスミンの登場により自分の居場所がなくなったように
感じたのか、そこは監督に直接聞いてみなければわかりません(苦笑)
余韻を残す
ラストの幕引きもGood。
あそこで終われば、あとは、
お客さんの趣向で好きなように、
ストーリーの続きを広げられますからね(笑顔)
☆彡 ☆彡
スクリーンの外に出ると、
小生の上映回でも受付に
パンフを求める列ができていました。
小生は、
幸せに満ち溢れた心とは裏腹に、
懐具合が寒々しく、列がひいたあと
パンフのサンプルを立ち読みしてしまいました。
後日、パンフを購入しようかなと思っていますので、
もちろんA+満点をつけさせていただきます(満面の笑顔)
人生をたのしむ「コツ」を教えてくれる映画♪
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