「好きになれない」息もできない うまぶちさんの映画レビュー(感想・評価)
好きになれない
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悲劇を盛り上げる為に暴力をいっぱい盛り込んでみましたってくらい暴力過剰。
基本的に警察権力が機能してない世界なので主人公はやりたい放題だし、ヒロインも家庭環境は最悪で学校や行政の支援はゼロ。
一切理解のない担任教師とかテンプレ過ぎて余計。
社会の底辺は実際そういうもんだと言われればそうかもしれないが、あまりに不幸を詰め込むとリアリティが損なわれる。
初対面で女の子が顎に一発入れられる所から始まるロマンスってのもなあ。
監督が悲劇と暴力に酔ってないか。
所謂、鬱映画や鬱展開と言われる類いで、陰鬱な気分に浸りたい時によく観るのだか、今回はちょっと、、
結局のところ、自分が主人公サンフンを受け入れられなかったと言う事だろう。
彼を「根はいい人」とか、負の連鎖に陥った悲劇の主人公として見る事が出来ず、この映画に浸る事を拒絶してしまいました。
メイン2人の演技自体はとても良かったので残念。
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