息もできないのレビュー・感想・評価
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Vシネマではない
えれー評価たかいなあ
この映画のもつパワーとは、自主映画なみの自己主張に成功していることと暴力シーンであって、やってることはVシネまんま。
なんだけど、Vシネマは視聴者に期待通りのつくりなわけなんだけど、これは編集が圧倒的に緻密で、どれだけ時間をかけたのか、センスなのか分からないけれど、そこは大変好きなところ。Vシネというとやはりまずいな。
ただ題材がパターンに落ちるので、編集をあれこれいじりやすい、ともいえる。
とはいっても、喜ぶ視聴者層はほとんど変わらないだけどな~。
正直、監督のメッセージがどうだろうが、父親が家族を殺したって、グレるのは、やっぱり甘えの一言で結論付けられるんだよなあ。とヤンキー世代は思うのであるよ。ヤンキーと一緒にするなって?一生懸命喜んでみるのは、そういうオレらみたいなヤンキー世代だってば。
暴力の連鎖❓
本作観ていて主役のサンフンが無茶苦茶で、
何かと言えば殴る殴る蹴りまくる、
警官にまで殴りに行く。
手がつけられないヤツなんで、
途中で観るのが嫌になったらやめようと思ってた。
何回かチョイ観はしていたけど。
サンフンの姉は生きているが、
幼い頃父親が包丁持って誤って妹を刺して死なせていた。
母は車に跳ねられて。
何もかも父親のせい。
父親の元へ行けば蹴りまくる。
女子高生のハン•ヨニもサンフンに気丈に振る舞うが、
母は屋台を壊しに来たヤツらに殺されたのか⁉️
そのことを忘れている認知症の父を抱え、
グータラの兄?と暮らす。
このハン•ヨンジェもヨニに殴ってばかり、異常。
サンフンの勤めは取り立て、というとヤクザかな。
だが、🇯🇵と違い通帳も作れ携帯も使える。
違うのかな。
ここの社長マンシクが気前よく分け前を渡してくれる。
お金はどこから湧いて来るのかと。
依頼されれば学生運動に殴り込みに行き、
屋台も潰しに行く。
ヨニの母はサンフンやマンシクに殺されたのか⁉️
やはり🇰🇷ヤクザだな。
途中映像がブツ切れになったが、
景色だけ映すところもあったが、
観ないとどうなるのか、と最後まで。
サンフンは甥っ子ヒョンインにはお菓子あげたりプレステ買って
あげたりして優しい叔父さんの面も見える。
シンママの姉に多分マンシクを紹介しようと
考えていたんだな。
父親のこと憎みつつ自殺はかった父を助ける為必死。
病院でも息子だから輸血しろーっと、
医者相手に暴れまくる。
あの医者よく取り押さえていた。
父親のことがあり、転機になったのか、
おいサンフン、泣いてんのかよ。
仕事辞めるとマンシクに言うと、マンシクも。
カタギになるのかな。
取り立てに行った家にサンフンと同じ名前の息子がいて
躊躇するサンフンにお構いなく父親を殴るヨンジェ。
その父親にカナヅチ🔨で殴られてしまったサンフン。
ヨロヨロと歩く後ろからポケットのカナヅチ🔨を
出して殴りつけるヨンジェ。
救いようのないヨンジェ。
純粋ゆえに
不幸な育ちゆえのチンピラぶり。一見とことんクズに見える男がいた。そして、働かない兄と父親の世話に追われて貧しい家計をやりくりする高校生の女の子がいた。
2人は出会い,喧嘩しながらもお互いを必要とするようになる。乱暴な言葉や暴力シーンの多い中,見終わって感じるのは切なさ,悲しさだった。
せっかく自分の生きる道を見つけたけれど,皮肉にも彼を殺した相手は彼女の兄だった。けれど最後まで自分の大切な人のところへ戻ろうとする彼の想いに、根っこのところで腐らず残っていた純粋さを思った。良い映画だった。
好き
タイトルなし(ネタバレ)
キムコッピさんが素晴らしかった。
どんなに辛くても涙を流さず
人のために涙を流す。
希望のような人だった。
ただヨニの希望だったサンフンを殺すのは
ヨニの弟。
この結末だけは理解ができない。
動機という動機がなく
ただの衝動だったのだろうか。
人はそういうものなのだろうか。
ヤンイクチュンさんの監督主演作。
暖かいものと冷たいものが混ざった作品。
観てるこちらが息もできない
サンフンは凄腕の取り立て屋、要はヤクザ。
親父は娘を殺し妻を死に追いやり、最近出所したばかり。
ヨニは母に先立たれ親父は呆けちゃって兄貴はチンピラ。
この、バックグラウンドが不幸な二人が主役で、
韓国ではこれって「あるある」なのかと思うとヒいてしまう。
ただ、メインテーマは「家族」。
サンフンはどれだけ憎んでも親父は殺せないし、
ヨニは馬鹿な親父だけど捨てられない。
サンフンの仲間の言葉、
「オレみたいな孤児にはそんな親父でもいて欲しい」
これがすべてなのかもしれない。
ホントは好きなのに、愛してるのに、不器用だから上手く伝えられない。
だってそれは、自分は伝えられてないから、教わってないから。
どーしたらいいか分からないからイライラする。でケンカになる。
ここに出てくる人、みんな間違ってない。正しい。
でもその正しさを通そうとするあまり、人として間違ってしまう。
ラスト前のサンフンとヨニの兄とのやりとりも、
どっちも正しいと思う。暴力は別として。
最終的には、
家族じゃなくてもホントの気持ちを伝える大事さ、と、
家族への愛と感謝を伝える大事さ、を
痛感させられる、心えぐられる作品。
家族同士が細かいところで絡んでるのは、
話としてちょっと出来すぎかな、とも思った。
例によって、韓国映画の奥深さ、半端無いです。
主演・監督・脚本のヤンイクチュン、
この人のチンピラぶりにはなかなか風情もあり、
同時に母性本能をくすぐるモノがあるなあ、と。
自分に母性は無いよ、多分。
ヨニ役の子、笑顔サイコー。化粧映えしそう。
レベル高い韓流作品群でも上位!!
重苦しい家族関係が運命的に繋がっていく。
サンフンの父親は殺人罪で出所したばかり。妹を包丁で刺してしまい、母親は家を飛び出し車にはねられて死んだようだ。異母姉と甥ヒョンインとは口は悪いが仲良くしている。とにかくすぐに殴る蹴るの暴力男で口も汚いサンフンではあったが、道端で唾を吐いたところ、唾が女子高生ハン・ヨニ(キム・コッピ)のネクタイにかかってしまう。口喧嘩が始まるが、鬱陶しく感じたサンフンが思わず彼女を殴ってしまうという、最悪の出会い。「このチンピラ訴えてやる」とか「高校生は勉強してろ」とかで罵り合う2人だったが、何故だか仲良くなっていく。
ヨニの家では、ベトナム帰りの父親が精神を病んでいて、母親が亡くなってからは世話をするのも大変な状況。弟のヨンジェは遊んでばかりで金遣いが激しい。そんなヨンジェが友人を介して取り立て屋の仕事をするようになるのだ。サンフンにはその関係すらわからず、手下として働かせるようになる。この時点で、この2人が終盤の展開に大きく絡んでくることは予想がつくのだ。
新人の弟分でさえ、平気で殴るサンフン。これに我慢が出来なくなったヨンジェが金槌で彼をめった打ちにして殺してしまうのだ。終盤の怒涛の展開。甥のヒョンインの学芸会のために社長のマンシクとヨニを友達として引き合わせ、そしてヤクザな商売から足を洗おうと決心した直後の出来事だったのだ。
明らかに低予算の映画ではあるが、親子の血は切ることができないやるせなさを見事に表現した作品。
クソ野郎×クソ野郎=ヤクザと女子高生
あのツバの掛け合いが、二人にとって運命の出会いだったとは…。
世間は狭くて、実に切ない…。
この映画に出てくる人はみんな悲しい境遇の人たち。
今ある現状の中でしか生きられない不幸な人生を歩み、そのイライラを身近な家族にぶつけている。
当てつけられる人間はひたすら苦しくなるばかり。
不幸の無限ループに陥ってしまったら、簡単には抜けだせなくなってしまうのでしょう。
誰を攻めて良いのか、どうしたら自分の気持ちが収まるのか、解決できないモヤモヤした思いが、とぐろを巻いて自分を責めてくるのがもどかしい。
高校生の女の子とヤクザの叔父さん。
普通に生活していれば、けっして知り合うことなどなかった二人が出会ってしまったのも、育ってきた環境が似ていたからなのかもしれませんね。
偶然という名の必然がもしあるのだとしたら、この映画がまさにそんな感じだと思いました。
普通に生活できることって、すごく恵まれているのかも…。
それにしても、シバヤマって何回聞いたことか…。
クソ野郎、クソ野郎、クソ野郎。
まさか、こんな汚いハングル語を覚える事になるとは、皮肉ですね(笑)
生理的に受け付けない作品
暴力の無限ループ、切ない。
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