「これはこれであり」SPACE BATTLESHIP ヤマト flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)
これはこれであり
オリジナルのヤマトのリアルタイム世代でもちろん大ファン。
劇場で観たとき、これはオリジナルファンから袋叩きにされるのではないかと危惧した・・・
でも自分的にはokです。
そもそもヤマトって、大日本帝国海軍の象徴だった軍艦をわざわざ甦らせ、敵はこれまた判りやすいナチスドイツのカリカチュア、しかも2作目以降は特攻万歳という、と~っても「アブナい」シリーズなわけ。
何も知らないガキだったから無邪気に見れたのであって、だんだん物事が判り始めてくると共に子供じみた正義観にも辟易して見なくなってしまったので、好きなのはファーストヤマトだけ。
あのヤマトをそのまま実写でやられたら、それはもう吐き気を催すほど醜悪なものになりかねないので心配していたけど、ちゃんと現代SFっぽい設定になっていたので安心した。
スターシアや森雪なんて実写ではホモ・サピエンスが演じるのは無理!って心配していたのだけど、これも上手く回避していたし。
黒木メイサもキムタクも、決して巧い役者ではないけれど、彼らも含めて役者を巧く生かした設定、脚本だったように思う。
なんにしても、ヤマトが実写画面で波動砲をぶっ放すシーンだけですべて許す(笑)
コメントする