ビッグ・バグズ・パニック : 特集
目覚めると世界は、巨大な昆虫軍団に支配されていた──メル・ギブソン率いるアイコン・プロダクションズがプロデュースの巨大昆虫パニック「ビッグ・バグズ・パニック」がついに日本上陸! 「マトリックス」のネオに通じる“非モテ系”主人公が活躍するサバイバル・アクションに刮目せよ!(文:村上健一)
“非モテ系”必見のサバイバル・アクション・ストーリー
俺の力はこんなもんじゃない。世の中のなにかが間違っている──多忙な毎日に追われ、どこか恵まれていないという閉塞感を日々感じながら、いつか本当の自分の力を発揮できる瞬間を待ちわびている現代の若者たち。思えば、「マトリックス」のネオ、そして「ウォンテッド」のウェスリーも、物語の発端はうだつの上がらないサラリーマンだった。そんな冴えない“非モテ系”主人公が予期せぬ非常事態に遭遇、数々の危機をくぐり抜けるサバイバル・アクション最新作が、メル・ギブソン率いるアイコン・プロダクションズ製作の「ビッグ・バグズ・パニック」だ。
本作の物語を引っ張るのは、父親のコネで就職したにも関わらず、会社に遅刻してはくだらないゲームに興じている冴えない青年クーパー。その彼が女上司モーリーンにまさにクビを宣告されるその瞬間、世界は突然怪音に飲み込まれ、気がつけば人々はクモの糸のようなもので繭のような状態に。目が覚めたクーパーによってオフィスに巣くう一匹は撃退されたものの、外には多くの虫たちがうごめいている。そう、世界は巨大な昆虫軍団に乗っ取られてしまったのだ……。果たして、ヤツらが出現した原因は何なのか? そしてその目的は?
生き残りをかけた逃避行で、個性的な生存者たちを束ねていくことになるクーパー。1人また1人と虫の餌食になっていくなかで、とうとう彼が恋心を抱くヒロイン、サラが虫にさらわれてしまう! いまやリーダーとしての資質に目覚めたクーパーは、愛するサラを救うために、昆虫どもの“巣”へと乗り込むことを決意する。ついにたどり着いた“本当の自分の力を発揮できる瞬間”。果たしてクーパーは無事にサラを救って生還できるのか!?
現代に生きる非モテ系男子必見のサバイバルから、決して目を離してはならない!
■これぞ昆虫ホラーの最新系!モンスター・パニックは才能の宝庫
虫が人を襲うパニック・ホラーといえば、古くは54年の人喰いアリの恐怖を描いた「黒い絨氈(じゅうたん)」を筆頭に、「燃える昆虫軍団」「巨大クモ軍団の襲撃」など、70年代から人気を博してきた伝統的ジャンル。97年の「スターシップ・トゥルーパーズ」も、巨大昆虫VS人類を描いたこのジャンルだ。本作では、低予算ながらアイデアあふれるCGで巨大昆虫を表現。人間の身体から昆虫の脚が生えるというグロテスクな描写(「遊星からの物体X」)や、仲間がモンスター化していき仲間を襲う(「ゾンビ」)という過去の名作を彷彿とさせるシーンもあり、ホラーファンなら思わずニヤリとすることは必至。
また、アイデアが命のモンスター・パニック(低予算ホラー)は、一流監督・俳優の登竜門でもある。かのジェームズ・キャメロン(「殺人魚フライング・キラー」)、サム・ライミ(「死霊のはらわた」)に次ぐ才能の原石を自らの目で探すという楽しみ方もあるのだ。スティーブン・スピルバーグ(「ジョーズ」)や「2012」のローランド・エメリッヒ(「スパイダー・パニック!」)が愛するジャンル、ということも見逃せない。
■魅力的なキャラクターに要注目!ニート男性&ミリタリー親父VS昆虫軍団!
非モテの主人公を筆頭に、本作に登場するキャラクターは個性が立ちまくり。なかでもクーパーの父イーサンは、元軍人で武器マニアという、タフでマッチョなミリタリー親父。武器はもちろん衣料品や通信機を普段から備蓄し、核シェルターまで用意しているという周到さ! 平和な世の中ではやはり変人だが、今回の異常事態が相手なら……これ以上心強い味方はいない。ろくでなし息子だったクーパーとの命を張った共闘は、大きな見せ場のひとつだ。
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