「人と人」ダーリンは外国人 77さんの映画レビュー(感想・評価)
人と人
私自身日本が好きな外国の方ってとっても興味があって、
まず日本人でも間違って使ったりしてしまう難しい日本語を身につけようとしてる時点で敬意を払いたくなります。
島国だからこそこの表現豊かな独自の言語が生まれたわけですが、文法の違いや4種類の文字の使い分けは私達が英語を学ぶのとは全然意味合いが違う気がします。
(基本となるひらがなだけでアルファベットより多いのに漢字の「変換」なんてなにそれ美味しいの?状態だと思うし
更に音訓読み、送り仮名、同音異義語、慣用句などなど。しかも使ってる国は日本だけ。)
でもアニメ漫画ファンの外国人にはぜひ日本語を覚えて楽しんで欲しいですw
言葉遊びとか多いからニュアンスごと理解してほしい。
私も他国のものを見る時には字幕なしで見れるくらいになりたいです。
言語が違う=地理や歴史が違うのだからその辺も理解するともっと楽しめると思うのです。
だから言語オタクだというトニーの素朴な疑問は可愛くて笑ってしまうけど疑問を持って当然だなーと思ったりして見てました。
文化が違うと当たり前すぎて普段考えることもしないようなことを気づかせてくれます。
トニーの「お姉さんはいい人なのになんでダメな子っていうの?」にしかり。
いろんな世界の色んな価値観に触れてちょっと遠くから自分や自国のいいところや悪いところを見直すのはとても有意義なことだと思います。
だけどやっぱり結局はただの人と人。
どうせ他人のことなんて100%わかる日はこないんだから日本人も外国人も関係ないですよね。
と思ってたら大竹ママが素敵な言葉と素敵な表情で全部言ってくれてました。
パンと味噌汁の話は一番好きなシーンです。
プロポーズにド肝抜かれましたと答えるさおり、とってもかわいかったです。
原作は知らないんだけど実話なんですよね。
すごく素敵なご夫婦でこっちまでしあわせな気持ちになりました。