パーマネント野ばらのレビュー・感想・評価
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土佐弁が映画にマッチしていました
高知県出身の漫画家、西原理恵子さん原作の物語。
菅野美穂さんは、たけしさんの「Dolls」以来8年ぶりの映画と
言うことで楽しみにしていました。
江口洋介さんとのシーンは、仕草が、なんていうんですか
いい大人ではありますが、愛くるしい。良かった~。
そして、この映画、土佐弁が良く合います(笑)
これ標準語で撮ってたら、もしかしたら残念な結果になって
しまったかもと思わせるぐらい、土佐弁かなり良かったです。
あとは、夏木マリさん、小池栄子さん、宇崎竜堂さんは
この手の役を演じたらバッチリですよね、もう最強でした^^;
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人が生きて行く根拠を示した
菅野美穂、実にええですね。
夏木マリ、小池栄子、江口洋介、宇崎竜童、池脇千鶴らも好演、よろしかった。原作は全く知らないのだが、ストーリーの「からくり」は途中で解ってしまった。 けれど、それがわかったときの透き通った感覚は、何とも言えず痛く恋しいものだった。生きることが日常近辺の「非日常」を含めた繰り返す「日常」と、それを超えるもの-【夢とか、見果てぬ夢とか、浪漫と呼ばれている、譲ることのできないもの】-と 「切れて」「繋がる」想念によって成り立っているということを、(これまで)終始「受身」に生きてしまった主人公の「物語」を借りて描いたと思う。 きっと、主人公ら登場人物と作り手自身と観客の、再生・復権の明日を希って撮ったと思う。 間違いなく秀作です。
思い込めば、結構辛い恋愛の形じゃないでしょうか?
映画の結論ですが、現実のカシマとの恋愛ではなく、なおこの少し病的な妄想だったという結論だと思います。いくら妄想でも、現実のように受け止めれば、結構辛いと思います。最近、自分も含めてですが、皆も少なからずあるのではないですか妄想が?お笑い芸人、木村師範代の『あると思います』も妄想的ですよね。もう20年位前ですが、大学の先生が『現代人は意識があまってきている。』といってました。すなわち、妄想する時間がたっぷりあるのですね。
原作とは違うんだね
原作に沿ってはいるけれど,決定的に違うんだね.
菅野美穂と江口洋介がその雰囲気ではなかったのです.
個人的にはもう少し疲れた感じの人がよかった…というのも変か?
夏木マリは良かった.
宇崎竜童は雰囲気あったな.すばらしいね.
しかし,なんといっても小池栄子が秀逸.
この映画で賞を取れるのは彼女だね.
オッパイだけの女ではないことを見事示してくれた.表情が良い!
ただ,役柄からいって,もう少し露出があればよかった.
ストーリーは,果たしてつじつまが合っているのかどうか?
少々すっきりしない点が残るが,なかなか楽しかった.
高知を舞台にした女たちの激烈運動会
冒頭から飛ばしまくっている。
夏木マリ扮する母が経営する美容室に通い続ける「パンチシスターズ」が、
「どっかチ○コを出前してくれるとこ、あらへんやろか」とぼやき、
そこからチ○コトークが爆裂する。
これはほんの序章に過ぎなかった。
西原理恵子作品の映画化のなかで、「パーマネント野ばら」が最も成功する
映画になることは間違いない。
キャストの演技が素晴らしい、監督の視線が客観性を失っていない、
原作の良さをそのまま脚本に閉じ込めることに成功している。
興行的にどうかは分からんが、映画として1800円を払って見る価値があると
断定できる。
菅野美穂はもちろんだが、小池栄子の演技は秀逸だった。
いつの日か、演技派女優として、確固たる立ち位置を手中に収めることだろう。池脇千鶴も負けるな!
狂ってる?
淡々と進んでいく映画で、ストーリーもありきたりだったりする。
「のんちゃんノリ弁」を彷彿させる出戻りバツイチ女の淡い恋かと退屈に思いながら、見ていたら……、一変。
ラストのあるシーンがあることによって、
今まで見せられてきたすべてのシーンの意味合いが180度変わるこの映画。
それまでは、淡く切なく揺れていた情景が、
最後の最後で、重く暗く苦しい過去になる。
物語を語る順番が巧い、すごい。
菅野美穂の瑞々しさがスクリーンに溶け込み、輝いているだけの映画なのか? と疑ったけれど、
その瑞々しさが一瞬にして切なさに変えてしまうこの映画、すごい。
してやられたり。
根源的な恋を貪り続ける田舎のおばちゃんと、
“恋”に縛られる直子(菅野美穂)たちは、
はっとさせられる映画であった。
じわじわ優しい気持ちに…
まともな登場人物は主役の菅野美穂だけだと思ってました。
ラストまでは…
原作も作者の事もよく知りません。
前情報は “女性が共感する女心”…みたいな?評判のみ。
期待は全然していませんでした。
ただ男性が観て面白いと感じるのか?
理解できるのか?
客の中に男性はいるのか…
どうでもよい不安を少し抱えながら
平日の昼下がり一人で観に行きました。
客は15人程度。
やっぱりカップルの客が目に付きました。
若いカップル2組。中高年カップル3組。
どう見ても80歳代に見える老夫婦が遅れてゆっくり1組。
残りは自分を含めて30歳代以上のお一人様の男女がちらほら。
それはともかく映画の感想は…
「そーゆー事だったのね」
全体的に派手な演出は無いのに
ゆったりとした田舎の空気感が映画全体を占めているのに
菅野美穂を取り巻くまわりの登場人物の個性が強烈で
クスッと少しあとから来る小さな笑いがバランスよく出ていて
気がつけば展開にのめり込んでいました。
「私がいるから大丈夫でしょ?」
男に逃げられた母親に言った子供の頃の主人公の言葉。
そして現在。
未だに好きだった男のことを忘れられない主人公に
幼い娘が同じ言葉を抱く…
愛するオトコのことを忘れることは出来ないけれど
いなくてもオンナは強く生きていける…
なぜか優しい感情がじわじわ湧いてくるのに気づきました。
幼なじみの一人を演じている、池脇千鶴さん。
少しふっくらしていたのでちょっとびっくりしたのですが
可愛いですね。いい演技してました。
懲りない女たち。
西原理恵子作品は、映画館でほぼぜんぶ観ている^^;
なので、今回の登場人物の繋がりが分かって面白い。
まだこんなだったのか、あいかわらず男運悪いな~。
なんて、大きなお世話つつまた共感してしまうのだ。
この人の特異な世界観、男性陣には分かるまいな。
いや、解られてたまるもんか。的な思いすらある^^;
まだ女の子。であっても、もうオバサン。であっても、
女はオンナ。男には分からない喜びも悲しみもある。
えげつない妄想を抱きつつ、すました顔をできるのも
忘れたふりしてシッカリ握りしめ、裏でほくそ笑むのも
女だから、なのだ^^;
したたかで、前向きで、自己中で、我儘で、明るい(爆)
どうして女って、日に日に強くなっていくんだろう^^;
そんなことを思いながら、スクリーンを見つめていた。
さすが夏木マリ。美容室のノウハウを身につけた演技だ。
実は自分も昔少しだけ仕事したことがあるので、彼女の
手つきにずーっと目がいっていたのだが、ほぼ完璧。
さっすが野ばらさんやわ~♪と皆が口々に言うのがイイ。
そして小池栄子。彼女が演じるみっちゃんが一番好きだ。
なんて正直で、どすこい系可愛い女なんだろうと思った。
男にフラレても、殴り飛ばされても、何度も恋がしたいと
彼女をはじめこの町の女たちは皆そんな感じなのだが^^;
その真っ直ぐな心意気が何とも心地よい。
この町の女は、頭でなくて心と身体で恋をしているのだ。
(でも○○○を連発するのはやめましょうね^^;)
さて、冒頭から清々しい感じの菅野美穂が演じるなおこ。
他の女たちから比べると^^;かなりおとなしめなキャラだが、
彼女もちゃんと恋をしていた。離婚して子供を抱え出戻り、
そんな境遇なのに、彼女は明るく淡々としている。
これは今つき合っている彼氏の存在があるからなんだな♪
と思って観ていたのだが…。
ほぼラストに近い後半で明かされるなおこの秘密。
あ、、と思った瞬間、今までのすべてが走馬灯となって
頭の中を巡っていった。このシーンの少し前で、
彼女が電話をかけながら、おいおい泣くシーンがある。
そのシーンを思いだして私は泣けた。そうだったのか。。
夫を亡くした池脇千鶴(ともちゃん)が、何ともいえない
表情をしたのも、みっちゃんがあんな風に言ったのも、
そうか、みんな知っていたからだったんだ。うぅ泣ける…。
あーだけど。
これを観たら、ますます女でよかったvと思えてきた。
懲りない人生だから笑いながら生きていけるんだよね。
また明日から頑張れそうだ。
(髪結いの亭主って昔よく言ったけど、今じゃ聞かないなぁ)
恋する動物
女優の力をみせつけられた作品。夏木さんの安定感・菅野ちゃんの透明感、、なんといっても小池栄子ちゃんのパワーみなぎる、そして愛すべきみっちゃんにホレボレ。
あまり賢くない(私見失敬)女性の健気ないじらしい、一途で馬鹿な恋愛経験と感情はどっか笑えるけど切なくて、いつかどこかで経験した未熟な自分の恋愛の思い出を詠み返らせる。
西原理恵子氏の人生観世界観満載の、でも菅野美穂の魅力満載の作品。
映画にするべき題材じゃない
西原理恵子の漫画の映画化は難しい。本作も舞台となる漁村や美容室に集まる面々のキャラクター等、細かいディテールの部分では西原ワールドを再現できていて楽しめるかもしれないが、トータルではまとまりのない映画になった。とにかくストーリー全体を貫く主人公のエピソードが弱い。前半は美容室に集まる楽しい面々の紹介と併せて、主人公の彼氏の存在をちらつかせて、物語を引っ張っているが、結局、劇中で何も事件が起こらず、最後に彼氏は幻でした、ではお客は喜びません。結局、映画にするべき題材じゃなかったということでしょう。
しっくりこない結末
5/17にパーマネント野ばらを見て来ました。
シャッターアイランドとおんなじ結末ですね。
でも、なんとなくしっくりこない。
この映画で泣ける人は何かが心に響いたんだろうなぁ、うらやましいです。
それにしても、菅野美穂さん、演技は???だけれど肌がきれいね~
お化粧品のCMに出てるのが判る美肌の持ち主だと映画の大きいスクリーンで確認できました。
朝ドラの「ちりとてちん」で四草を演じていた加藤虎之助くん、良い演技してましたね。
スレた、ヒモ亭主の役が良く似合っていました。
小池栄子さん、主役の菅野さんより演技が上手くてビックリしました。
キンチョーのCMだかに出てる、パンチパーマの関西のオバちゃん達、迫力あって面白かったです。
じわじわ効いてくる
拙ブログより抜粋で。
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町の人々を見つめる出戻りなおこを演じた菅野美穂の透明感のあるナチュラルな演技を筆頭に、俳優陣は文句なく素晴らしい。
だが正直なところ、前半はエピソードが散漫で、あまりに淡々とした筋運びに期待はずれ感が漂い、凡作以上の感想は持てなかったのよ。
全編にちりばめられたシニカルな笑いもいまひとつ盛り上がらない。
でもそれは、なおこの隠しきれない心の傷を通した心象風景ゆえの控えめな演出だったらしい。
愛娘ももちゃんとの微妙な隔たり感。一方で恋するときめきが滲み出たカシマとのやりとり。
その一見不自然なギャップの真意がわかったとき、「うおっ、これは切ない」と思わず口から出そうになった。
そしてたたみ掛けるように地元の人々を見つめる側だったなおこが、町の人々から見守られる側に転じた鮮やかな結末。
ほのかな幸福感を浮かべたなおこのラストショットに、この映画が途方もなく愛おしく思えた。
(中略)
俳優陣に関しては、これはもうパーフェクトと言っていい。
菅野美穂は“想い”をひた隠す難しい役どころを演技派の面目躍如の好演で演じきった。
口でなんと言おうとも娘思いのおかあちゃん、夏木マリはさすがの貫禄。
ややぽっちゃりした池脇千鶴も、不幸の中でもくじけない愛嬌があってよろしい。
男の自分から見ても素敵と思える恋人カシマを演じた江口洋介の好人物な佇まいが、ぶっ壊れたかのように破天荒な人物だらけの本作に於いて一服の清涼剤となっている。
前半、なおこは町の人々と楽しい会話をしつつも、出戻り女ゆえか微妙な距離感を残して、映画の中では観察者として振る舞う。
抑えていた感情が一気に溢れる中盤。この映画が、ただ町の人々の悲哀を見つめたなおこの観察記でないことが明らかになり、落としどころが見えなかった映画はにわかにざわめきたつ。
そして明らかになる秘密。
突然訪れるクライマックスの鮮やかな演出に心底しびれた。
それを裏打ちするみっちゃん役・小池栄子の自然な演技も素晴らしい。
そこまで終始エキセントリックな情熱の人だった小池栄子の、役回りを押さえた的確な熱演も素晴らしかったが、この最後の、親友としての優しさが滲み出た彼女の表情が無かったら、急転直下な展開も中途半端なものになっていただろう。
菅野美穂を難しい役どころと言ったけれど、本当は登場人物みんな難しい役どころなんだよ。
でもそれを感じさせない、破天荒ながらも自然な演技&さりげなく伏線を蒔いた控えめな演出は、観終わって時間が経つほどにじわじわと効いてくる。
勘違いして欲しくないんだけれど、この映画は決して意外などんでん返しを愉しむ類の映画じゃない。元からそこにあった“思いやり”に気づかされる、そんな優しさ溢れる映画なんだ。
パーマネント野ばら
「のほほんの中のエキサイト」
〈チラ裏〉
最初、どんな展開になるのか謎でした。
最後、チクっとしました。
女性ならわかってしまう心境かもね。
途中出てくるヘアーカタログに注目(笑)
???でラストを迎える
テーマは“女の幸せ”らしいのだが。
何を表現しようとしているのか、最後まで伝わってこなかった。
泣けるでもない。
笑えるでもない。
いつかは盛り上がるかと思っていたが、それもなし。
感動するシーンもなし。
原作を読んでから観た方が良かったのかとも思ってしまう。
奇妙な人たちが出てくる奇妙な映画。
現実感がなく共感も感動もなく違和感だけが残る。
結局、予告編が一番良かった。
○○ポとお下劣な台詞が飛び交うけど、中身は『今度は愛妻家』的な喪失ラブストーリーでした。
「パーマネント野ばら」は、マンガ家の西原理恵子が月刊誌「新潮45」に連載していたマンガが原作。娘を連れて実家の田舎町に出戻ったなおこは、母のまさ子が切り盛りしているパーマ店「パーマネント野ばら」の手伝いをしていた。なおこの同級生みっちゃんやともちゃんら町の女たちは、町に1軒しかないパーマ店に足を運び、小さなうそをスパイスにした悲喜こもごもの恋愛談議に花を咲かせるのでした。
そんな女たちの“ザンゲ話”を聞いているなおこも、高校教師のカシマと恋をします。お互いを優しく思い合っている2人だったが、その恋にも思わぬ秘密が隠されていたというラブストーリー。
なおことカシマの恋にどこか現実感がなく、突如カシマが消えてしまう事情は、『今度は愛妻家』と同じ。こう書けば、そうなのかとほぼ気付くことでしょう。本作もドンデン返しのある作品でした。
ただなおことカシマの恋に馴れ初めが全くないので、どうしても観客は取り残されてしまいます。たぶんこの話で共感するのは難しいのではないでしょうか。
そしてラストでは、いきなりさらりと終わってしまうので、物足りなさを感じました。 あのなおこ肩の傷は、何だったのでしょうね?
ほぼ全編を原作者の故郷である高知県で撮影し、全キャストが高知弁に挑戦しています。ただ録音がオフ気味で聞き取れない上に、方便も重なって、四国出身の小地蔵でも、台詞がよく分からないシーンが多々ありました。
それと土佐の女の「はちきん」ぶりが凄いのです。つまり陽気さや勝ち気さで、怒濤のようにはじけているのですよ(^_^;)おっとりした愛媛県人とは天地の差があるくらいの違いを、本籍宇和島市の小地蔵は感じてしまいました。
旦那や恋人を蹴り倒すなんて朝飯前。みっちゃんなんて内縁の夫を嫉妬のあまりひき殺す寸前までやらかしたのです。原作者にいえば、みっちゃんは「はちきん」の代表格なんだそうです。嫌われ松子ですら、卒倒するのではないかという強烈なキャラでした。
演じているのが小池栄子であることすら信じがたいほどの、役作りでした。龍馬ブームで湧いている昨今。きっと高知県人の見方が変わってしまう作品でしょう。
小池栄子ばかりでなく、夏木マリが演じている母のまさ子や池脇千鶴が演じている親友のともちゃんら出演陣が、過酷と言えるほど強烈な個性を持つキャラを体当たりで演じているのが特徴の作品でした。
そんな濃いキャラに囲まれた中で、主人公のなおこだけは、とても可憐で魅力的に描かれています。菅野美穂は、「切ない恋を秘めた女」を演じるとぴったりですね。
『クヒオ大佐』が面白かっただけに期待してみていたのです。でもこの手の濃いキャラの作品を撮らせたら、中島哲也監督がやはり上手いなと思いました。
ところで、本作は登場する女性達が、尽く男運が悪く、死別もしくは浮気かDVか博打で離婚に追い込まれています。ほのぼのと描きつつシュールなんです。
ハッピーエンドにならない理由は、原作者の生い立ちにが深く投影されています。なおこやみっちゃんやともちゃんはみんな主人公の分身だったのでした
西原は、母の実家である漁師の家で長女として生まれました。兄弟は兄がひとり。3歳の時にアルコール依存症の実父と死に別れています。母は再婚し、義父に溺愛されて育つというところでは、なおこの家庭事情と同じです。
女子高在学中に飲酒によって退学処分を受け、その処分を巡り学校側を訴えています。 そんな破天荒な生き方を綴った部分が「無頼派」と評される一方で、叙情的な描写の二面性があると言われています。
ともちゃんと似たところでは、夫だった鴨志田穣とそっくり。夫とは、アルコール依存症による暴言・器物破損等で精神病棟への入退院を繰り返し、2003年に離婚、腎臓癌腫)のため42歳で死去しています。
そんな体験が、そのまま本作で表現されたものでしょう。
最後に、なおこが一人娘に優しく声をかけられるところで、ホッとさせられました。
●「パーマネント野ばら」完成披露
なんとラッキーなことに、完成披露付きの試写会でした。菅野美穂が登場すると、女性の観客からカワイイ~とため息。一発で観客の心を釘付けにしてしまう、魅力的な女優さんでした。
その他小池栄子、池脇千鶴と吉田監督が登場。途中からは原作者の西原理恵子も合流するなど豪華なお披露目となりました。
殆ど高知ロケで撮影した作品だったため、出演者は合宿のような状態で過ごしたとか。終わった後も何となく集まって食事をしたり、ガールズトークを楽しんだりしていたので、役作りの上でも役立つコミュニケーションが深められたそうです。
菅野は、小池の袖を引っ張りながら「先に撮影が終わったみんなが東京に帰っていくのがすごく寂しくて引き留めました」と結構淋しがりやの一面を覗かせながら、ロケの模様を語ってくれました。
一方小池は、地元のグルメを堪能したことを報告。「地元の方が料理を作ってくれて、キビナゴやカツオは毎日のように食べてました。」とのこと。キビナゴは劇中にも沢山登場します。
食事は、ロケ弁の他、地元の人が沢山差し入れを持ってくるので、食べるのが大変だったようです。なかでも、ロケ地宿毛のイタリアンレストラン(ポモドーロ?)では、シェフが裏メニューとして、特別にカツオバーガーを差し入れしてくれたそうです。どんな味なんでしょうね。
この店は、みんなのお気に入りで、ロケ中にはよく行ったところ。そんな食事の話から、和気あいあいとした撮影の雰囲気が浮かんでくるようでした。
花束を持って駆け付けた原作者の西原は、「アニメ化とかもうれしかったけど、今回が一番うれしかった。マンガを描いていてよかった。自分の作品よりよくなっている。」と大感激。
ただ劇中に何度も野バラに集まってくる常連客のオールド・ガールズトークのなかで、○○ポ、チ○○、○ン○と何度も過激な言葉を女優さんに言わせちゃって本当に下品ですいませんと頭を下げぱっなしでした。男はどう見てくれるのか心配だとも。
でも、録音状態が悪くて台詞が聞き取りにくかったので、そんなに卑猥に思えなかったから大丈夫ですよ(^_^;)
西原がいうには、女達が固まっているときには、こんな一面もさらけ出すのだとか。ホントですか?
その西原の知り合いのくせのあるオバサン連中もみんな泣いていたそうです。2回試写に行って2回とも泣いたという原作者も折り紙入りの作品となりました。
全75件中、61~75件目を表示