「鮮やかな色の裏。」ファッションが教えてくれること nano-hanaさんの映画レビュー(感想・評価)
鮮やかな色の裏。
プラダを着た悪魔が当時大好きだった私は、登場人物のモデルとされた女性アナ・ウィンターの存在が気になっていた。
撮影方法は至って普通のどこにでもあるドキュメンタリー。
しかし問題は、対象が華やかなファッション業界であるという事。
画面越しでも息をのむような写真ばかりが続く。
煌びやかなモデルの表情、服の質感、どれを取っても”美しい”だけでは収まらない。
その中で雑誌を作り、流行を作っていく。決断力こそが全てだ。
一流ばかりの世界でなお一線に立ち続けるアナやグレースは、感覚は違えど切磋琢磨し合える素晴らしい友人であると思う。
モデルが着ている物は買えないけれど、宝箱のような一冊には一生かかっても追いきれないほどのキラキラが詰まっていた。
”庶民には真似できないお高く止まった雑誌”のイメージが覆された瞬間だった。
誰も皆必死だ。
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