「■最良の選択かしら?妥協はダメよ」ファッションが教えてくれること shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
■最良の選択かしら?妥協はダメよ
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映画「ファッションが教えてくれること」(R・J・カトラー監督)から。
米ヴォーグ誌の編集長アナのドキュメンタリー作品。
このことに異論を挟むことはないが、
時々、これは演技なのか、素顔なのか、わからなくなる。
フィクションなのか、ノン・フィクションなのか、それさえも。
冒頭、こんなフレーズで始まる。
「ファッションのことを恐れる人は大勢いると思う。
不安を感じているからこそけなしてしまう。
ファッションについて、悪く言う人は、恐れや不安の裏返しなのね。
自分がクールなグループに属していると感じて、軽蔑したり無視したりする。
ファッションの『何か』が人々を動揺させるのね」
あぁ、私もファッションを恐れているひとりだと苦笑いした。
今回は「9月はファッション業界の新年なのよ」と言い切り、
「9月号で特集するほど、重要な価値があると思う?
もっと練り直して」と叱咤する。
「(9月は)女性は新たな気分になるの。ストーリー性が大切なの。
なぜ『特集を組む』かという視点や、重要性」とその意味を伝え、
最後は「最良の選択かしら?妥協はダメよ」と念を押した。
このカリスマ的な存在の根源は「妥協しない」という考え方だと知った。
作品最後、彼女のインタビュー。
「強みは?」の問いに、迷いもなく「決断力」と答えた姿、カッコよかった。
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