ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式のレビュー・感想・評価
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面白い。
大笑いする作品と言うよりは、シュールでシニカルなドタバタコメディ。ちょっと汚い(笑)
最後、弔辞の時に読み上げる父への言葉が良かった。
親は子に道を指し示めすのが役目、そこを進むのは子供自身、自ら学ぶしかない。
子供にとって良い親、悪い親、何もしない親、いろいろあっても、与えられた環境から出るも出ないも選ぶのは自分自身。
すごく人間関係や動きが分かりやすいので、楽しく見れた。 みんな思惑...
すごく人間関係や動きが分かりやすいので、楽しく見れた。
みんな思惑があるからあれこれ仕掛けようとするけど、みんながみんな中途半端な仕掛けをするもんやから、うまくいかない。
でも、他の人には知られないようにこそこそしてるから、面白いんだろうね。
お父さんの愛人問題は一番大変な出来事かな。相手が相手だし。
みんなお金や愛情やドラッグが絡むと人間変わる。それがよく分かった。
弔辞はよかった。あんま覚えてないけど、思いが伝わる内容だったな。
ちょっとどころじゃない可笑しさ
ちょっとどころか、かなりおかしなお葬式。
日本にも伊丹十三監督作品の『お葬式』の様に、その場に集う人々の群像劇で大いに笑わせる作品が有るが。この作品でのお葬式に集まる人間模様もかなり可笑しい。
才能溢れる弟に嫉妬心を持っている長男。
娘のやる事なす事気に入らない偏屈な父親に、その娘と実直な婚約者。それによからぬ薬で金儲けをしている弟。
更には過去に一度だけ関係を持った事で“期待”をして参加する男。
女なんか“やっちまえばこちらになびく”と言う障害を持つ叔父。
死の儀式に際して自分の病気を心配する男。
そして見知らぬ男が1人…等々。
いや〜面白かった(笑)
多少笑わせ方が“ある出来事”により…と、片寄り過ぎている気がしないでは無いのですが、面白いのだから仕方が無い。もう一旦笑わせてしまえば勝ち…とばかりに、このネタで引っ張れるだけ引っ張る。
そこに出演者同士の確執が隠し味となって生きて来る。
ノンストップで一気に走りきる90分間。
お薦めです。
(2009年8月3日シネマート六本木/スクリーン1)
パーフェクト!
コメディ映画が好きでよく見るのですが、この映画、最初から最後までパーフェクト!面白かったです。
テンポの良さ、笑いの入るタイミング、ストーリー展開、オチ、何をとっても超一級と言えるのではないでしょうか。
葬儀に集まった親族、友人達は葬儀が進むにつれ、それぞれ抱えていた問題の小さな種を次から次へとばらまいてしまい、どんどん花を咲かせてしまうようなお話で、それぞれの問題は並行しているようで上手く絡み合い、登場人物は決して少なくないのに、皆印象に残ります。
そしてそのそれぞれの問題が解決される様も見事。綺麗に全てを片付けてくれます。
すごく計算しつくされているような時間配分というか、笑える作品であると共に、とても巧いなぁと驚いた作品です。
声出して笑った
前情報を入れず何となくタイトルに惹かれてレンタルして鑑賞。
久々に映画見ながら声出して笑ったwww
ちょっと悪趣味だけど下品すぎないジョークの応酬で、しかもみんなが幸せになれるような終わり方だったので後味良く観終わる事が出来た作品でした。
ブラックジョークがいっぱいの作品は多々ありますが、観客が置いてかれるようなものが多い中でかなり良いものだと思います。
元気がない時に見るとちょっと元気出そうです!
こういった作品にまた出会えると良いなぁ。
秀逸!
フランク・オズの名前に惹かれて鑑賞しましたが、予想を遥かに超えるおもしろさでした!
ちょっぴりブラックな笑いがあちこちに散りばめられていて、最初から最後まで楽しませてもらいました。
登場人物がそれぞれキャラ立ちしていて、それでいてみんなが主張しすぎていてグダグダに…みたいな事にはなってないのがすごい。
それぞれの思惑が絡み合って、おもしろい化学反応が起こってますね。
もっとたくさんの人に見てもらいたい作品です。
爆笑!!!
最高に笑った!!
めちゃくちゃおもしろかったです♪
そんなに有名な俳優さんもいないし、ただヨーダ監督の映画が見たいが為にレンタルしたw
でも、こんな掘り出し物めったにない気がする!!ってくらい驚き!
もう最高でした!!!
アクションとかCGとかで笑うんじゃなくて、俳優さんの演技で笑うっていうか…だってあの一軒の家の中だけで90分もつってすごくないですか?
もう演技が素晴らしいって事なんじゃないかな?って思いました。
絶対に見るべき!!
あの始まり方大好きです♪
最初っから最後まで笑いっぱなしの時間でした~幸せ♪
“ほっこり”させられる
プレビューにもある通り “ほっこり”させられるという言葉がぴったりの 映画。
ハウエルズ家、父親の葬儀に 家族や親類が集まってくる。 それぞれが いろんな悩みや問題を抱えつつ、参列し… そこでいろんなハプニングが起こるという ストーリー。
頼りない兄に マシュー・マクファディン。 彼の哀愁ただよう表情と、つねに冷静でいようとする態度が なぜか滑稽で とても良かったです。 プレビューで弔辞を述べる(叫ぶ)シーンは、なんだか 心にグッとくるものがありました・。☆
有名小説家の弟に ルパート・グレイヴス。 兄より自由気ままに生きてますって感じが ありありで、またしっかりしているようで だらしないのも 弟らしく、彼の演技もよかったです。
未亡人サンドラ役に ジェーン・アッシャー。 悲しみにくれるも 好き嫌いがハッキリした 気難しい母親(姑)役を うまく演じてました。
車いすの頑固ジジィに ピーター・ヴォーン。 歩けないのに ワーワー騒いで、手のかかる 口の悪いジィさん、面白かったです!
故人の姪にあたるマーサ役に ディジー・ドノヴァン。 清楚なイメージとは裏腹に すっごく気が強くて 口が悪い。 インパクトある演技、サイモンへの愛も よく伝わりました。
その恋人サイモン役に アラン・テュディック。 この人が 本当によかった!(笑) お薬がよく効いた演技は サイコーでした・。☆
その他の人たちも、みんな個性的で とても面白かったです。
お葬式という 厳粛な雰囲気の中で、独特の笑いを醸し出す。 フランク・オズ監督は すごいと思います!!
日本の『お葬式』も面白かったけれど、他国のお葬式+家庭の事情を垣間見るのは 新鮮・。★ また “そこに愛がある”というストーリーが いいですね。
音楽も バックグラウンド(お家・お庭の雰囲気や、棺や 小物にいたるまで)も すごく計算されてる感じで、完成度高いと思います。
「さいごは笑って サヨウナラ・。☆」 もう一度観たくなりました。
厳粛な場面で笑いが止まらないのは何故?
フランク・オズは、映画監督というよりも『スター・ウォーズ』のヨーダの声優として有名かもしれない。しかし、コンスタントに秀作のコメディー作品を発表している、コメディー職人でもあったのだ。そんなオズ監督の新作のテーマは「お葬式」。
厳粛な雰囲気の中に立たされると、妙に笑いが止まらなくなることってよくある。笑いをこらえようとすればするほど笑ってしまって周囲のひんしゅくをかってしまう。本作の主人公の場合は、喪主として父の葬儀を無事に終わらせたいだけなのに、何故か様々なトラブルが生じて大ピンチに。一生懸命やればやるほど、トラブルはエスカレートして行く。そんなドタバタを「お葬式」という厳粛な場で展開させてしまうとは、さすがはコメディー職人、オズの魔法だ。下ネタあり、奇行あり、強烈なブラック・ユーモアありと、ともすれば下品になりかねない内容を、個性派俳優たちの確かな演技のもとで、上品に爽やかに“魅せる”手腕は見事だ。これぞブリティッシュ・コメディーの真髄といえよう。「お葬式」には、普段顔を合わせたくない親類が集まる。様々な思惑を抱えつつも、体裁だけは整えようとする。そこに群像喜劇が生まれる。とにかく、あれよあれよの内に、ありえない方向に物語が展開して行き、大笑いしながらもグイグイ引きこまれる。斬新な映像テクニックや、社会に対する問題定義や、強い作家性は無いけれど、映画史上に残る名作ばかりが映画ではない。一発目のセリフから笑かし、ラストシーンでちょっぴりホロリとさせ、鮮やかなオチで終わる。「あ~、面白かった」と、いい気持ちで映画館を後にできる、そんなただ楽しむだけの映画は絶対に必要だ。本作はハリウッドでリメイクが決まっているらしいが、ブリティシュ・コメディーをアメリカン・ジョークに巧くシフトできるのだろうか?単なるおバカ映画にならないことを祈るのみだ・・・。
あっという間の90分。笑いました。
劇場で大笑いしました。
お決まりのパターンなどで、展開が読めるシーンはいくつかあったんですが、それでも笑いました。
お葬式という場所を笑いに変えるのは若干不謹慎ですが、うまくまとまってます。
久しぶりに笑おうかな、と言う人は肩の力抜いて劇場に行ってください。
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