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REC レック ザ・クアランティンのレビュー・感想・評価
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主役のパニックの陥り方はすごい
最近のホラー映画に限らないがとんでもない状況での
登場人物の冷静度がすごくて現実にはあんな冷静ではいられないだろうと
思っていたんだけど、本作の主演女優の恐怖のあまりパニックに陥る感じが
中々すごい演技で良かった。
実際映画のヒロインのように毅然と立ち向かうことは、
逆にサイコパスでなければ無理なんかじゃないかと思う。
なので終盤ずっと恐怖に陥ってる演技はリアルだと思う。
ところで本作はハリウッド版らしいんだけど、オリジナルを見たのは
あまりにも前なので正直ほとんど覚えていない。なので比較することは
難しい。今まで何度もPOVには限界を感じると言ったが、この作品は割と頑張っているかな。ただ、やはり画面がめっちゃ揺れるのでとにかく見づらい。
画面が揺れる、画像が暗いなど見づらくてやっぱりPOVは見にくいな。
取材シーンが良かった!!
出だしの消防署取材のノリノリ感は良かったですが、本編はただ観辛かったです。血液ではなく脳の感染という設定や、アパートから出られなくなったのは良かったですが、悲痛な叫びのあと最後はこれで終わりかよという感じで、ポカーンとしました。
RECハリウッド版
アメリカ人監督がディレクターズカット版として撮り直したと思えば楽しめるかもしれない。
やたらと評判が悪いハリウッド版だが個人的には悪くない。
まあ確かにオリジナルとそっくりだし新鮮じゃない分退屈なのは認めるが、 ディレクターズカット版と思えば悪くないし、 ハリウッドらしいアメリカンな感じはやはり見て良かったと思える。
何故か不細工と叩かれてる主演女優も、 まあ確かにオリジナルのアイドル系のルックスには負けるが、 とりあえずは美人女優の部類に入ると思う。
オリジナル版との相違点
冒頭の取材で隊員とのコミュニケーションがユーモアを交えてかなり親密。 マンションに獣医がいる事で狂犬病を発見し感染性の病気である事実を突き止める。 テレビのニュースを見て政府筋によりマンションの一件が揉み消される事実を突き止める。 CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が乗り込み事態の重要性を分かり易くする。
ちなみにCDCとは感染性の病気を専門とする政府機関で、 『アウトブレイク』等のエボラウイルスを扱った映画ではお馴染みで、 保健福祉省に属する実在する政府機関。
その他細かい点でヨーロッパとアメリカの違いが分かる。
終盤のジェニファー・カーペンターに注目
ジェニファー・カーペンターの演技にも注目。この作品の前年にホラー作品『エミリー・ローズ』で悪魔に取り憑かれてしまう学生を演じており,その時の演技があまりに怖くて強く印象に残っていたのだが,その迫真の演技は本作でも健在。終盤で発狂寸前になるパニックぶりは,観ているこちらも過呼吸になりそうなくらいだった。
ホラーとして元の作品が良いので
リメイクしても大きな不満は出ないが、ただそれだけの作品。
金を掛けて技術を見せたら、映画が面白くなるのかと言えばそうではない。
元になった作品を観てない人には楽しめると思う。
都市が変わっても家の中は家の中。
国が変わった。住んでいる人が変わるのだから、もっと工夫してもいいのに、最近のハリウッドリメイクはトレーシング作業しているだけで知恵がない。
本作、一軒のアパートのみが舞台。よくよく考えてみたら、建物の中が舞台だから、外の状況はあまり関係ない。日本人の我々から見れば、洋画が洋画のリメイクしても、出演者が変わっただけ。しかも役者のグレードが上がったのかも疑問。舞台装置もほぼまる写しだから、本当にロスにある建物なのか、違和感すら感じてしまった。実際のところは分からないが。
『REC』を10回、鑑賞するなら、1回くらいは変わった感じのものを見てもいいかな、という人におススメ。
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