(500)日のサマーのレビュー・感想・評価
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現代版「恋人たちの予感」
実におしゃれな構成。
時間軸の対比とか、音楽の使い方とか、
LAという街がそもそもシャレオツ。
トム(J・G・レヴィット)にかなり同化出来た気がする。
何せサマーが可愛すぎる。ポニーテールサイコー。
そして翻弄され方も頷ける。男はバカな生き物。
決定的な別れを描いていないが、
始まりもそんなに「ここから」とか無かったから仕方ないだろう。
最後にサマーがトムに会いに来るのが、
見る人によってはbitchと映るだろうが、
彼女は打算ではな本能的にそういう女であって、
そういう女じゃないと惚れないと思う。少なくとも自分は。
ナレーターも良かった。「彼は確信した」
終わりまでおしゃれ。
終始男目線の話なので、女性が観てどう思うかは不明だが、
男性の共感度は高いであろう。
まだまだ幼さ残るクロエちゃんが、既に光る演技をしております。
物語の作りもすごいよかったけど‥
サマーが他の人と付き合うのも別にいいとおもうし合わなかったっていうのもわかるけどなんでサマーは自分のことをずっと好きでいてくれてるってのは知ってたのになんで一言「好きな人できた。」とかそれぽいことを離れる前に一言でもいいからいってあげなかったんでしょうか。「あなたとは付き合えない」だけでは行動と見合ってない。それに関してはひどすぎると思う
ストーカーにならなくてよかった!
サマーにひらりひらりとかわされて、弄ばれたと逆上してもおかしくないトム。映画としては教訓的に爽やかに描かれていました。
映画「卒業」を鑑賞中、悪いことしてると気づいたサマー。感情移入したのは誘惑されたベンジャミンか誘惑したミセスロビンソンか…
現実だったら激怒復讐ストーキング発展案件ですよ、コレは!
追記
ゾーイーデシャネルはかわいいのか可愛くないのか難しかったです。
友達以上恋人未満の関係
サマーと出会ってからの500日を、時系列を飛ばしながら脳内補完して進んでいく。
恋人にありがちなラブラブ期と倦怠期、付き合うに至るまでの微妙なかけひきとか、甘酸っぱい感じ、あとは突然態度が冷たくなる相手に対してのモヤモヤとか。
でも、トムとサマーは恋人ではない。
サマーは"本気にするつもりはない"から。
トムはサマーのことを好きだが、拒絶されたり今の関係を壊すのが怖くて、"友達"として、デートしたりセックスしたり。
いわゆる付き合ってるけど片思い状態で、でも気まぐれにサマーもトムに愛情を見せたりするもんだから勘違いするのも仕方ない。
サマーもトムを嫌いではないけれど、"本気にするつもりはない"というか、"本気になるまでの好きではない"んだと思う。好きは好きでも、そこそこの好き。デートやセックスはできる程度には好きだし、それも、愛といえば愛。
サマーがトムをキープ(聞こえは悪いけど)して、トムが連絡を取らない間に、結局別の人とあっさり結婚してしまって、ビッチとか言うけど、
もともと恋人ではない関係でトムもそこを積極的にどうにかしようとしなかったんだから、責められないよね。
でもサマーが結婚したことで、トムが一念発起して仕事を辞め(というかヤケクソ)、新しい一歩を踏み出すところは、少し見直した。
今までのトムなら、妥協して、ぬるま湯に浸かるように会社に居続けただろうから。
そんなところは、サマーの影響だと思う。
理想と現実の二分化・ラストの夏から秋に、という演出も好きだった。
少女の方が女心わかってるあたり、男の人ってダメなんだなあと苦笑。
顔だけサマー
同僚のサマーに運命を感じ一喜一憂するトムと、真剣交際はしたくないサマーの出会いと別れの500日間。中々の良作と聞いたので見てみたのですが、期待外れでした。サマー役の女優さんはとても綺麗でおしゃれで気持ちが上がりました。でも、作品内ではサマー現象という経済効果が出るほどのモテっぷりだというのにその魅力は封印。もっと魅力や小悪魔ぶりが伝われば納得できたのですが。これじゃあただ可愛いってだけで勿体なく感じました。口では真剣交際は嫌と言っていたけれど、次に付き合った人とはアッサリ結婚。この辺は「あるある」と共感できました。ちょっと眠くなる作品。
確かに恋愛映画じゃない
スミス好きの知人が、好きな映画にこれを挙げていたので観ましたが、なるほど分かりやすい(笑)。
他にも、ジョイ・ディヴィジョンのTシャツを主人公が着ていたり、小ネタも楽しめました。
恋愛映画ではなくて、恋愛を経験して成長する話。トムはもちろんだけど、サマーも。作り方次第では安っぽい作品になりそうだけど、この監督さん、上手です。良作に仕上がってます。観た後もいろいろ考えさせられますが、やっぱり平く言ってこの2人は合わないよなぁ。
恋愛 微糖 美女
一夏のボーイミーツガール。
にがい!ほろにがい!
しかし多くの方が経験するだろう、恋の高揚感とそれが消えていく焦燥感。見ていてむずかゆい、でも笑える。
芸術的な映像も美しかった。ヒロインの可愛らしさ、魔性さがよく表現されていた。
といっても、胸に残るわけでもなく、深い思い入れはなかったので、この点数です。
サマーは不誠実なのか?
500日間を行きつ戻りつする構成が好き。特に同じ構図やシチュエーションで対比させるところが巧妙で笑ってしまう。
ラストもキレイにきまっている。
基本的にはトム側視点の話なので、ただただサマーに翻弄されるようにも見えるが、最初にラブストーリーじゃないって最初にはっきり宣言されてるし、サマーにも最初にはっきり言われてるわけで。
人生って結局は運命なんか無くて、自分が何も選択するか/したかなのだ、と改めて思った。
ただ、サマーが何を考えていたかはもっと知りたかったかな。
梅雨どきの貴重な晴れ間、さらっと気持ちの良い朝にぴったりなサントラ...
梅雨どきの貴重な晴れ間、さらっと気持ちの良い朝にぴったりなサントラを聴きながら、映画なのに美男美女ってわけでもない恋愛映画のシーンを思い出す。
一目惚れ、趣味が合う、くだらない事で楽しめる。そんなキラキラしたテンポのいい映像と音楽で引き込まれ、彼らの心情に頷く。
特別な話でもないんだけど、型にはまらない考え方って言うのだろうか?千差万別、物の考えに一つとして同じなんてないっていう広がりを感じる、とてもいい話だった。
付き合うとか別れるとかそんなんじゃなくて、彼らが成長したとか、視野が広がったとかそこが重要だなって思う。
白黒ハッキリに拍車がかかりそうな私には、柔軟性を気がつかせてくれるいいタイミングだった。
偶然と運命は違うんだよね(笑)
ずっと観たかった映画の一つ。
これは恋愛映画ではない…。
これは、これからの生き方をガラリと変えてしまうかもしれない作品。
美しい女性サマーと出会った青年トム。
彼女との出会いは運命だと確信したけれど、その思いは自分だけの独りよがりだとしたら…。
「運命」は所詮都合の良い考え方なのかもしれない。
上手く行くか行かないかは、偶然の産物で成り立っているのだとしたら、全ての出来事はことの良し悪しで全て決まってしまうのかもしれない。
運命=自分にとって都合の良い解釈でしかないからこそ、努力次第で結果は大きく変われる気がする。
サマーとの出会いは500日。
次の女性との出会いは何日?
偶然があるなら、必然があるということを信じて、トムの幸せを応援したくなる!
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