パレード(2010)のレビュー・感想・評価
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各々が身を寄せ合うターミナル
「嫌なら出てくしかなくて、居たければ笑っていればいい」
朝「おはよう」と言える相手が居る。「ただいま」と帰れば「おかえり」と返事が返ってくる。互いの深層には踏み込まない距離を置いた生活。自分をさらけ出さない若者達にとって、この一室は居心地がいい。共同生活の場というより、各々が身を寄せ合うターミナルだ。
誰もが隠れた性癖や悪癖を持つ。悩みもあり、それなりの過去もある。同じ屋根の下で暮らしていても、誰も互いの実態は解らない。見えてるものがすべてという言葉が言い得て妙だ。
ラスト、ひとりが自らの心の歪みを吐露しようとしたとき、残った4人の目は行進の足並みを乱した仲間を冷たく見下ろす。
サトル役の林遣都がいい。どんな役でも起用にこなすし、存在感がある。身体能力も高いので、これからがますます楽しみだ。「ゴールデンスランバー」の濱田岳と共に注目株。
シュールな感じ
eiga.com様の試写会で鑑賞しました(^^)
ひとことで言うと面白かったです
初めの方は藤原のテンポ良いセリフが
良いツッコミの役割をしていて場内には多々笑い声が…(笑)
内容は、藤原・小出・香里奈・貫地谷の4人が
ルームシェアをしている所に、香里奈が林を連れて来る
連れて来た頃から、最近起こっていた女性連続暴行事件が収まる
もちろん女性連続暴行事件にスポットを当てているので、
犯人はこの5人の内の誰か…
途中で犯人が解るような事が起きます
観ている人は、どこの場面で犯人が解るか?も面白いですヨ
犯人を明かされるまで解らなかった人は、
また観たくなるんじゃないかな…
観終わってから思ったんだけど、
もしかしたら考えようによっては、ルームシェアではなく、
犯人1人だけで住んでいて、あとの人物は犯人の妄想?
とも取れるかもしれない
2時間程上映時間が有るのですが、登場人物は少ないです
少ないけど面白い
ただ、最後は違うセリフでも良かったんじゃないかな…
と思いました
ベルリン映画祭国際批評家連盟賞受賞おめでとうございます。
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