劇場公開日 2010年2月20日

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パレード(2010)のレビュー・感想・評価

全42件中、1~20件目を表示

3.5吉田修一vs朝井リョウ その1

2024年4月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「パレード」と「何者」は、なんか雰囲気が似てるな、と思ったのがそもそもの始まり。 どちらも原作を読んだことはないし、「パレード」を観たときは「何者」は未見だったわけで、完全にイメージの問題なのだが。 若者の空気感を「外から観察する」吉田修一と「内から暴く」朝井リョウ、どっちが心にヒットするのか?という純粋な好奇心が目覚め、両方観てからレビューを書こうと思い立った。 ファッションはTPOが大事、と言うけれどその究極形態が「パレード」の5人なんじゃないだろうか。 みんなあの部屋の中で、あの空間にフィットする自分を身にまとう。お気楽な大学生を、恋人を待ち続ける女を、酒乱の芸術家を、堅実な社会人を、根無し草の少年を。 そこに個人の葛藤や闇は許されない。 私は常日頃から、「みんなモブを求めているよな」と思う。生まれてから出会う全ての人を、イチイチ掘り下げていたら身が持たないからだ。 自分が主人公の世界で、繋がりの濃い人たちは「家族」「恋人」「親友」にカテゴライズされ、「親族」「同僚」「知人」になると重要度が下がり、「通りすがり」くらいになると個性は必要とされなくなる。 「通りすがり」レベルの人は無個性で喋らない「モブキャラ」でいてくれないと困るのだ。 だから、モブキャラが目立った行動をすると不愉快になるし、モブキャラに「ポテサラくらい作れ」と言われるとショックが大きい。 こんな事言うようなヤバい人、という「構え」をとる余裕も与えられず、いきなり理不尽な攻撃を受けるからだ。主役がモブに脅かされる、下克上が起こってしまうのである。 「パレード」の5人は親友ほどの友達でもなく、恋愛の対象でもなく、ましてや家族でもない。かといって通りすがりと言うには多くの日常を共有しすぎているし、依存している部分もある微妙な距離感だ。 その距離感を保つために必要なのが、「マルチバース」と直樹が表現する、多面的な人格の使い分け。 あの部屋でのキャラクターは不可侵であり、そこから逸脱することは「良い悪い」に関わらず「ご法度」なのである。 新参者のサトルが、部屋の面々をバカにしたような話を別の友達にするシーンがある。サトルはぬるい距離感で繋がる「仲間」を持たず、孤独だけれどタフに生きてきた。 そのサトルをもってしても「あの部屋はなんだか心地良い」と、独特のぬるくて真実味のない仮面の生活にからめとられていく様は、傍観者として「パレード」を観ている私には恐ろしいことに思えた。 その極めつけがエンディングのシーンに現れていると思う。この部屋を抜け出すきっかけは、皆それぞれ持っているハズだ。なのに、そのきっかけには乗らない。 延々と続くパレードから抜け出さないように、お互いを見張るような目線。 それを「怖い」と思う気持ちは、やっぱり5人のことをあからさまに「違う世界」の事象として見る、吉田修一の目線なのだろう。

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つとみ

3.5新宿の外れの匂いがします

2022年12月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

淡々と取り留めないストーリーが流れる作品と思って観ていたら…凄い爆弾が隠されていました。 とても雰囲気のある作品でした。面白かったです。

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tuna

4.0こ、怖かった…

2022年12月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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さな

2.0何故あらすじを覚えていなかったのか?

2022年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

見始めてすぐ、BGMを聞いて大昔機内で観たことを思い出した。通り魔事件の犯人も覚えている。しかし色んなこと(貫地谷しほりの恋の行方とか、隣人の職業とか、サトルのバックグラウンドとか)が気になって結局最後まで観てしまった。見終えて何故この映画が記憶に残っていないのかが分かった。感情移入出来る登場人物が1人もいないから、なのだろう。いる(面白いと思ったことはない)。主要の登場人物は全て気持ち悪いが、特に林遣都の気色悪さ派際立っている。

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Yohi

3.0藤原竜也が、好きなら…

2022年7月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

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seiyo

2.0

2020年11月23日
iPhoneアプリから投稿

だいぶ前に原作を読んで、最近映画みた 原作こんなだったかなあ?

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namakemono

2.5やっぱり寂しいのかな?

2020年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

『ウザい』『興味ない』を口癖にしてる、人と関わりたくなさそうに見える人達でも、やっぱり人と関わりたいんですね。SNSでクールを装いながら他人に粘着してしまう人や覗き見もその類。よっぽどお金に困っていない限り、寂しくなかったらシェアハウスには住まない派なので、孤独な闇深い話でした。

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ミカ

0.5それがどうした

2019年10月3日
PCから投稿

最後に、おとなしくて、良い人が、犯罪者でした、通り魔でした。 それだけです。 心のひだが描けてません。

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アサシンⅡ

4.0最近こうゆう映画ない

2019年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

萌える

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ichigoichie

3.0表面上だけの仲良しごっこの真意

2019年5月28日
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鑑賞方法:DVD/BD
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鯨

3.5なるほど

2019年1月16日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

難しい

足並み揃えて列から外れるな……ってことかね。 皆がそれぞれ別の道を歩き始めたと思いきや結局はあの空間に戻ってる。 強制か同調圧力か。あの空間から出ることはできないのか。

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カミムラ

3.0「徹子の部屋」のゲストが気になる杉村(小出恵介)。それだけでいい

2018年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「徹子の部屋」のゲストが気になる杉村(小出恵介)。それだけでいい

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kossy

3.0現代の風景。 毎日会ってたり一緒に暮らしている友達でも、知らないこ...

2018年6月14日
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鑑賞方法:VOD
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barTAM

4.0好きな後味の悪さ

2018年6月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

人が共同生活をする上での嫌なところが見れてよかった。話が進むにつれて、(藤原が犯人だったらちょっと醒めるかもな~)と思ってた。登場人物の背景や過去など、画面に映らない部分に思いをめぐらせるのが楽しかった。

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mimiccu

4.0ラスト10分のざわざわ

2018年4月22日
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鑑賞方法:DVD/BD
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はまち

3.5あるある話

2017年9月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これが2010年の映画、つまり今から7年も前の話だというのに驚きました。(こんな前からシェアハウスってあったっけ?とか思ってしまった)でもますますシェアハウスはメジャーになっているし、SNSでしかつながっていないうわべだけの友人関係は増えているわけで、公開当時より共感する人は増えているんじゃないかな。半年くらい前に見た『何者』と同じような暗さがあると感じました。結局、同居人たちはいつから知っていたのだろうか。

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モロッコガール

3.5みんなちょっとずつ壊れている感じ

2017年8月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

この映画の香里奈はラストシーンで過去最高の演技ではなかろうか。

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Gheen05

3.0人でルームシェアするところに、一人の男が住み始め、これまでの生活に...

2017年6月29日
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鑑賞方法:映画館
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キッスィ

3.0雰囲気が良い

2017年4月12日
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ゆるいテンポで進む中でドキッとする場面がちらほら。キャストも良かったです。

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comeyu

4.0雰囲気が凄く好き。 5人の組み合わせのバランスが良い。 事件のこと...

2016年10月4日
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雰囲気が凄く好き。 5人の組み合わせのバランスが良い。 事件のことを忘れていた頃にまさかの急展開。驚いた。 5人の仲の良さや関係性は、このままずっといて欲しいと思うけど、そうはいかないんだろうなという儚さがある。 それぞれ個性がしっかり立っているけど誰かが突出してるわけでもなく誰かが薄いわけでもなく良いバランス。 一緒に暮らしている人の事を知らない怖さ。 見えてる部分と見えてない部分。本当は知られているのか、知られていないのか。 知っているけど言わないことってやっぱあるしな……。 うん、恐ろしい。

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ますん